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2013年11月6日水曜日

日曜日に備えて

 今度の日曜日はクラブチームの定例会があるので、スローン~でやった2000ptsよりも大規模なゲームをしたいと言う事で、新戦力を投入すべくモデリングにいそしんでいます。
 アンダーコート前まで漕ぎ着けたのは以下のモデル。
 まずはミニチュア未発売のレイザーゴールチャリオット↓
ビーストマンは未発売モデルが多いアーミーです。
 車体を曳いているレイザーゴールは本来オーダーすれば手に入るものですが、オーク&ゴブリン(以下O&G)のボアボゥイズのボアを改造してみました。 ↓
 キットの接着面にプラ板を挟んで2mm程拡幅し、ケイオススポーンのパーツで棘やら角やらを追加しました。
 車体の方は(O&G)のボアチャリオットを使っています。
 ボアチャリオットにはボアが2頭ついており、前にタスクゴールチャリオット(コアユニットなのにオーダーオンリーです!)を作った時にはそれを利用していましたが、レイザーゴールにするには体格が不足しています。(それだけ新旧のボアで大きさが違うと言う事です)そしてタスクゴールは元々2頭立てなので、車体もほぼそのまま流用しましたが、レイザーゴールは1頭なので、車体の構造がどうしても変わります。
 Coolminiなどの海外サイトで先人の作例を探しましたが、どうもタスクゴール~の車体を無理矢理取り付けている感じです。
 どうも違う気がしたので、3mmプラ角棒で接続部の車体を作り直しました。↓
タスクゴール~では中央に梁が伸びて左右に獣を連結する構造ですが、今回は車体の両側に2本の梁を設け、それで獣を挟み込む構造です。(1頭立ての馬車は大体こういう感じです。)
 ただ梁が2本伸びていると弱々しいのと、スペースの関係上御者になるゴールの足場が無いという2つの理由で、2本の梁を繋ぐ補強材をX字型に組んでみました。
 ホンダS2000ハイXボーンフレームみたいでちょっとかっこいいです。↓
御者のゴールはキットのゴールにボアチャリオットの御者が持っていた鞭とスタンダードベアラーの軸にアンゴールハードのキットから槍の穂先をつけたちょっと大ぶりな槍を持たせました。
 こんな感じでペイントに入る予定です。
 所詮はチャリオット1台なので活躍できるかどうかは微妙な気がします。

 続いてキャラクターが3種↓
まずは右から、こいつだけ黒サフを吹いているのは作ったのが半年以上前だからです。
 アーミーブックを持っている人は解ると思いますが、アンゴールハードのチャンピオンとして編入できる変則的なスペシャルキャラクター”4本角”のアングロルです。↓
これも一応コアユニットですが、これまたミニチュア未発売なので、アンゴールのボディと頭にゴールの角と両腕をくっつけて自作しました。
 また彼は過酷な人生の中で片足が骨で作った義足になっているので、ジャンクパーツの骨(スケルトンだったかな?)を接着しています。

 それから2番手はドゥームブル
この間のスローンにはこのドゥームブルのスペシャルキャラクターであるタウロックスを投入しましたが、その強さに隙がある部分も多い(スペキャラの多くはそうですが)ので、自分でチューンしたタイマン専用のキャラクターを使いたいと思い、製作することにしました。
  ドゥームブルについてはミニチュアが発売されています。
 しかしながらミニチュアの元の装備はグレイトウェポンと、彼の本来の「攻」を考えるといささかオーバーパワーな装備なので、切った張ったしてハンドウェポンに改造し、右腕のポーズも変えています。
 それから左の楯は大きさが適当なものがないので0.5mmプラ板3枚重ねで自作しました。
 薄物を重ねると接着時にカーブを付けることができて格好よくできます。
 このキットはミノタウロスより大柄なのですが、足元は比べてみると普通のミノタウロスよりもむしろ貧弱です。
 そこでボリュームアップと同時に踵を上げて蹄らしいポーズにしました。
 こっちの方がらしいと思うのですが、なんでみんなベタ足なんでしょう?(実はアーミーブックの挿絵でも踵が上がっています)

