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2007年12月30日日曜日

新アーミー





 12月半ばからひいていた風邪をこじらせてしまった為、ここ数日間更新がストップしていました。
 体調が直ったらドラゴン製作の続きをするつもりだったのですが、新春から始まるアイアンヘイローに興味を持ちました。
 ゲームを新たに始める人、または新規アーミーを始めるプレイヤーが一緒にアーミーを製作しゲームをプレイしていこうと言う物のようですね。
 新アーミーは、FB、40k、Lotrのどれでも良い様ですが、Lotrは既に持っているし、40kもスペースマリーンとティラニッドの2アーミーを持っているので、GWホビーを始めてから未だにほぼウッドエルフ一本でやっているFBで新アーミーを始めてみようと思っています。
 新アーミーについては今まで色々なアーミーに心を動かされて買い込んでいる物が多々有るので、やっていないにも拘らず、ミニチュア自体はかなりのストックがありますが、今回は以前に8.17の日記に書きましたが、(http://snothim.blogspot.com/2007/08/817hc.html)エンパイアをやってみようと思っていました。
 ところが人から聞いた噂によると、「ミニチュアは新規購入で」という情報も入ってきました。
 そうなると予めかなりのミニチュアを買い込んでしまったエンパイアは色々と問題が有ります。
 その場合は別のアーミーにするかと考えていましたが、確認しなくてはしようが無いと思い、参加しようと思っているHC池袋に出向こうと思ったのですが、HPで確認すると池袋はもう年内店仕舞との事なので、昼過ぎに自宅を出発してHC神保町に行ってきました。
 そして店員を捕まえて例の件を聞いてみると「多分大丈夫です。池袋の人に聞いてみてください。」との事で、結局の所玉虫色の回答をもらいました。
 結局年明けを待ってHC池袋で確認をせざるを得ないようです。
 そんな訳で話は振り出しに戻ってしまったのですが、色々と考えた結果結局二つのアーミーを同時に作ることにしました。
 噂を聞いてからもう一つのアーミーとしてオーク&ゴブリンの構想を練り始めたのですが、そちらの方も盛り上がってきてしまい、どちらか一方を切るのが惜しくなってしまったのがその理由です。
 「二兎追うものは一兎をも得ず」の諺もあるので、成り行きを見て気合が乗った方に本腰を入れることにしようかと思っています。

 そんな訳で今日はオークのジェネラルになるキャラクターを作るべくミニチュアを買い込んできてしまいました。
 自分のプランとして、ジェネラルはブラックオークにしようと思っているので、オーク・ウォーボスのプラキットと、大きさやディテールの比較も兼ねてブラックオークのプラボックスも購入してきました。
 家に帰って夫々開梱してみると思ったとおりウォーボスよりもブラックオークの方が体格が大きいので、ディテールは後で追加するとして、腰の接着面にプラ板を2㎜挟み込んで上背を稼ぐことにしました。
 それから下半身のサバトン(鉄靴)や脛当てはディテールを自作することにしましたが、ガントレットの造形は難しそうなので、プラボックスの余剰パーツから両手のパーツを流用することにしました。(写真2段目)
 それから将来ボアチャリオットに乗り込む事が有るかも知れないので、この間作ったコーヒルと同様にベースと本体とを着脱式にしておきました。(写真3段目)

 そして写真4~5段目はエンパイアのジェネラルとするべく以前に製作した物です。
 イメージとしては歴戦の傭兵隊長ということで、バーディングや鎧のきらびやかな装飾を殆ど削り落としました。
 それからランスを構えたポーズにしたかったので、両腕のパーツをエンパイアナイトのパーツから流用し、ランスだけを移植しました。
 顔はかなり固定したイメージを持っていたので色々とパーツを物色した結果、ミリティアの中から良い面構えのものを見つけて、帽子を削って坊主刈にしました。
 長い戦場暮らしに都合の良い坊主狩りとし、きれいにそろえられた口髭だけが唯一のお洒落です。
 装飾を廃して思い切りシンプルにして見ましたが、かえって格好良くなったと自負しています。

