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2017年4月23日日曜日

ダーナ・オシー 第2回 脚部、武装

 先月から製作しているダーナ・オシーですが、自立できるようになってきました。
両脚の関節を組み込んで片方ですが武装を持ちました。
 脚の関節も腕と同様、ABSランナーのT字部分を切り取って転用しています。
 
 湖川友謙先生による決定稿では脹脛上の部分が有るので、鋸で削ぎ落して残った曲面部分に0.5mmプラ板を2枚貼り重ねて蓋をしています。
 また、「ゴッド」宮武一貴先生の準備稿に対して決定稿では脛のアウト側が膨らんでいるので、この際に切り込みを入れつつ反りを手で矯正しています。
  それと共に太腿は決定稿と大きく形状が異なるので、プラ板を挟んで延長しつつ再接着の際に角度を変え、つま先はプラ板で形状を変えつつボールジョイントを仕込んで再接続し、脚を開いても接地するようにしています。
 また、準備稿の脚部ではつま先の他に後部と左右にそれぞれ独立した爪が有ります。
 爪そのものは後部は5mm、左右は3mmのプラ角棒からの削り出しです。
 デザイン上では後部は90度、左右は180度もスイングする構造ですが、このサイズだとさすがに関節を仕込めないので、真鍮線で接続することにしました。
 また、爪を収納するスペースは悩んだ結果、脚部に切り込みを入れて0.5mmプラ板の箱を組み込むことにしました。
 爪の仕込が終わった後エポパテで後ろ側のラインを整えます。

 脚の次は腕、プロポーションは概ね前回の通りですが、手首にボールジョイントを仕込む為、1.2mmプラ板を挟み込んで基礎としています。
 手首については、準備稿の物が非常に特殊な形状の物なので、普通のロボットの手首の様には行きそうにありません。
 武器のグリップと一体化する方向で作ることにします。
 まずは決定稿とあまり形が変わらない左のミサイルから。
 そのまま使えるかと思ったら前腕を太くしたせいで握りにくくなってしまったので、グリップを3mmプラ丸棒で作り直しました。
 但し、形は良いのですがサイズがどうも小さい気がするので後で作り直すかも…
 右手のソードは、三日月と言うかナイキのロゴと言うか、非常に特殊な形状です。
 ここは素直にプラ板を積層して削り出しました。

 積層の結果派の厚みは4mmとかなり厚手です。
 画稿ではもっと厚いようにも見受けられますが、この辺りにするつもり。
 グリップは刀身に穴をあけて2mmプラ丸棒を軸にして、プラパイプを被せて太さを調整しました。
 次はコンバーターかな?

2017年3月26日日曜日

ダーナ・オシー 第1回 製作開始、胴体、頭部、腕部

 昨年末から更新が滞っていたブログですが、久々の更新です。
 年明けから3ヶ月ほど経過し、昨年参加した千葉しぼり展示会にもエントリーを済ませ(今年のメインイベントの「全日本シネマ選手権」についてもいずれ描く予定です)ましたが、実は先月幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバル2017冬に行ってきました。
 ガレージキットも買いましたが、実は一番のお目当てはディーラーの宮武神信捧団さんにゲストでいらっしゃる「ゴッド」宮武一貴先生に昨年作ったダンバイン2000年版を見て頂こうという事でした。
 宮武先生はブースにいらして、次から次へと訪れるファンとお話しされており、僕にも気さくに対応していただけました。
 僕が作ったダンバインを見ていただいて、疑問だったポイント等を教えて頂いたり、その他のデザインについてもいろいろ話してくださいました。
 その中で、雑誌等のインタビューでも時々仰っているんですが、「オーラバトラーは腰が無い」というお話についても話していただきました。
 僕は腰が無いというのは昆虫の様に頭、胸、腹と別れていて、ボディは2ブロックになってるという意味だと思っていたのですが、本当は完全な1ブロック構成なんだそうで、オーラバトラーを作る際に、どこまでヒーローメカを小型化できるかと富野監督と打ち合わせした時に考えたそうですが、アニメーターが芝居を付けにくいと言う事で、仕方なく腰の括れを付けたそうです。
 実はその話が出た時に、僕が「そういえばダーナもボディが1ブロックですね」と言ったところ、先生は「ああ、あれはカミキリムシだからね」と仰っていました。
 その話を聞くと妙に制作意欲がわいてきて(以前からやろうとは思っていたのですが)製作にこぎつける事となりました。
 そんな訳で自室の積の中から1箱取り出し↓
  ボックスアートは上田信先生によるもので、ダーナを木の陰から主人公のショウ・ザマが様子を伺っていると言う物
 劇中ではヒロインのマーベル・フローズンが操る味方機ですが、この非常に悪者っぽいスタイリングから、上田先生に敵方機としてのオーダーが出たんじゃないかと憶測しています。
 ちょっときつめにパースが効いていて、尚且つ色遣いもバランスが良く、僕の好きな一枚です。
 さて、早速キットを仮組してみます。↓