 それから最後は新しくジェネラルにすべく製作中のスペシャルキャラクター”片目”のカズラックです。↓
これもオーダーオンリーではありますが、公式のミニチュアがあります。
 しかしながらミニチュア自体が古いもので、(5版くらい?)他のミニチュアと並べるとデザインが浮きそうなのと、小ぶりで格好つかなさそうなので、ベスティゴールやゴールのパーツを集め、マジックウェポンである鞭は最近発売されたダークエルフシスター・オブ・スローターからもらってきました。
 元々アングロルを使うためには「獣人の待ち伏せ」ルールをコントロールできなくちゃいけないと思い、このダイスを振りなおせるカズラックを使おうと思った訳です。
 こんな感じですが、日曜日にはペイントは間に合わないと思います。
 その時は黒塗りでも勘弁してください。

2013年10月13日日曜日

”太陽喰らい”コレックの製作 その1 スケッチ~シェイクダウン

 最近の中では早い更新だと思います。
 スノットです。
 最近海外の掲示板で来年の春にウッドエルフの更新が来るなんて噂が出てます。
 今までも8版が出て以来ずっとガセネタに一喜一憂してるので、今更とは思ってますが、噂の内容がドワーフの噂とセットだったり商品ラインナップやスペシャルルールが最近の傾向からみて妙にリアルだったりしていて、今度はちょっとそわそわしてます。
 まあ、噂が本当でも半年先の話ですが…

 ところで本題です。
 前回の日記の最後に書いた構想中のミニチュアの事で記事を起こすことにしました。
 前回スケッチ↓

を載せたので、大体察しがついてる方も居るかもしれませんが、ウォリアー・オブ・ケイオスのスペシャルキャラクターである”太陽喰らい”のコレックです。
 コレックはウォリアー・オブ・ケイオス(以後WoC)のスペシャルユニットであるドラゴンオウガの大型の個体でレアに分類されるドラゴンオウガ・シャゴスがさらに齢を重ねて大型化したスペシャルキャラクターと言う事ですが、7版更新時にその名前が出てから今まで5年以上になりますが、ミニチュアは発売されていません。(ビーストマンのタウロックスも似たようなものですが)
 元々力強い造形のシャゴスは、初めて見た時(その頃はビーストのユニットでした)から好きだったミニチュアで、以前WoCをやろうと思った時にもコレックを迎えたアーミーを作りたいと思っていました。
 で、当時はコレックを何かを元に改造して作ろうと思っていました。
 デザインとしては大型のシャゴス(元々シャゴス自身が相当な巨体ですが)が鎧とハンマーを持っている形なので、基本はシャゴスが一番近いのですが、「大型」である為に、改造して大型にすると一から作るのと同じになるので、断念していました。
 上半身はともかく下半身くらいは何か別のミニチュアから流用しようと思っていたところ、先ごろ更新したリザードマンでリニューアルされたカルノザウルスがデザイン、ポーズ、サイズ共に「コレックの下半身に合っているのではないか?」と思い始めていたところ、先月のスローン・オブ・スカルの打ち上げで岡崎さんから言葉をもらい、「それじゃあ温めていたこいつで行こう」と思った訳です。
 で、以前として未完のドラゴンの製作の時(だいぶ前ですね)に、こういった自作部分の多いミニチュアを作るときにはスケッチを描いてイメージを作り上げる旨を書いたわけですが、今回も例にもれずスケッチしたのが前回載せたものです。
 こらはドラゴンオウガというものがどんな生き物なのか?また、どんな動きをするのか、どんなポーズがかっこいいかといった事を検討するためにリストにある鎧を着ない状態で描いてみました。
 コレックはそびえ立つ状態だけでも電信柱くらいはあろうかという巨体なので、その巨体の持つ力強さとスピード感を表現したいと思いました。
 上のスケッチではまだスピード感が足りない気がします。
 そして何枚かスケッチを重ねて設定にある鎧も着せてみました。↓
 鎧のデザインは上半身のオウガボディについてはあまり悩むこともないのですが、下半身のドラゴンボディについては、こんな生き物が、ましてや鎧を着たところを見た事が無いので、ちょっと悩みつつ、ルネサンス期(ウォーハンマー的にはエンパイアですね)のバーディングとアーミーブックの挿絵を参考にでっち上げてみました。
 実際に製作するときにはまた現実とのギャップやアイデア次第で変更すると思います。
 ちょっと見やすいように水性ボールペンで線を入れてみました。
 また、武器のハンマー(「星砕き」という名のマジックウェポン)はルール上は両手持ちではありませんが、力強さを表現するために両手で持つようにしました。
 で、デザインが固まったところでカルノザウルスを購入↓
非常にかっこいいミニチュアなので、機会があったらノーマルでも作りたいです。
 そして首を除いた状態で組み立てつつ内部にセメダイン社のエポキシパテ木部用を充てんします。
 これは重量バランスを良くするため、ポーズ変更に対応しやすくするためなどの目的があります。
 このパテは硬化時間が20~30分と短い事と、密度が粗いので硬化後の切削が簡単であることから、こういった用途によく使っています。
 そして充てんしたエポキシパテに2mmアルミ線を差して骨組みを作り、オウガボディを大まかに作っていきます。
 オウガボディを作っている途中で、サイズ的に自宅にストックしていたビーストマンゴールゴンの腕が使えることが分かったので、キットはサイゴールとして組むことにして、ゴールゴンの副腕の肘から先を流用しました。
 もしかすると上半身丸ごと使えたかもしれませんが、プロポーションがゴールゴンの影響を受けてしまう(私的に「引っ張られる」という表現を使ってます)可能性があるので、やめました。(もったいないし)
 てっとり早く形がほしい人はやっても良いかもしれません。
 そんなこんなでとりあえず形を作ったのがこれです。↓


