**5ターン目
戦場に舞い戻ったイヴェリオンとナルスは、ドワーフ達が「恨みを投げる物」と呼ぶ投石機に飛び掛った。
イヴェリオンとナルスの1体となった攻撃は凄まじかったが、投石機の操員達は大石弓の操員達と同様、何かに憑かれたかの如くに頑強な抵抗を示した。
そして両者の間で何合か刃が交えられる内に操員の斧がイヴェリオンに手傷を負わせた。
「舐めた真似をしやがってぇ!!」
激昂したイヴェリオンはその操員を己の両手剣でたちまち切り伏せてしまった。
その一方、先程アルドールが逃げ去った大砲陣地には、大鷲とオゥリイェル(ワイルドライダー)の乗り手達が新手として殺到していた。
どれもこれも塹壕越しの攻撃になってしまう為なかなか手傷を与えられず、膠着状態に陥っていった。
その頃オリオンを追って林をさまよっていたソルグリム公は、遂にオリオンを見つけて叫んだ。
「”樹海の王君”オリオンよ!かかって来い!わしと立ち会え!!」
***
このターンで今まで猛威を振るっていたウォーマシンを一気に片付けようと突撃しましたが、「決然のルーン」の影響で、通常なら戦意喪失に追い込んで追撃→新たな敵に突撃と言う動きが出来ないのが難点です。
それでもこちらの期待値で見ればグラジスロアーは突撃一発でいけると思っていましたが、こちらの出目も今ひとつで、結局5ターン裏にイヴェリオンが1ダメージを受けてしまいました。
**6ターン目
「応さ!ぬしこそ覚悟召されい!!」
夕暮れ迫る林の中に現れたソルグリムの叫びに”樹海の王君”オリオンは槍を握り締めて突撃の構えを取った。
「お止めください!あんまり無謀です!!」
オリオンの傍に居たヴェルーダは主君にそう呼びかけた。
「知っておる。今は放っておけ。」
オリオンは彼女にそう返事をするとソルグリムに突撃して行った。
オリオンは凄まじい勢いと精妙な技でソルグリム公に襲い掛かったが、その攻撃は公の鎧が持つルーンの力の前に止められてしまい、逆に怒りに燃えたソルグリムの「グリムニルの斧」の攻撃にあって、切り伏せられてしまった。
その頃戦場ではイヴェリオンやオゥリイェルの乗り手達の戦いで、ドワーフが誇った砲陣地はことごとく殲滅されていた。
今や夕闇に覆われんとするエスファンの野を見渡して”黄金龍”ナルスの背上でイヴェリオンは叫んだ。
「俺の勝ちだ!オリオンは負けたが俺は勝った!俺こそが最強のアスライだ!!」
翌日”老将”エルヴァリオンは、いまだ傷の癒えぬオリオンを見舞った。
「昨日は真に大変で御座いましたな。しかし解せぬのはソルグリム公に何故仕掛けたかで御座いますが・・・アスライの流儀とはいささか違いますな。」
それに応えてオリオンは言った。
「ソルグリム公はあのとおりの御仁だからな。兵を打ち減らされて自分が何もしなかったでは面目が立つまいよ。あのままでは恐らく同盟も怪しくなるという物だ。」
「御慧眼で御座いました。アリエル様が陛下にお頼みになった事にようやっと合点が参りました。」
そういってエルヴァリオンは深々と頭を下げた。
***
このターンでは続いていたキャノンの接近戦で遂にマスターエンジニアを討ち取る事に成功して、キャノンを全滅に追い込むことが出来ました。
またフレイムキャノンもワイルドライダー1の攻撃で全滅に追い込んで全てのウォーマシンを破壊する事が出来ました。
王様同士の戦闘がないと寂しいと思って、オリオンでソルグリム公に突撃しましたが、思ったとおり全く歯が立ちませんでした。
余波を食らってヴェルーダがパニック判定に失敗したのが痛かったです。
結果は
スノット 2035 辛勝
王様が一騎打ちを申し込んだ 名声点10+5=15
天 1294 敗北
王様が相手王様の一騎打ちを受けた
王様の一騎打ちの申し出を部下が受けた
王様同士の一騎打ちで倒した 名声点5+4+3+2=14
と言うことで名声点では殆ど引き分けでした。
また、今回の戦闘結果は「ネメシスの冠」にも反映させました。(タラベック境)2001ポイント以上勝利=武勲マーク9点
累計武勲マーク23点
となりました。
2 件のコメント:
勝利おめでとうございます。
すごい戦いでしたね。戦いの様子が克明に描かれているので、勉強させていただいてます。編成の仕方や動きが違うので、すごく参考になりました。
キャラクターに余裕がある時は、オルターの血族を入れてみていますが、結構活躍してくれています。
※「タラベック境」は結果報告を、Faxやお店にした日が大合戦日ならばポイントが2倍になるのでは?
>基さん
有難う御座います。
オルターは射撃武器で狙撃されちゃうと辛い所も有るみたいですね。
やっぱり林を利用して動く事が必要なんでしょうね。
Faxの送信を他の方にお任せしているので、とりあえず自分のカウントでは倍付けカウントはしない事にしています。
コメントを投稿