 箱絵や設定画に比べるとすこし小さく纏まった感じですが、中々悪くないと思います。
そして、こっちが湖川友謙先生がクリンナップした設定画↓
ただし、実は僕が作りたいのは宮武先生の手による準備稿バージョンです。↓
この絵の中の左端の物を作ろうと思います。
 前述のようにカミキリムシが直立したような異形が特徴です。
 決定稿の腕が人間と同様左右に展開しているのに対してほぼ前方に出ていて、成程昆虫が直立した感じになっています。
 また、手が極めて特徴的で、宮武先生は「指が5本あるし、物を2方向で掴む様に描いたんだけど、アニメーターに表現しにくいと言われて直されちゃったんだよ」と仰っていました。
 手の形状に沿ってソードも文字通りの三日月の様な独特なデザインです。

 とにかくこのスタイリングを再現する為、肩の開口部を前面に広げ、後ろはパテで埋めるようにしてみます。↓
 顔はデザインに倣って後頭部をザクのように盛り上げ、クチバシは下に向くように切り込みを入れつつプラ板を挟んで角度を付けました。
 また、股関節も形状が少し異なるので、キットの脚の付け根を削って薄手のプラ板を貼ります。(ここは後で開口して関節を仕込むつもり)
 ここではまだボディの頭を垂れた感じが出てないので襟周りにエポキシパテを盛って形を整えてみました。↓
  ボールジョイントでの接続ですが、ボールの位置はこんな感じで前方ギリギリに斜めに接続しています。↓
  襟周りにパテを盛ってみて気付いたのですが、妙に虫っぽくなってきたので、後頭部をパテで拡大して、上を向いた時に隙間がなくなるようにしてみたところ、本当に昆虫の様な感じになってきました。↓
 先生の言葉通り、まさしくカミキリムシです。
 ダンバイン2000の時もそうでしたが、宮武先生のメカは立体化していると時々こういう発見をすることが有り、この瞬間は最高の楽しみです。

 そして腕部
 キットでは肘関節部分で曲がる方向が途中で変わるアレンジ(この方が人間的なポーズを取りやすいためだと思います)がされていますが、これをデザイン準拠に直し、各関節部はいつもお世話になってるコトブキヤのボールジョイントのランナーのT字型部分を使ってヒンジに換装して、半後ハメ的な構造にしています。
 バラすとこんな感じ。↓


 前腕は関節仕込みに伴って上下左右に2mm程度プラ板を挟んでボリュームアップしています。
 肩の軸はボールジョイントのボールに3mm穴をあけて、T字ランナーが刺さるようにしています。
 現状までを組み立てるとこんな感じ。↓

  人間的だったタイミングが抜けて異形感が出てきました。
 それと蛇足ですが、顔もエポパテで作り直しています。↓
 思ったより形が出来てきている感じです。