こうやってパーツをとりあえず組み合わせた状態を、レース車両がパーツをとりあえず組み合わせた時に使う用語に倣って、私的に「シェイクダウン」と呼んでいます。
 ドラゴンボディの方は元が良いせいもあってなかなかいい感じですね。
 ただ、基のカルノザウルスに比べて少し体を起こしています。
 これはオウガボディが乗った時の背骨の曲りがあまりきついと不自然な感じがするからです。
 それに加えて前脚は肘の部分で少し伸ばして、走るときに使える長さにしました。
 オウガボディの方はとりあえずですが、ポーズがまだ今一つの感じです。
 実際記事を書いている最中も少し直しました。
 真にアルミ線が入っているので、こういった作業が比較的楽にできるのもこの工法の利点です。
 手に持っているハンマーの柄は1.5mmプラ板2枚の張り合わせで、少し反りが入ったようにしています。
 槌頭がつけばもうちょっと様になると思います。
 手はゴールゴンの平手を使いましたが、指は切り離しています。
 後で自然な握りができるようにパテで作り直す予定です。
 ここまでは比較的簡単でしたが、細かな仕上げを要求されるこれからが大変だと思います。

2013年9月29日日曜日

2013.9.22 スローン・オブ・スカル ウォーハンマー

 前の更新が6月だったので、また3か月以上放置でした。
 始めたころは毎日のように更新していたのですが…
 さて、先週日曜日の22日には前から予約していたスローン・オブ・スカル ウォーハンマーに参加してきました。
 今までのFB関係のイベントでは当然のようにウッドエルフで参加してきましたが、FBをやっている方はご存知のとおり、現行の8版でのウッドエルフは他のアーミーに比べてちょっとだけ勝っている機動力に多大なコストを要求され、打たれ弱くパンチ力も今一つのアーミーになってしまって、僕の主観ではとてもゲームを楽しむことができるアーミーではなくなってしまいました。
 そこで少々遺憾ながら今回はアーミーを変えています。(実は変えてから1年ちょっと経ちますが)
 僕が選んだセカンドアーミーはビーストマンです。
 設定上は非常に不潔な連中だそうですが、僕の嫌いな汚い系のユニットがあまりなく、いわゆる「刺さる」系のコンボは無いけれどもファイティングスタイルは8版にまあまあ順応していて、ペイントが楽しそう(筋肉が多い)というのが選定の理由です。
 そして、今回は年に一度のイベントと言う事もあって、ジェネラルにはスペシャルキャラクターの”真鍮の牡牛”タウロックスを使用しました。↓
タウロックスは「気」が8しかなかったり、ワードセーブがなかったりと、不安な面もあり、また公式のミニチュアが発売されていなかったりと問題はありますが、目先の喧嘩能力はなかなか高い事と、全身が真鍮でおおわれているという設定から、地味目のビーストマンアーミーに彩りを加えてくれるだろうと思い、ミノタウロスから改造して製作しました。
 で、今回組んだ編成は大体
・ロード    タウロックス(ジェネラル)
・ヒーロー  ウォーゴール(アーミースタンダード)
        ビュレイシャーマンLv2
        ビュレイシャーマンLv1
・コア     ゴール×38(二刀流)
        アンゴールレイダース×9
        アンゴールレイダース×9
        タスクゴールチャリオット
        タスクゴールチャリオット
        ウォーハウンド×5
・スペシャル ミノタウロス×7(シールド)
・レア     スポーン×1
という感じです。

