領域の背景設定も7つ目のサイスァール(Cythral)になりました。
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―サイスァール 荒ヶ森―
「夜鷹」のドレイヤル夫人の治める領域
エルフと森の精霊は共存関係にあるが、すべての精霊がそれにあてはまるわけではない。
最初の大会議が催されて数千年たった現在でもエルフ達を滅ぼそうとする精霊は存在している。
或るものはその悪意のままにふるまう事に純粋に喜びを覚え、また或るものはその力と狡猾さとで、全力でエルフたちに戦いを挑む。
最初にエルフ達が、荒ヶ森に境界石の柵を巡らせたのは、そこに悪意に満ちた精霊たちを閉じ込める牢獄を作る事で、その脅威に対抗しようとしたからであった。
それらは極めて残忍な者たちで、森の他の領域で観られるドライアドやツリーマンはそれに比べれば非常に穏やかであるとさえいえる。
しかし、境界石を並べただけで永久に荒ヶ森の怪物たちを閉じ込めておくことはできない。
ツリーマンや巨大な精霊たちは巨石で作られた境界石でも少しくらいは倒してしまう力が有る。
1つや2つの境界石が倒されても結界に大した影響はないのだが、それがいくつもの境界石が倒されてしまえば結界も力を失ってしまうだろう。
したがって境界石を維持し、その牢獄全体を守ることは荒ヶ森のエルフ達の永遠の使命なのだ。
彼らは本当に必要な時以外はサイスァールでは生活せず、その代わりに境界石の柵の外側に設けられた広間で暮らしている。
しかし荒ヶ森のすべてが居心地の悪い場所という訳ではない。
また、荒ヶ森の生き物がすべて怪物という訳でもない。
そのいくつかは定命なる物を影に繋ぎ止めてしまうような魅力を備えた妖艶な精霊である。
そういったものに魅入られた者たちは荒ヶ森から無事に帰還する事は無い。
彼らのほとんどは定命のもので、その魂は邪悪なナイアドや悪霊たちのそれと入れ替えられてしまう。
荒ヶ森の野伏達はそのような者たちを常に警戒しており、不法に侵入した多くのよそ者は、打ち首や火炙りに処される。
しかしその罪を免れた取り替え子は巧妙にウッドエルフ達の宮廷に取り入るのだ。
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アセル・ロゥレンの暗黒面ですね。
新ユニットのワイルドウッドレンジャー(荒ヶ森の野伏と表記しました)の役目や彼らの恐怖ユニットに強い設定の裏付けも記述されています。
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