 そんな訳で詳細は結果待ちですが、モチベーションが上がって来てしまったのでこのまま製作を続けてみます。

2007年12月25日火曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ11日目 ウロコ+息抜き+ルーツ





 ドラゴンの製作もウロコの造形となり、ルーチンワークの連続となっています。
 今日の作業はこんな感じ。(写真1~2段目)
 頭部のウロコを小角周辺からもう少し前方まで広げて、首のウロコの続きを作りました。
 ウロコの色が微妙に違うのはグリーンスタッフを少量づつ練り混ぜている為、切り取る際の微妙な分量の違いが出ているようです。
 まあ問題なく硬化するので気にせず作業を行います。
 とにかく作業を急ぐとウロコの大きさにバラつきが出てしまいそうなので、少しづつ進める必要が有ります。
 そんな感じで作業を進めている訳ですが、同じ作業を延々と続けていくと気が滅入って来るので時々息抜きをする事にします。

 まあそんな訳でいつも借りてきたDVDを観ながら作業を進めている訳ですが、今回は近所のレンタル店で借りてきた「ルーツ」を見ながらの作業です。
 「ルーツ」(Roots)は1977年にアメリカで製作されたテレビドラマで、故アレックス・ヘイリー氏の家族の来歴を元に書かれた小説をドラマ化した物で、ガンビアで生まれ、奴隷として捕らえられてアメリカに売られたマンディンカ族の少年クンタ・キンテとその子孫のドラマです。
 当時の黒人奴隷に対する凄まじい迫害や差別感情の描写に圧倒されます。
 特にクンタが白人の主人に与えられた「トビー」と言う名を受け入れずに、奴隷監督に鞭打たれるシーンは年甲斐も無く泣けてしまいました。(その間作業はとまっている訳ですが…)
 クセがあって1話2時間が×6話と結構長いので誰にでもお勧めと言う訳では有りませんが、私にとって非常に意味の有る作品でした。

 それからもう一つの息抜きですが、昨日HC池袋で買ってきたコーヒルを作ってみました。(写真3段目)
 これからハイエルフを始める訳ではないのですが、(実は500pts程度の軍勢を持っているのですが…)こういったスペシャルキャラクターは割と早く絶版になってしまう事が多いので、今の内に勝っておく事にしました。
 アーミーリストによるとオプションでライオン・チャリオットに乗ることも出来るとの事なので、ベースを取り外し出来るようにしてみました。(チャリオットは買っていませんが)
 やり方はこの間のドラゴンの乗り手と同じ方法ですが、今回コーヒルが乗るベースデコレートはドラゴンのボックスに入っていた倒れたピナクル(尖塔)を20㎜ベースに乗る様に切り詰めて使いました。

 あまり息抜きの比率を上げると進みが遅くなるので、バランスを見ながら作業を進めて生きたいと思います。

2007年12月24日月曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ10日目 ウロコ







 製作も10日目に入っていよいよウロコの造形を始めます。
 その前に前回腹側のディテールが前半身でとまっていたので、それを尻尾まで終わらせました。(写真1段目)
 上にウロコを被せるような形にするので、腹側の造形はどうしても先に済ませておく必要が有ります。
 ついでに尻尾のヒレの最前部を少し広げました。