 ここからは本題のスローン・オブ・スカル(以後ToS)です。
 朝は10:00から開始のところ大分ギリギリ目に会場の神田のフォーラムミカサエコに到着するといつもの練馬のメンバーのほかにかねこさんや岡崎さん、ざんじさんといった懐かしい面子とも再開しました。
 この時点で「今日来てよかった」という感じです。
 そして間もなく対戦テーブルと相手が発表になりました。
 今日3戦のうち僕の最初の対戦相手は、ウォリアー・オブ・ケイオス(以後WoC)のタカハシさんです。(当日同じくWoCで参加されていたさすらいハンマーのタカさんとは別の方です)
 シナリオはダイスロールによって「接近遭遇」に決定↓
写真は僕側から撮影、ミノタウロスの右側にいるのがタウロックスです。
 相手側の建物は見た目のイメージから「魔術師の塔(占領したウィザードは自分の魔法体系の全スペルを使える)でいいんじゃないですか?」となったのですが、これが大惨事の予兆で、ゲーム開始早々ソーサラーロードに籠られて、金属の6番「究極の黄金変性」を毎ターンかけ続けられて大被害を出します。↓
こっちも何とかしなくちゃいけないのですが、敵の主力のケイオスウォリアー×20とは容易に戦えないので、2台のチャリオットでけん制しつつ、突破できそうな中央のマローダー×24にミノタウロスを向かわせます。
 その後マローダーには到達したのですが、もみあいになっているうちに金属の6番がミノタウロスに襲い掛かり、出目のせいもあって4人ものミノタウロスが一気に消えてしまい、万事休すと思いましたが、マローダーだけは何とか撃破、そして塔に立てこもるソーサラーにはゴールが突撃してダメージを与えた後ウォリアーの突撃をかわすため一旦離脱し、ダメ押しでアンゴールで突撃を仕掛けてラッキーヒット気味の一撃で何とかこのウィザードを討ち取りました。
 終わってみると敵のウォリアーやジェネラルが無傷なのに対してこちらはかなりの大被害だったので、「負けたかな」と思いましたが、ポイント計算すると意外と勝っていました。
 ゴールやミノタウロスが全滅せずにちょっとだけ残っていたのが良かったようです。

 そして2戦目、相手はWoCの練馬ではおなじみのフナハシ君で、シナリオは1戦目と同じ「接近遭遇」です。
 「またWoCか?」とは思いましたが、今回エントリーの中でWoCがかなりのウェイトを占めていたので、アーミーのダブりはしょうがないでしょう。
 じつは2戦目は忘れていたのと、負けが込んでいて余裕がないのとで写真がありません。
 結果は負け。
 敗因は敵のヘルキャノンが歩き出しているにもかかわらず、強力な各種ユニットを射撃で減らさないうちに接近戦に入ったことだと思います。
 でも10人2列のウォリアーは突破できると思ってました。

