ただ、9年間も更新にブランクがあった為か、背景設定もかなり変わっているようです(至高や暗黒の魔法体系が使えるようになった背景も記述が有るようです)。
どうもモデリングやペイントにもかかわる設定も有るみたいなので、英語の勉強でもするつもりでフレーバー部分の翻訳にトライしています。
ルール用語が解ればだいたいわかるルールセクションと違って自動翻訳ではほとんど意味が解らない部分もありましたが、各所の翻訳ソフトに同じ文章を掛けていくと共通した部分や食い違う部分などから文章が読み取れてきました。
そんなわけで、少しづつ訳した文章を載せていこうと思います。
英語と日本語の文章の構造の違いや、僕自身の言語能力の問題から、誤訳も少なからずあると思いますが(だいぶ意訳しました)、その時は指摘していただくと有りがたいです。
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・アセル・ロゥレン
ロゥレンの森は常に影に覆われた神秘的な場所である。
それは灰色山脈から肥沃なブレトニアの平野へと延びる二筋の大河の間に広がっている。
森の外周には荒野が広がり、ロゥレンの森に最初に入植したエルフの開拓者達が建てた境界石によって森と荒野とが隔てられている。
森の中では大木が枝を緩やかに動かしながら、境界石の魔力から逃れようともがいているかのように見える。
岩はねじれながら伸びた木の根やコケやシダ類で覆われており、足元には渦巻く霧が立ち込めている。
木々の枝の下にいる者は誰も森から見られている事を感じずにいられない。
そして一歩足を進めるごとに葉の生い茂った蔦や、曲がりくねった小路の奥への警戒感につきまとわれる。
この巨大な深緑の迷宮はどれほど勇敢な者の魂をも揺さぶる。
視界の隅を奇妙ななにかが横切ったり、耳の後ろで変な物音がするのはいつもの事だ。
その「なにか」は密生した下生えやねじくれた枝の間を縫って移動し、それが落とした影は木々の間を飛び回る。
そんな場所を横切る勇気が有るのは、愚か者や狂人くらいであり、大抵のものは悪意ある精霊や悪霊で満たされた場所として近づくことを避ける。
アセル・ロゥレンには安全な抜け道はほとんど存在しない。
森に迷い込んで運よく生き残った者も、2,3時間歩き回って家に戻ると100年が経過していた事もある。
また、森に入って数十年間彷徨ってきた者が生還してみると、森に入った日から1日も経っていないという事も有るかもしれない。
そもそもアセル・ロゥレンを渡ることは容易なことではない。
というのも道標や、木立のあった場所も常に変化してしまうからなのだ。
夜に開けていた場所は、朝は鬱蒼と木々が生い茂っているかもしれない。
道はたびたび消えたりあらわれたりする。
侵入者が近道をしようとしても、常に同じ場所を堂々巡りさせられたり、いつの間にか森の奥に迷い込んでしまう事に気づかされる。
しかし、すべての侵入者が不幸な結果を迎えるわけではない。
幸運な者、ロゥレンの森からその価値を認められた者は、常に形を変える森の小道を横切って、日の光が導く秘密の道を見つけるかもしれない。
そのような事を基に作られた森の奥の宝物の噂話を頼りに暗い森の奥へと踏み込む無謀な者は後を絶たない。
森の中はほとんど日の光も月明かりも届かず、重なった葉の間からのわずかな木漏れ日に照らされているが、時々林の中にあらわれる空地では星々や太陽を望むことが出来る。
また、別な空地ではオールドワールドの最も大きな都市やブレトニア貴族の領地に匹敵するほど大きなものも存在する。
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第1弾はこんな感じです。
この部分は前の6版の冒頭とあまり変わらない文章です。
次回は大きく設定が変わった「領域」について書きたいと思います。
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