 そらからウロコの造形ですが、最初の頃は元のディテールを復活させるだけのつもりだったのですが、作業を進めるにつれて改造範囲がどんどん拡大してしまい、新しく作る面積が元のディテールが残っている面積を上回ってしまったので、結局全身のウロコをメタルキットのフォレストドラゴンと同様のディテールに作り直す事にしました。
 旧メタルキットのウロコは木の葉をイメージしたらしい三角形のウロコで覆われています。
 このタイプのウロコは一定の方向性を持っている為、ただ漫然と作るとその流れが破綻してしまいます。
 そこでディテールを施す前にイメージスケッチを起こす事にしました。(画像2段目)
 基本的に前から後ろに流れていく感じで、後ろ足の腿にも一部被る様にしようと思っています。
 前足の部分にもウロコを被せてみたいのですが、翼との兼ね合いが有るので、工作を進めながら検討していきたいと思っています。
 実作業はグリーンスタッフを薄く延ばすように貼り付けてスパチュラで刻んでいきます。
 貼り付ける際のグリーンスタッフは、厚い方がカッチリしたウロコを作り易いのですが、厚すぎると全体のプロポーションが変わってきてしまう恐れもあるので、そのバランスを見ながら貼り付けます。
 スパチュラを使用しての作業は時間が掛かり、グリーンスタッフを多めに練ると使い切る前に硬化が始まってしまう為、練り混ぜる際はなるべく少ない量を切り出して使います。(写真3段目)
 そんな感じで1日作業を進めたのが写真4~5段目です。
 ウロコの流れから言って上流から下流へと作業を進める為、最初は頭部からになりますが、角や細かいディテールが入り組んでいる所為でウロコの流れが複雑で、かなりてこずりました。
 特に頭部は後で目立つので、角の付け根部分等の左右の対称性にも気を使いました。(顔の中心部にウロコを一列入れると対称が取りやすくなりました)
 頭部が終われば幾分かペースが上げられるとは思いますが、中々難儀しそうな予感がします。

 それからやや蛇足ですが、乗り手のミニチュアも少し手を入れて、兜の角の付け根とベースの倒木にディテールを追加しました。
 倒木から生えている枝は、例によってドライアドの余りパーツです。

 しばらくはウロコを作り続けることになりそうです。

2007年12月22日土曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ9日目 体表(前半腹側)




 ドラゴンの製作もいよいよ体表のディテールになります。
 背中側はウロコの表現をするつもりでいますが、腹側のディテールをどうするのかで、2~3日悩んでいましたが、結局上の写真の様な表現をすることにしました。
 筋肉と皺の表現の折衷案の様な感じで、ちょっとウルトラ怪獣を思わせる体表になりました。
 この作業は本体をグリーンスタッフでくるむ様になってしまう為、予め少し細めに作っておくと良いバランスになるでしょう。(実作業ではバランスを合わせる為に少し削りこみました)
 もしも今度機会があれば腹側もウロコにしてみようかと思います。
 それから急遽腹側のディテールを付けるのに伴って脇腹に新たに筋肉を付けました。(写真3~4段目)
 一応翼を動かす筋肉のつもりです。
 急にこんなディテールを付け加えたのは、最近購入したダンジョンズ&ドラゴンズのガイドブック「竜の書」(http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/news/draco/draco.html)を呼んだ為です。

 ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)は元祖TRPGとでも言う様なゲームで、そのタイトルの通りにドラゴンに関して非常に細かな設定がなされています。
 本書はそのドラゴンについて解説された本で、多種にわたるドラゴンの生態や解剖図なども掲載されています。
 むろんこれらの設定は架空の物ですが、これだけ細密に設定を作ってあるものは他にはありません。
 D&Dのドラゴンとオールドワールドのドラゴンは別物ですが、こういったミニチュアを製作するには良いイメージソースになります。
 ただし本書は非常に高価である為(税抜きで7600円!)D&Dをプレイするわけでもない限り、あまり人に薦められないのが難点です。
 この調子で後半身にもディテールをつけていく予定です。