 そして最終戦は今日オウガキングダムでは唯一のエントリー(ちなみにビーストマンも僕だけでした)のツジさんです。
 シナリオは久しぶりの「正面決戦」↓
ミノタウロスが6人しかいないのは、先攻のアイアンブラスターの射撃で一人戦死したせいです。
 オウガも割と接近戦が得意なアーミーなので、ある程度射撃で数を減らしたいところではありますが、敵軍がアイアンブラスター2門とリードベルチャー4人となると撃ち合いではじり貧が必至なので距離を詰めていきました。
 そこで割と足の速いジェネラルであるスローターマスター合流のオウガがこっちの主力であるウォーゴールとシャーマン合流のゴールに突撃してきました。↓
  1回目は「ゆるぎなし」のおかげで持ちこたえましたが、ちょっと打撃力が足りない事と、オウガにマジックでついた「再生能力」を無効化するために「炎攻撃」を持つタウロックスをミノタウロスから分離して突撃し、その上「獣の魔法体系」の5番「ホロスの野蛮なる獣」(「攻」と「回」に+3)をかけた結果ものすごいダメージを与えて、この戦闘でスロウターマスターごとオウガを撃破できました。
 一方タウロックスが抜けたミノタウロスは、次のターンにファイアベリー、ブルーザー(アーミースタンダード)合流のアイアンガットに突撃を受けました。↓
  何ターンかは持ちこたえてかなりのアイアンガットを仕留めましたが、敵ブルーザーの攻撃もあって、こちらは全滅しました。
 そして変えるところがなくなったタウロックスはその後モーンファング↓
やアイアンブラスターを撃破して、全体で勝つことができました。

 3戦終えて集計もまとまり、表彰式となりました。
 今回エントリーしたビーストマンは僕だけだったこともあって、ベストビーストマン賞をいただきました。

 そして素晴らしいペイントでベストアーミー賞を受賞したのはかねこさん。
 かなり前からコツコツペイントされたエンパイアですが、かねこさんのペイントは意識的に強めのコントラストがかかっていて、非常に人目を惹きます。
 写真を撮り損ねましたが、岡崎さんのHPに写真があります。

 それから雰囲気たっぷりのロスターに贈られるベストロスター賞はロスターシートを蝋で封印してきた岡崎さん。

 そしてチャンピオンは今日ただ一人のブレトニアエントリーの岡崎さんでした。
 おめでとうございます!!

 そして表彰式の後はみんなで神保町に移って「打ち上げ・オブ・スカル」!
 久しぶりに会ったかねこさんとおいしく焼酎を飲みました。
 かねこさんはものすごい聞き上手な人で、話をしていると「俺、話がうまくなった?」と錯覚することがあります。
 1989年に発売されたR32型スカイラインGT-Rが高性能すぎた為に、乗ったやつが「自分は上手い」と勘違いすると評されたのを思い出しました。

 その後は翌日休みと言う事もあって、神保町のカラオケボックスで始発まで歌い通しでした。
 その間、新チャンプ岡崎さんから「オーラバトラーばっかり作ってないでミニチュアも作ってくださいよ」とのお言葉をいただき、歌いつつも構想を練っていました。↓
スケッチはこんな感じです。
 材料もそろってきたので近いうちに、今回は始めっからアップします。

2013年6月18日火曜日

酒餅4th ヌージャデル・ガー

  最近では比較的速い更新です。
ズワァースの製作が完了し、新エルダーのミニチュアが僕の琴線に触れ、また秋開催のスローン・オブ・スカルに向けてFBのミニチュア製作も再開したいところですが、これまた前回見ていて参加したいと思っていたネット上プラモコンペ酒餅80'sの第4回のエントリー受付が開始されたので、後先考えずに応募してしまいました。
 今回のエントリーはオーラバトラーではありませんが、デザイナーの宮武一貴氏つながりで、「超時空要塞マクロス」から、敵メカであるゼントラーディ軍のパワードスーツ「ヌージャデル・ガー」です。↓

 キットは旧イマイ製ですが、現在は金型をバンダイが引き継いで販売しています。
 マクロスの敵メカといえばリガードやグラージといった戦闘用ポッドがメインで、こっちのヌージャデル・ガーは登場の機会が少ないのですが、聞いた話では戦闘ポッドでは主人公たちが使うバルキリーと取っ組み合いができないため、人型の敵メカをデザインしたそうです。
 パワードスーツとは、着込むように装着する機械で、現在日本でも介護や身体機能の補助の為にロボットスーツが研究されていますね。
 とはいえこのヌージャデル・ガーを着込むのは身長10mの巨人ゼントラーディなので、全高16mを超える巨大な機械になります。
 これをデザインした宮武氏はモビルスーツの元ネタともいわれる「宇宙の戦士」のパワードスーツの和訳版のデザインをされていて、僕的には「ミスターパワードスーツ」とでも呼ぶべきデザイナーです。
 宇宙の戦士では元祖とも呼べるデザインなので基本通りに着込む形ですが、このヌージャデル・ガーは脚と胴体には操縦者の体が入りますが、両腕は操縦者の腕とは独立しており、操縦者の腕はボディに収めています。
 これはTVアニメの中でダメージ表現に幅を持たせたいという演出上の理由だそうです。
 能書きはこんなところで、とりあえず接着剤点付で仮組しました。↓


