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2007年7月5日木曜日

ドラゴンを作ってみよう2日目-2(パーツの接着)











 前回までの作業で足回りがまとまったので、いよいよ本体を組み立てていきます。
 使用する工具と材料は最上段の写真の通りで、接着には2液混合型のエポキシ系接着剤を使います。
 硬化時間が違う物が何種類か発売されていますが、値段が高くても少しでも硬化時間の短い物をお勧めします。(100円ショップで売っている物は配合がシビアで表示時間で固まらない事が殆どなので、避けた方が良いと思います)
 それから接着剤を混合したり、接着面に塗布する為に使うヘラですが、私はタミヤの調色スティックを使っています。
 値段が安く、模型店なら大抵手に入ると思います。
 それから接着剤を混合する器ですが、シタデルミニチュアのブリスターパックを利用しています。
 何故か非常に使いやすい大きさと形状をしています。
 本体を接着する前に、前回乗せた本体とベースを接着します。(写真2段目)
 伸ばしておいた金属線を曲げ込んでエポキシ接着剤で固めます。
 それから本体に入りますが、接着する順序は、中心(胴体)から末端(尻尾、頭部)に向けて行います。
 これは硬化中に接着面にかかる負担を軽減する為です。
 先に尻尾や首のブロックを完成させてから接着すると、負担が大きくなり、ポーズが決まらずにゆがんでしまう恐れが有ります。
 接着剤は、面倒でも1箇所につき1度づつ混合します。
 エポキシ接着剤は、プラモデル用接着剤と違って硬化する直前まで殆ど粘らず、パーツ同士をつないで置く力が無い為、硬化までの間自分で抑えておく必要が有ります。
 その為1度に2箇所以上接着してしまうと、抑えるのが大変難しくなるので、1度に1箇所づつ接着していきます。(硬化時間が短いものが良いと書いたのもこの為です)
 1回分の接着剤を混ぜたら、接着面(片面で大丈夫です)に接着剤を塗りつけます。(写真3段目)
 この際少し多めに塗布し、パーツを合わせた時にパーツの間に空間が開かない様にします。
 これは接着後の構造強度にストレートに響いてきますので、非常に重要です。
 おそらくパーツを合わせた時に接着剤がはみ出しますが、すぐに拭取るか、完全に硬化した後削り取るようにして、半端な硬化状態では手を出さないようにします。(余計な力が加わって接着面全体が剥れる事が有ります)
 今回は直後に拭取りました。(多分トータルでは1番手間が省けます)
 このまま硬化するまで抑え続けます。(電話がかかってこない様に祈ってください)
 この工程を繰り返してパーツの組み立てを行っていきます。
 今回殆どのパーツをエポキシ接着剤で接着しましたが、軽くて負担がかからないパーツはゼリー状の瞬間接着剤を使いました。(舌、双子の左手、背中の槍)
 瞬間接着剤については、100円ショップの物でもあまり遜色なく使えるようです。
 そんな訳で製作開始から2日後にはすべてのパーツの組み立てが完了してしまいました。
 やはりパーツの下拵えの出来が、作業全体のスピードを決めるようです。
 次回はベースのデコレーションと接着部のパテ処理をします。

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