2007年12月21日金曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ8日目 ベースデコレート



 
 昨日は風邪をひいてしまったので更新を休んでいましたが、ドラゴンの製作の続きをアップしていきたいと思います。
 今回は前回までに比べてあまり大きな変化は有りませんが、ベース部分のデコレートを行います。
 元々キットはハイエルフのドラゴンである為、ベースはウルサーンの遺跡が再現されています。
 フォレストドラゴンであればベースは森にすべきですが、これについては12月3日の日記でも書いた様にアセル・ロゥレンの歴史を鑑みてかつての居留地の遺跡を表現することにしました。
 実作業としては以前の作業でドラゴンの支柱を兼ねた樹に枝を付けますが、枝としてはドライアドのキットに入っている背中から生えている枝のパーツをピンバイスと銅線を使って適当に取り付けます。
 このパーツは普通にキットを組み立てるとかなりの余剰パーツが出るので、こうした使い方にはぴったりです。
 葉っぱがついたパーツも有りますが、今回は冬のイメージで作ってみたいと思ったので葉っぱの無いパーツを選んで取り付けて見ました。
 支柱の樹だけでなく、遺跡の割れ目からも木が生えている様子を再現する為にこちらにもドライアドの枝を付けてみました。
 各枝の付け根はグリーンスタッフでフィットさせていきますが、これはすべて一度には行いません。
 これは本体の工作で多量のグリーンスタッフを使う為、その都度出てくる練り残しをここで使う為です。
 その他ウッドエルフのプラボックスに入っている境界石等のデコレーションをつけます。(今回はグレィドライダーに入っている境界石を使いました)
 それからちょっと蛇足ですが、ベースの端にスノットリングを配置してみました。(写真3段目)
 これは私のハンドルネーム「スノット」に因んだ物で、ベースが大きいモデルには時々取り付けます。
 今回は先日HC池袋で手に入れたプラ製スウォームのビッツパーツを使っています。
 そんな感じで現状は最下段の写真の様な状態です。
 今後はいよいよドラゴン本体の皮膚表現を行って行きたいと思います。

2007年12月19日水曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ7日目 乗り手の工作②







 以前の工作で乗り手のパーツを組み合わせていたので、今回はグリーンスタッフを使ってディテールをつけていきます。
 まず始めに骨組みだけになっていた右の上腕は高密度エポキシパテを盛って肉体を形作ります。(写真2段目、右上腕だけが白いのがわかるでしょうか?)
 それがある程度硬化してからグリーンスタッフの出番になりますが、なるべく体の中心から間単に向けて作業を進めていくと作業中にうっかり触ってしまう危険を減らすことが出来ます。(触りそうだと感じたら、硬化するまで作業を中断するのが最も安全ですが…)
 という訳で画像最上段のエスキースに沿ってディテールを作っていきます。
 まず胴体ですが、グレィドガードのキットのままではちょっと味気ない感じがしたので、「黄昏の姉妹」が纏っている様なコルセット風の鎧を作ってみます。
 この為には基のパーツを予めデザインナイフ等で(私は以前の日記で紹介したカッターを使っていますhttp://snothim.blogspot.com/2007/10/blog-post_14.html)削り込んでおく必要が有ります。
 それからちょっと細かい事ですが、キットとは前後を反対にしてパーツを組み合わせた為、下半身のパーツの衣服をキットとは逆方向になびくように裾を作り直しています。
 細かい事ですが、これをしないと裾が髪やマントとは逆方向になびく形になってスピード感がなくなってしまうので、効果は大きいと思います。
 それから風になびく髪ですが、エスキースでも髪の量が多めなのでこれを一気に作ってもスパチュラを当てる際に片方に偏ってしまうので、ここは一旦芯になるようにグリーンスタッフを盛り付けて、硬化後に再度盛り付けて髪のディテールを付けました。
 髪のディテールを付ける際は先の尖ったスパチュラで細かく筋を付けたくなりますが、そうするとエルフの女性が持つ繊細な髪が針金の様な表現になってしまいます。
 ここは大きなうねりを一塊にして髪の一筋一筋は表現しないほうが良いようです。
 個人的には髪の表現はハイエルフの「イムリックの君」が最高だと思っていますが、今回絶版になってしまったのでちょっと残念です。
 そんな感じで工作したのが写真2~3段目のものです。

