以前のリリースは6版末期の2005年、その後2006年に7版に変わり、ディーモン、ハイエルフ、ダークエルフとリリースされるたびに厳しくなり、2010年に8版が出たところで殆どゲームにならないレベルまで弱体化したウッドエルフだったので、非常に待ち遠しかったリリースです。
以前にウッドエルフが得意としていた機動戦術や迂回戦術、中近距離射撃は8版の登場で効果が半減していたので、新ウッドの発表でこの部分が
1.以前の機動的な戦闘方が出来るような8版のコアルールを覆すようなアーミー
2.他のアーミーと同じような戦い方が出来るアーミー
のどちらかになるかと思っていました。
個人的には1の様にしてほしかったところですが、どちらかというと2の方向のようです。
そして、更新されるときには付き物ですが、以前強かったユニットが弱くなり、弱かったユニットや新ユニットが強くなり、新しくミニチュアを買い集めるというパターンですが(戦い方が変わること自体は楽しみなので良い事だと思っています)、今回もその例にもれず、以前はむしろ主力だったドライアドやツリーマンといったフォレストスピリットはポイント低下と共に「攻」が1つづつ下がり、依存度が下がっています。
ドライアドは「攻」3となったものの、隊列を組むようになり(これについては一長一短ですが)、「憎悪」が付き、6+に下がったもののワードセーブはキャンセルされなくなったので、使い方は変わる物の、使いようが有ると思います。
また、ツリーマンも「攻」が5になり、泣きどころの「炎に弱い」は相変わらず(これはツリーマン以外誰に付けるのか?というルールなのでしょうがないですね)ですが、ポイントが大幅に下がり(285→225点!)「気」は9に上がった上に「鋼鉄の意志」は健在で、少々ルールが変わったもののツリーワック(簡単に言うと必殺拳1発)が付いたので、まだ使いようが有りますが、ツリーキンはダメージを取れないと相手を止める事も出来なくなるので「鋼鉄の意志」等もない以上、使いにくくなるでしょう。
それに代わってエルフ達は、他の仲の悪い兄弟たちと同じく「常に先手を取る」が付き、森の中に居ればハイエルフの様に1列多く戦闘に加わり(射撃共)、ダメージロールの1を振りなおすというボーナスが付きます。
その代り以前あった移動による射撃ペナルティ免除は消えていますので、グレィドガードのようなユニットは以前と違って足を止めて射撃を続けるスタイルになりそうです。
それからほとんどの射撃ユニットは(キャラクター含む)幾つかバリエーションのある魔法の矢を装備できます(複数の矢は持てないようです)。
また、ウッドエルフのスピアは徒歩、騎乗共に「鎧を貫通」が付いて、接近戦が強くなりました。
そんなわけで以前使いにくかったグレィドライダーがコストダウンに伴い株が上がっています。
また、以前もそれなりにつかえていたエターナルガードも前列二刀流は無くなりましたが、枠がコアに移動し、スピアの効果と以前と違ってキャラクターが合流しなくても「鋼鉄の意志」を使えるようになったので、使いやすくなったと思います。
とにかく敵より数が少なくても「ゆるぎなし」が使えるので、他のアーミーとも何とか戦えそうです。
それから前から依存度の高かったワイルドライダーですが、攻撃力が凄まじくなったので非常に頼もしいですが、撃たれ弱いのは相変わらずですね。
他にもありますが、個別のユニットについては、実戦経験を踏まえたうえで改めて日記を書いていこうと思ってます。
まだ、使ってませんが、総合評価は「強くも弱くもない」だと思います。
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