前置きの文章が長くなりましたが、いよいよ12の領域に関する設定です。
最初はタルシン(Talsyn)です(発音の表記はGWJのツイッタ―に準じています)。
この領域の名前はアスライの独特の言葉の様で、このタルシンはまだいい方で「どう読んだらいいんだろう?」という名前の領域がいくつか出てきます。
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タルシン―永遠なる樹海
剛胆なるアラロス公が支配する「領域」
タルシンはアセル・ロゥレンの領域の中でも最大のもので、その地位も高い。
そしてこの領域の兵士たちはかつてその軍隊の屋台骨を形成した。
大会議に参加する君主たちは、タルシンがその領域内に「齢の樫」や「王君の樹林」を含む「永遠なる樹海」を有し、独占している事に幾分憤慨している。
おそらくその殆どは妬みの感情に過ぎないが、君主のアラロス公については、多くの彼自信の名声もあって悪く言うものは少ない。
永遠なる樹海の中では、アセル・ロゥレンの他の領域と同じくエルフと精霊たちとの間の契約が有るが、それが他の領域よりもより深く強く根付いている。
この森は老ツリーマンのアダンフがエルフ達と協力関係の引き換えに彼の領分としてエルフ達に要求して得た場所で、アダンフが去った後も森の精霊たちは彼の共存の考えを尊重し続けている。
だからと言って性悪なドライアド達に親しみを感じることが出来る訳ではないが、少なくとも他の領域で頻繁に行われるような取り替え子をするような事は差し控えている。
また、今日まで残った世界根の一部を見つけることが出来るのはタルシンの中においてである。
まだこの世界が若々しかった頃、アセル・ロゥレンの精霊たちは世界中の森に、この生きた道を使って旅をした。
悲しいかな、それら世界中に張り巡らされた根の多くは、今は閉じられている。
野蛮な種族が世界中の木を切って無駄な消費をしたためである。
それにもかかわらずウッドエルフ達は、昔と同様にその必要が有るときにはこの世界根を使ってナーガロスのような遠く離れた場所にも出向くことが出来るのだ。
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アラロスというのは前に紹介したスペキャラと同一人物ですね。
「齢の樫」(Oak of Ages)や「王君の樹林」(King's Glade)という表記は6版のアーミーブックに準じました。
新しい設定としては「世界根」(Worldroots)というもので、今までロゥレン近辺以外の戦場を舞台にして戦うのが設定的にちょっと無理があった部分を補強するものだと思います。
世界根のネットワークは新アーミーブックのロゥレンの地図にも載っています。
ナーガロスにも世界根のつながりが有ることから、6版の頃とはダークエルフとの関わり方が変わっているようです。
他の細かい背景設定にはそのあたりの記述もあるようなので、時間を見て訳してみたいです。
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