このキットも製作は80年代ですが、同時期のダンバインに比べると特徴をよくとらえたキットだと思います。
 手足の太さを調整して中に人が入っている感じを出していこうと思います。

2013年6月3日月曜日

ズワァース1/72 第4回 完成

懐コンFAINALの為に製作していたズワァースが完成しました。

 

 その後の作業は前回までの更新を継続して、残った作業は表面処理と塗装でした。
 完成が遅いのはあちこち寄り道して集中して作業をしなかったせいです。

 塗装ですが、ものぐさなもので使用カラーは普段ゲームの駒に使用しているシタデルカラーです。
 ちょっとカラーバリエーションに偏りがありますが、中間色が豊富でビン出しですぐ使えるお手軽感が魅力です。
 基本はアニメの配色に準じていますが、各所の爪とコックピットはクレオスのメッキシルバーに水性ホビーカラーのスモークを掛けています。
 生物的表現の多いオーラバトラーですが、敵と接触が多い武器なので、「爪は金属」が僕のポリシーです。
 また、コックピットハッチは設定上「キマイラグ」という強獣の殻を磨いてマジックミラーの様になった物を使っているので、逆手にとってマジックミラー風のつもりでメッキシルバーを使いましたが、以前発売中止になったメッキシルバーに比べると現行の物はちょっと粒子が粗い気がします。
 それから胸と盾についている赤いマーキングはキットにはデカールが付属していますが、後の艶の調整が面倒だったので、手描きにしました。
 段差をつけようかとも思いましたが、設定資料では操縦者の「黒騎士」専用機のみの「特別塗装」との記述があったので、塗装に留めています。
 本体色は黒系統でメリハリをつけにくいので、ちょっとオーバーな表現ですが、ブルーグレイ継投でハイライトを入れました。
 で、完成状態がこんな感じです。↓





以上、初めてのコンペでした。
 やっぱり締め切りを設定したほうが完成へのモチベーションを維持しやすいようです。
 また別のコンペに応募しようかと思ってます。

2013年2月3日日曜日

ズワァース1/72 第3回 組み上げ完了

 懐コンに向けて製作中のズワァースですが、ひとまず各ブロックの組立が出来ました。↓
ブロックの組立が出来たので、今回から設定資料のポーズ(実は箱絵も同じポーズ)をとらせることにしました。
 ダンバインのときもそうでしたが、こういうポーズをとらせたほうが、画稿と立体物の相違点が解りやすいというメリットがあります。
 で、正面からはこんな感じ↓
ストレートに組んだ時の印象より、かなりのボリューム感が有ります。
 左足はともかく、右足はまだペーパーを当てていないので、ボコボコのままです。
 早いところきれいにしたいところです。
 膝関節は、前回の日記ではボールジョイントの受けを2つ繋げた物を使っていましたが、このABSパーツはどうもひびが入り易い様で、結局以前イデオンでも使った2重式の関節パーツに変更しました。
 腕に関しては前回あまり触れませんでしたが、ちょっと悩んだ所です。
 ダンバインやゲドは肩ブロックが独立していて、剣を構えるときに自然なポージングが出来ましたが、ズワァースについては、デザイン的に肩ブロックが無く、胴体両サイドの肩状の張り出しから直接腕が生えているような感じになっています。
 デザインの通りだと剣を上段に上げられません。
 ところが劇中では31話「黒騎士の前兆」では黒騎士がドレイクに謁見するシーンで剣を上段に掲げて忠誠を誓っています。
 キットも設計者が配慮して、肩口が回転する様に別パーツにしています。
 この部分はハッチの基部も兼ねているので、むしろ無いとおかしい分割だと思います。
 ただ、この回転軸に直接腕を繋ぐと肩の表情を付けられないので、少々面倒な上にあまり広い範囲を確保できないのですが、鉄アレイ状ボールジョイントを仕込んでみました。↓
ただ、組んだ後で考えるに高いトップスピードとすれ違い様の斬撃に適した反りの強い片刃のソードと、一撃離脱型に特化され、オーラバトラーの本分から逸脱しつつあるズワァース(この後オーラマシンの開発はガラバやブブリィといった非人型のマシンに移行していきます)の場合、むしろ肩はあまり動かなくて良いのかも知れないと思いました。
 そして腕自体ですが、肘には膝と同じABSの2重関節、そして前腕ですが、以前のダンバインと同様に、肘のすぐ下にロール軸を設け、クローの角度を自由にしてシールドを設定画と同じ角度に構えられるようにしています。↓
また、その際手首の土台で1㎜、ロール軸で約3㎜、計4㎜程延長しています。
 本来ズワァースはボリュームのあるボディに対して、意外と細くて長い腕が付いているので、この位が画稿のバランスに近いようです。
 背中の翅がまだですが、やっと形になってきました。
 3月の締め切りに向かって仕上げを進めていく予定です。

