**1ターン目
「連中が撃ってこない内に散らばっちまえ!」
”楽園の騎士”ヴェイラリオスは見方の将兵に指示を飛ばすと、自ら率いる「野生の七人」と共に散開した。
そして”樹海の王君”オリオンとその傍らを走る「スゥエンルゥの乗り手」(グレィドライダー)達は、丘の上からアスライ達に睨みを効かせる重騎兵団にその長弓の狙いをつけると、鋭い矢走りの音と共に放った。
彼らの手元を飛び立った矢は帝国の誇るフルプレートアーマーに身を包んだ騎士に襲い掛かった。
オリオンの放った手槍の様な矢は騎士の鎧を正面から貫くと騎士は声を上げる間もなく馬から転げ落ちた。
そして乗り手達の矢が騎士の跨る軍馬の首筋に命中すると、馬は棹立ちになって騎士を振り落とすとそのままどうと倒れこみ、騎士の一団は一瞬にして半数が打ち減らされると混乱状態に陥ったのか、アスライ達に背を向けて逃げ出してしまった。
一方同じ丘の上に陣取った大砲は、逃げる騎士を尻目に彼方に見えるツリーマンに向けてその砲弾を発射すると西瓜程も有る大きな砲弾はツリーマンの体をぶち抜いた。
続いて、彼の「鋼鉄の亀」からもツリーマン目がけて砲弾が撃ち込まれると、生ける巨木はぐらりと姿勢を崩した。
「おい。もうお休みか?昼飯にはまだ早いぞ!」
近くを飛ぶ「セスィラの乗り手」(ウォーホークライダー)達が飛び去り際に、ツリーマンにそんな軽口を叩いた。
「無作法な若造め。まだまだ戦えるわい。」
ツリーマンは独り言の様にゆっくりと呟いた。
***
早いターンでグレイトキャノンを潰す為に、移動力の高いユニットを丘に向かわせて、駄目元でナイトに矢を撃ちかけて見ましたが、Sinさんのセーブの目が災いして、5人中3人が戦死し、尚且つパニックテストにも失敗してしまいました。
体制を立て直されない内に、懐に取り付きたい所です。
また、林から顔を出したツリーマンがグレイトキャノンとタンクの集中砲火を受けて4ダメージを受けてしまいました。
1発は精霊セーブに成功して欲しい所でしたが、グレイトキャノンにやられても戦死せずに済んだので、まあ良しとすべきでしょう。
**2ターン目
「あまり時間は無い。このまま押し込め!」
オリオンはそう言うと、ヴェイラリオス達オゥリイェルの乗り手(ワイルドライダー)を敵陣に肉薄させた。
その動きを観て皇帝カールフランツはグレィドガード達に襲い掛かり、軍旗手ルードビッヒが率いる帝国騎士も、軍団の懐に潜り込もうとする「セスィラの乗り手」達に向かって突進してきた。
「あいつ等には付き合って居れん。此処は一先ず退散だ。」
突撃を仕掛けられたアスライ達は、一目散に逃げ出した。
***
このターンは大きな動きは少なく、こちら側は回りこみ機動に専念しました。
ターン裏にツリーマンにもう一度グレイトキャノンがヒットしましたが、今度はダメージロールで1が出て、5死に1生を得ました。
それからグレィドガードがカールフランツに突撃を受けましたが、何とか逃げ切る事に成功して一先ず胸を撫で下ろしました。
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