樹海の戦士第6回目は、キャラクター初登場となります。
今回は今版から登場したドライアドのヒーロー、ブランチレイスを紹介します。
ブランチレイスは前述の通りドライアドのキャラクターで、ヒーロー枠を1つ消費してアーミーに編入する事が出来ます。
基本の状態でドライアドに準じて「森の精霊」「恐怖を引き起こす」のスペシャルルールが適用されています。
マジックアイテムを所持する事は出来ませんが、「小妖精」を数の制限を受けずにつれて回る事が出来ます。(たとえ他のキャラクターが連れていても同じ「小妖精」を連れまわることが出来ます)
また、追加で50ptsを支払う事で1レベルのウィザードにアップグレードする事が出来ます。
オールマイティで強力なキャラクターですが、ドライアドのキャラクターと言っても(回)はブランチニンフ(ドライアドのチャンピオン)と同じ3で、またグレイトウェポンの様なオプション武装を持てないので(攻)を強化する事も出来ません。
以上の通りルールを見る限りは器用貧乏な印象を受けますが、実戦においては、かなり使いやすいキャラクターになっています。
まず目を引くのが1レベルウィザードへのアップグレードです。
1レベルのウィザードは呪文をかける力はさほど強くは有りませんが、ディスペルダイスを1個生成する事が出来るようになる為、大きな利点になります。
呪文の方も目標値が高いスペルをかけるのには向いていませんが、「アセル・ロゥレンの魔法大系」の1番目になっている「森の歌」は使用用途が広く目標値も低いので、スペル・ジェネレイトの際には特別な狙いが無ければ1番に振り替えてしまえば良いでしょう。
ただし、あくまでも1レベルに過ぎないので、魔法を積極的に使う為にはスペルシンガー等2レベル以上のウィザードの補助に留めるべきだと思います。
それから小妖精によって、その能力をある程度特化する事が出来ます。
「死の小妖精」(接近戦時d6回(攻)2の毒による追加攻撃)、「憂鬱なる糸吐き」(一騎打ち時、敵のヒットロールの目標値が6+になる)、「モズの早贄」(射程36㎝(攻)4の射撃、常に3+で命中し、見えているすべての兵をターゲットに出来る(合流しているキャラクターも))等、多彩な能力を付与できる為、接近戦や、狙撃要員等の役目を果たす事が出来ます。
「死の小妖精」「憂鬱なる糸吐き」を連れ回れば、かなり強力なキャラクターともそこそこ渡り合う事が出来ます。
実際に一騎打ちで勝つ事は稀ですが、敵の強力なキャラクターが稼ぐ戦闘結果を大幅に低下させる事が出来ます。
「モズの早贄」を連れ回ればグレィドガードの様な射撃力は有りませんが、敵ユニットのチャンピオンや、合流したウィザードをウィザードを狙撃出来るので、たった一発の射撃ですが、敵の急所を突く事が出来ます。
ただし「行進移動」をすると射撃が出来なくなると言う制約はかかるので、合流したユニットの機動を制約してしまう事にも繋がってしまいます。
こんな具合で、最高とは言えませんがどんな役割もそこそここなす事が出来ます。
私の感想としては特別な長所がない器用貧乏と言うより、「器用貧乏に特化したキャラクター」です。
ブランチレイス単体では役不足になってしまいますが、他のスペシャリスト的なキャラクターでカバー出来ない所をサポートさせると大きな戦果を生む事が出来ると思います。
私が使用する際は、「死の小妖精」「憂鬱なる糸吐き」を連れて1レベルウィザードにアップグレードしたブランチレイスを1人編入する事が多いです。
あくまでもサポートなので、あまり人数を増やしても戦果が伸び悩むかな?と思っています。
また、前述の理由でユニットの動きを妨げるので、「モズの早贄」を使う事は稀です。
ミニチュアについてですが、「ブランチレイス ドライシャ」として販売されているメタルミニチュアです。
顔はあれですが、ドライアド達と違って柔らかな女性的なラインで造型されていてちょっと色っぽいです。
枝などの突起物はプラのドライアドに比べるとおとなしい感じがします。
枝を移植してみると更に格好良くなるかもしれません。
ペイントはドライアドに合流してもはっきりわかる様に、思い切って派手な色を使っています。
5 件のコメント:
motoiです
WEを始めたころに、こういう解説を求めてWebページを探しまわっていたことを思い出しました。今読んでもすごく勉強になります。きっと、全国のWEたちにも強い味方になると思います。
ちなみに僕のPCの壁紙は、snotさんのワイルドライダーです(w
ことろでブランチレイスが他者が持っている妖精と同じ妖精を持てるというルールはどのへんに掲載されていますでしょう。今までぜんぜん知りませんでした。
>motoiさん
ようこそこんばんわ
そのお言葉非常に励みになります。
ユニット紹介を始めて見たものの、私もまだ使っていないマジックアイテムや編成が有るので、motoiさんの意見も聞かせてくださいね。
プレイヤー間での意見交換が活発になれば、戦術の引き出しが増えてゲームがより面白くなると思います。
それから私のワイルドライダーを壁紙に使っていただけるとは恐縮です。
motoiさんのワイルドライダーの写真も「BLACK BEARD BANDITS」で拝見しましたよ。
今度実物を見せてください。
それから小妖精についてですが、アーミーブックのp60の「小妖精を連れて回る」の部分にツリーマン・エインシェントとブランチレイスについての例外事項が書いてありますよ。
極端な例ではツリーマン・エインシェントが「死の小妖精」×4を合わせて連れ回る事も出来る訳です。
motoiです
あの部分は、てっきり直前に文だけにかかっているのかと思っていました。いくつでも持てるけれど、同じの2つはだめねって。
これで戦略の幅が広がりました。
ありがとうございます。
ブランチレイス格好いいですね。
結構派手目のペイントがされているので、ゲーム中目立ってよさそうです。私のはあんまり目立たなくて(^^ゞ。
先日の初陣では「憂鬱なる糸吐き」のおかげでドラゴンスレイヤーとの一騎打ちに勝利しました。この小妖精がいれば大物キャラクターを拘束されることも十分可能ですね。
>ふうりさん
実はブランチレイスでカール・フランツに勝った事が有ります。(向こうのセーヴィングの目が悪かったのですが)
と思うとあっさりやられることも多いので、過度に期待しないで使うのがいいのかなぁと思います。
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