2013年1月4日金曜日

ズワァース1/72 第2回 現況

 10月に製作を開始したズワァースですが、2.5ヶ月たっての現況です。↓
この段階で形になっているのが、頭部、胴体、右コンバーター、肩から左上腕、左脚ということで、ダンバインの時に比べるとかなり苦戦しています。
 特に苦労しているのが脚部です。↓

見ていただければ、特に脛部分が切った貼ったを繰り返しているのに気が付くかもしれません。
 前回書いたとおり、ふくらはぎまわりのラインを修正する為に当初エポキシパテを盛り付けましたが、いかんせん膝部分が太すぎるので外形を削り込みましたが、それでも足りず、接着面でクサビ上に削り込み、再接着しました。
 いざ形が出来てくると脛が長すぎ、腿が短すぎと言う事が解ってきたので、ふくらはぎくらいの所で一旦切断し3㎜程度切り詰め、逆に腿は膝上で切断し3㎜延長し、また脛の膝下に関節仕込みの為に1㎜プラ板を挟むと言う具合で、まさに切った貼った状態です。↓
それから膝パッドですが、かなり大きく裏が空っぽだと間延び感が有るのと、大きなコンバーターの所為で後によりがちな重量バランスを修正する意味と、脚部の大きなふくらはぎに搭載されたコンバーターの為の空気取り入れ口という俺設定(脚部にコンバーターは公式設定です)も兼ねてエポキシパテでディテールを加えました。↓
穴の奥が浅いので、何らかのディテールを加えるつもりです。
 それから頭部ですが、ちょっと形状を読み取り難いデザインなので、古本でダンバイン関係のムック本を集めて確認した所、側面形は大体OK、正面は、キットでは顎先が広すぎる感じなので、先ずは接着面でクサビ上に切り詰めました。
 また、顔の前にある支柱もプラ板で作り直すため、一旦削り取ります。↓
この際に額をボリュームアップしました。
 そして現状は↓

眼の部分はメリハリを考えてエポキシパテでボリュームアップ、また、wikipediaをみて知りましたが、各種資料にはなかなか載っていないのですが、額の部分にオーラバルカンが搭載されています。
 確かに劇中の映像を再確認すると32話「浮上」では発射しているシーンがありました。
 どうやら額中央のパネルラインが広くなっている部分に砲口が有るようです。
 「バルカン」と言ってもオーラバトラーの大きさを考えると地上世界のバルカン砲と同様の20㎜がとリング砲が搭載できるとは思えないので、ここは多分単発のチェーンガンのような物ではないかと思っています。
 とにかくこの部分に火器が内蔵されているので、砲口部分を中心にF-16のバルカン発射口の様に側面形を変えないように注意しながらバルジを作ってみました。
 その後0.5㎜プラ板で支柱を再現してみましたが、この際にクチバシというか庇部分が設定画ではもっと鋭く突き出している感じがしたので、0.3㎜プラ板を重ねて削りだしました。
 それから最後にコンバーターですが、設定画では本体側に接続されている上に、左右のコンバーターの間にブラケットのようなパーツが付いていて、そのまま作るとコンバーターは全く動きません。
 実際キットは固定式です。
 そのまま作るのもありかもしれませんが、左右独立に動いて積極的にノズルの向きを変更し高い機動性を確保すると言う、シリーズ後半のオーラバトラーの高性能を象徴する部分でも有るので、ここは可動にしなくてはと思い、悩んでいましたが、結局以前にリメイクされたHGシリーズと同様、ブラケット側のみ接続して可動部を作る方式を採用しました。↓
ボールジョイントを仕込む為にブラケット部分は強度確保の為にエポキシパテを詰め込んで(背部の重量増は防ぎたい所ですが)その上でボールジョイントを取り付けました。
 サイズ的に合わないので、ちょっとデザインを変更してつじつまを合わせるつもりです。
 コンバーター自体はボールジョイントを受ける為に1㎜プラ板を挟み込み、本体側は削り込んで可動域を確保しています。
 また、噴射口から中のがらんどうが見えないように、一旦鋸で切り離して0.3㎜プラ板を挟み込んで底板とし、後でフィンをプラ板で再生する予定です。
 全体的に重量バランス対策の為に本体は重く、コンバーターは軽く作ることを目標にしており、本体はパテを詰め込んだお陰でかなり重くなり、まさに「重オーラバトラー」と言う感じです。(本当は工期のオーラバトラーの中では軽い方なのですが)
 締め切りが3月なので、ピッチを上げていく予定です。

あけましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いします。
 このところBLOGの更新が遅いので、今年は月1回くらいは更新したいと思ってます。
 前回の日記ではズワァースの製作と、ロード・オブ・ザ・リングの話でした。
 その後スローン・オブ・スカルに参戦しました。
 結果は3試合で1勝2敗と言う感じで、強力なヒーローを使い、また死者の軍勢を使ったお陰で兵は少数、ヒーロー少な目と言う具合で、参加した他のアーミーに比べて「武勇」のポイントが2/3くらいになっており、後半で主導権が取れないと息切れしてしまって確実に勝つ事が出来なくなっていました。
 と言うわけで、映画「ホビット」の公開と共にゲームも改訂になったところで手持ちのローハン軍を増強する事にしました。
 最初はズワァースの製作を中断してミニチュア作成するつもりでしたが、考えていくうちに製作するモデル数が膨れ上がってきたので、とりあえずズワァースの製作に戻る事にしました。
 とりあえず最低限作ろうと思っているミニチュアは。↓
投げ槍を装備した為にちょっと割高になっていたエオメル、エオウィン兄弟を作り直し、最近の傾向ですが、ある程度軍旗が必要なのと、700点なら弓の1/3リミットも有るので近衛兵を増やしたいということで、近衛兵の軍旗持ちを作りました。
エオメルは、前述の通り投げ槍はいらない物の、生存性の問題で盾は必要だろうと言う事で、盾は「ペレンノールの騎士」バージョンに付属している盾をプラ板で再現してみました。
 元々そんなに精緻な造りではないので何とかなりました。
 ミニチュアとしての完成度自体は「ペレンノール」よりもこちらの古いモデルの方が良いようです。
エオウィンの方は騎乗モデルの方は投げ槍が標準装備になっているので、ローハンの近衛兵から剣を持った手首を移植(近衛兵は投げ槍/剣の選択式なのでパーツが余ります)しました。
 ただしエオウィンの体格にあわせて手を削りこむ必要が有ります。
 また、剣も少し細身に削っています。
 徒歩モデルの方は、「王の帰還」公開時に発売された「魔王の最後」セットに同梱されていたモデルで、アングマールの魔王を討ち取る直前に兜を脱ぎ捨てた状態を再現しています。
 そしてやっぱり盾が必要なので、ローハンの戦士のプラミニチュアから貰ってきました。
近衛兵は本来旗持ちモデルがありません。
 劇中では近衛の旗持ちはヒーローのギャムリングが担っていますが、ゲームでやると折角の軍機が必要な時にエオメルのそばにいないと言う事になりかねないので、新たに作ることにしました。
 腕は投げ槍を持つ手を改造し、2㎜真鍮棒で眺めの軸に作り変え、旗自体は釣用の板おもり(厚みは0.3㎜)をポールで折り返して2枚重ねにしたものを使っています。
 グニャグニャ曲がって物にならないかと心配でしたが、何とか大丈夫みたいです。
 他に作りたいモデルはいっぱいありますが、とりあえずこの3つは早めに仕上げようと思います。