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2014年5月22日木曜日

ウッドエルフ背景設定―アルグィロン―

 「領域」の背景設定も3つ目になり、今回はアルグィロン(Argwilon)です。
 またまた発音の面倒な名前です。
 
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・アルグィロン 月光の樹林
 「滅びの星」サランドール公が治める「領域」
 アルグィロンは光と驚きに満ちた領域で、川は水の精霊ナイアド達が戯れ、滝は幽玄な音を立てながら歌うように流れ落ちる。
 この領域はメイジと魔法に支配されており、これはロゥレンのほかの領域では見られないことである。
 ここは詳細な歴史的古文書が多く保管され、ウルサーンからの古い伝統の多くが引き継がれている、アセル・ロゥレンではただひとつの場所である。
 その為か、月光の樹林のエルフ達は、自分たちが他の領域のエルフよりも優れていると考えて疑わない。
 かれらはグリスメリー河のナイアド達と話をすることが出来、また灰色山脈の大鷲達とは不変の友情を確かめ合う。

 その為も有って、アルグィロンのエルフ達は古代の言葉を習得している。

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と前の2つに比べて少なめですが、ここの君主の「滅びの星」サランドールは僕がウォーハンマーを始めたころの日本語版のソースブック(版の時期としては5版ですが、日本語版はあちこちいじってあったので正確には5版とも違います)に載っていた名前で、ちょっと懐かしい感じがしました。
 海外ではどんな感じなのかとThalandorで検索するとこんなサイトが見つかりました。
 4版ウッドエルフのフレーバーテキストに載っていたキャラクターなのだそうで、このサイトの管理者が独自の解釈でスペキャラとしてデータ化しています。
 7~8版の移行期に書かれたようで、今とそぐわない部分もあるのでそのあたりを勝手にいじって載せてみます。

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「滅びの星」サランドール

 サランドールの乗る大鷲グァンドールはグレィトイーグル達の中でも最も有名である。
 かつてサランドールがズィルヴァニアの吸血伯爵と戦った時、彼の乗騎であったこの大鷲は彼の命を救う為にその勇気と強さとを示した。
 アンデッドの軍勢と戦うエンパイア軍の加勢に来ていたウッドエルフ達は、大量のスケルトンを前にして苦戦していた。
 各々のエルフは奮戦したが敵があまりにも多く、エルフ達は次々と傷ついて行った。
 損害があまりにも大きい為、エルフ達は撤退を開始したが、吸血蝙蝠たちが彼らに追い打ちをかけた。
 サランドールは彼の魔法で蝙蝠たちを押しとどめようとしたが、蝙蝠に取り囲まれて深手を負ってしまった。
サランドールを仕留めたと思い込んだアンデッドの大軍は引き上げていった。
その時グァンドールは彼の主人を救うために奮戦し、傷ついたサランドールを救い出してロゥレンの森に連れ帰ることに成功し、サランドールは癒しの魔法で一命を取り留めることが出来た。

サランドール ()5 ()6 ()6 ()4 ()3 ()3 ()7 ()3 ()9
グァンドール ()2 ()5 ()0 ()5 ()4 ()4 ()5 ()4 ()8
ロード(5/24追記)
ポイント355
・ユニットの種類 モンスター・キャバルリー
・武器
 サランドール ハンドウェポン、アスライスピア
 グァンドール 爪(ハンドウェポン)
・鎧 なし
・魔法 サランドールはレベル3のウィザードで、「獣」または「天空」の魔法体系からスペルジェネレイトする。
・スペシャルルール
 サランドール 常に先手を取る、フォレストストーカー(5/24追記)
 グァンドール 飛行、恐怖(5/24追記)
・マジックアイテム
 魔法の戦化粧 サランドールにワードセーヴィング(5+)と魔法への抵抗(1)をもたらす。

 クァールの護符 タリスマン アーマーセーヴィング(4+)をもたらす。

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 ウィザード能力とケンカ能力を併せ持った、なかなか強力なキャラクターです。
 もちろんオフィシャルではないので、ゲームで使うには相手の了承が要ると思います。

2 件のコメント:

部屋の主 さんのコメント...

翻訳作業お疲れさまです。

スノットさんは予備知識が豊富なのでフレイバー訳も雰囲気出てますね。ウッドエルフって森との契約で精神を取り込まれた無個性なエルフと思っていました。

でも自国(森の中)では饗宴や高慢、嫉妬などエルフらしい暮らしをしれいるんですね。気高さや自然との協調性はハイエルフらしく、子供をさらったり、客人(まれびと)を生贄にしたり・・ダークエルフらしいなぁと思ったりました。

エルフを歴史と伝統的しがらみから解放して自由に暮らさせたら・・ウッドになった感じですかね。背景的にも。

私もオーク&ゴブリンの増強頑張ります。来月あたり機会があれば一戦しましょう。英訳大変でしょうが、楽しんで頑張ってください。

スノット さんのコメント...

 ウッドエルフは全く違う種族と共存しているという、ウォーハンマーにおいては珍しい種族です。
 宮廷内での政治的駆け引きに腐心するハイエルフも面白いですが、僕はウッドエルフのこういう型にはまらない部分が好きです。
 翻訳作業は、最初はかったるいと思っていましたが、間違いが許されない訳ではないので、やってみると意外に面白いです。
 来月は時間が取れそうなので連絡しますね。