いよいよ面倒くさいSpルールが多いスペシャルキャラクターについての雑感です。
1.Durthu Eldest of Ancients(最古のエンシェント・ツリーマン ドルシュ)
今回新たに加わったスペキャラですが、4版にはに存在していて専用のミニチュアもありました。
各種能力値が強化されていて(「攻」6!)「回」6の上に「狂乱」「憎悪」と言った具合で、攻撃力はかなりのものです。
また、特殊な射撃が使えます。
”A Lamentation of Despairs”(絶望の嘆き)*スノット訳
射程12で「攻」2で2D6発ですが、「必殺の一撃」が掛っています。
ドルシュの「射」は7なので、6発5中が基本になると思いますから結構使えると思います。
また、Lv1「獣」ウィザードでもあります。
ポイントは高めですが、相応だと思います。
但し「炎に弱い」のは相変わらずなので、炎攻撃が刺さると目も当てられませんから注意!
2.Orion King in the Woods(樹海の王君 オリオン)
毎年春に転生するウッドエルフの王オリオンです(設定は40kのアヴァター・オブ・カインに似てますね)。
以前も能力値に5が並んでエルフらしくない王様でしたが、今回「攻」が6になり、種別もモンスター・インファントリーからモンスターに昇格して、なおの事エルフらしくなくなりました。
前から好んで使っていたスペキャラですが、他のどのスペキャラとも違うのは、何かのアップグレードではなく「オリオンはオリオンで他の何物でもない」事です(能力を見ると一番近いのはディーモン・プリンスでしょうか?)。
というわけでSpルールも目白押しです。
「常に先手を取る」”Folest stalker”「恐慌」「戦意喪失しない」にくわえて”Orion's Equerries”(オリオンの従者)*スノット訳 というルールで2匹の猟犬”Hound of Orion”とユニットを組むことが出来ます。
猟犬は能力値的には足が速くて(「移」9)ちょっと強い(「攻」4)ケイオス・ウォーハウンドという感じですが、”Forest Spirit”と「狂乱」が付いている上にオリオンのマジックアイテム”Horn of Wild Hunt”(祝祭の角笛)*前版 の影響で本人と周囲6inの味方に「猛突撃」が付くので突撃時は「回」1が3となり、なかなか馬鹿にならない攻撃力を発揮します。
尤もユニットを組むと、オリオンのせっかくのモンスター機動が妨げられるので、使うかどうかは悩みどころだと思います。
また、マジックアイテムも豊富で、先程の角笛のほかに
・”Hawk's Talon”(鷹の鉤爪)*前版
射程30、「攻」5、連射6回の大弓
・”The Spear of Kurnous”(クルノス神の御槍)*前版
射程18、「攻」7、「痛烈な一撃(D3)」の歩いて撃てるボルトスロアーで、射撃、接近戦に関わらずアーマーSv不可
・”Cloak of Isha”(イスハ神のマント)*前版
5+ワードSv、魔法への抵抗(2)に加えてターンの始まりにダイスを1個振り、6の出目で「傷」が1回復するというもので、以前のオリオンに比べるとかなりの強化です。
コストは上がりましたが、ぜひ使いたいスペキャラです。
3.Araloth Lord of Talsyn(タルシンの太守アラロス)*スノット訳
今版からの新スペキャラです。
タルシンというのはアセル・ロゥレンの地方の名前の様で、今版からフレーバーに地域や家門の概念が導入されているようなので、時間を見て訳してみたいです(多分こっちは僕以外誰もやらないと思いますし…)。
エターナルガード系のロードの様で、能力値的にはGlade Lordに対して「接」と「回」が1上がっていますが、Asrai longbowを持っておらず、Arrow of Kurnousも使えません。
代わりに”Skaryn the Eye Thief”(目玉泥棒のスカリィン)*スノット訳というハヤブサを腕に乗せており、自軍側ターンの始まりにアラロスの18in以内の兵一人を指名して「攻」4、1発の自動ヒットを与えます。
この時のダメージロールで6が出て、セーブが出来ず、なおかつ戦死していない場合犠牲者の「接」「敏」に-5のペナルティが与えられるというものです(目玉をくりぬかれるらしいです)。
ミソは射撃フェイズではなくターンの始まりという事で、強敵にスカリィンを仕掛けて「弱くなったから突撃しよう」という判断が出来ます。
また、エターナルガードの上位互換なので「鋼鉄の意志」を持っていますが、一人で行動するときは「戦意喪失しない」が当てはまります(Boldest of the Bold、勇者の中の勇者*スノット訳)。
装備はAsrai spearとシールドで(ミニチュアでは明らかにライトアーマーを着ていますが、記入漏れのようです)ですが、”Favor of the Goddess”(女神の寵愛*スノット訳)のSpルールで4+ワードSvを貰っているので、防御力もまずまずだと思います。
一人で敵主力をブロックする事も出来そうですね。
まだ2人(というか2組)紹介しきれていませんが、結構長文になったので別に日記を書こうと思います。
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