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2014年5月21日水曜日

ウッドエルフ背景設定―永遠なる「領域」―

 6版から変更になった背景設定の「領域」についての部分です。
 この「領域」という言葉は原文では”Realm”「王国」といった言葉で、ブレトニアのナイト・オブ・レルム(国人の騎士)のレルムと同じ言葉ですが、読んでいる分にはいわゆる王国のような独立性は無く、州、道、あるいは藩かな?という感じを受けましたが、州はStateという言葉が有る上にお隣のエンパイアで使われていますし、他の言葉もそれぞれ他のイメージが強すぎる感じがして、どう表記するか悩んでいましたが、結局直訳に近い「領域」という訳をすることにしました。

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・永遠なる「領域」
アセル・ロゥレンは「大会議」に属する君主達が支配する12の「領域」に分割されている。
 いくつかの「領域」は1つの季節に固定され、何年も同じ季節のまま時を過ごす。
 またある「領域」は夜の下、あるいは輝く日の光の下で永久に変わらずに暮らし続ける。
 君主たちの魔法の広間は、巨大な古木の根本に作られ、「領域」内の各所に設けられた魔法がかけられた秘密の扉を通じて出入り出来るようになっている。
 それはエルフ達が歓迎しない者には隠され、多くの厄介者はそこに出入り口が存在する事も知らずに通り過ぎている。
 このような奇妙な出入り口を通って入ることを許されたものは、巨木の下に巨大で壮麗な空間を見出すことになるだろう。
 巨木の根は広間の柱や壁と同化し、そこに宝石や銀細工などによる装飾が施されている。
 広間の中はどこも幽玄な音楽や笑い声があふれている。
 ウッドエルフ達が豪華な料理やとろけるような酔いを誘うエルフワインを口にしながら樹海ならではのゲームに興じながらの饗宴を催すのは、決まってこのような広間である。
 そこで料理やワインを運ぶのは周辺の国からさらわれてきた子供たちで、なぜか年を取ることもなく、喜んで優雅なエルフの主人に仕えている。
 広間は野趣にあふれる踊りや音楽、そして笑い声で満たされている。
そして、まれにブレトニアの求道騎士などがその饗宴に招かれることが有る。

そういった部外者が招かれることは前例のない事ではないが、エルフ達の料理を深く考えもせずに口に運ぶのはあまり賢い事ではない。

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頭の12の「領域」に関する記述以外は6版のフレーバーテキストとあまり変わらない文章です。
次回からは12の「領域」それぞれの設定を載せていこうと思います。

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