 ここまで作れば後はペイントですが、今回は徒歩バージョンモデルを作れる様に徒歩ベースを作っています。
 これは「立ち乗り」の状態でモンスターに騎乗するウッドエルフだけが出来る手法ですが、運悪くモンスターがやられてしまった際に、騎乗モデルを徒歩ベースに差して即座に徒歩モデルを作るという物です。
 作り方は簡単で、徒歩ベースに木部用パテで立ち位置にあわせた地形(今回は倒木をイメージしています)を作り、足のピンに合わせてベースに穴を開けるという物です。(写真4~6段目)
 これで徒歩モデルをわざわざ別に製作する必要がなくなります。

 乗り手の工作が一段落ついたので、今後はまたドラゴンの工作を進めていきます。

2007年12月18日火曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ6日目 頭部、尻尾





 記事がようやく実作業に追いついてきましたが、今回は頭部の続きと尻尾の工作です。
 角や尻尾は最上段にある画像のイメージです。
 角の部分は楕円形の断面とし、飛行時にデルタ翼機のカナード翼の様な役目を負います。
 反対側の尻尾はひれの部分の膜が他の部分のひれに比べて大きめに張られていて、こちらは方向舵の様な役目を負うというものです。
 これが航空力学上理に叶っているとは思いませんが、意識しているかどうかで微妙に影響が出てくるのでこういったでっち上げの薀蓄は頭の中に置く様にしています。
 このイメージを反映する為、頭部の大角は側面にパテを盛って、真円の断面から楕円形に変更し、尻尾のほうはひれの間にグリーンスタッフを盛り付けてひれの面積を広げます。

 実際に作業を行ったのが写真2~4段目の物です。
 角の作業と平行して顔のディテールもいじっていきます。
 顔のモデルは12.14の日記http://snothim.blogspot.com/2007/12/3.htmlで掲載したティラノサウルスです。
 この部分はグリーンスタッフをスパチュラにて造形していきます。
 スパチュラの使い方は文章で表現するのは困難ですが、グリーンスタッフを使う場合は切りつける様な使い方よりは押し付ける様に使うのが適していると思います。(これもケース・バイ・ケースですが…)
 自分も自己流で少しづつ使い方を覚えていきましたが、何処かに良い教科書等が有ると良いなぁと思って書店に行ったときに時々美術書を見ますが、スパチュラの動かし方については中々明確な記述があるものには出会っていません。
 とにかくそんな感じで顔を形作りましたが、角の部分はまだこれから紙やすり等で平滑に仕上げる必要が有ります。
 尻尾の写真が灰色なのは、グリーンスタッフを盛った後に表面に溶きパテを塗った為です。
 こうすると表面が梨地になるのと全体が灰色になる為、凹凸の状況が判りやすいという利点が有ります。
 こうして表面のアラを見つけて処理し、また溶きパテを塗ってチェックするという工程を繰り返します。
 こんな感じで作業を進めるので、ここの工程では少しスピードが落ちますが、最後の仕上がりに大きく影響するので手を抜かずにやっていこうと思います。

2007年12月17日月曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ5日目 翼、乗り手








 ドラゴンの製作も5日目になってきましたが、今回はまず翼の拡張を行います。

 元々その傾向が有るのですが、ボディを増量したことも有ってボディに対して翼が若干小さい感じがしていたのと、翼の中心を少し後ろに寄せる為に翼面積を広げる事にしました。(画像最上段)

 翼の拡張にはタミヤエポキシ造型パテ(高密度タイプ)を使います。(写真2段目)

 完全硬化にはかなりの時間を要しますが、きめが細かい事と極めて硬くなるのが大きな特徴です。

 これを翼の後端に付け加えますが、後ろ足の前端とつなげるように作るのがキモです。(写真3段目)

 それから頭部にエスキースで描いた小角の芯を銅線で作りました。

 ちょとドラえもんみたいですね。

 パテが硬化する迄は本体に手を付けにくいので、この期に乗り手を作ります。

 乗り手のデザインは幾つかエスキースを描きましたが、大体4段目の画像のようにしようと思います。

 アセル・ロゥレンは女王が支配する国家で、数多くの女丈夫が存在する設定なので、今回は女性のミニチュアを載せることにします。

 装備は今まで作ったものが殆どグレイトウェポン装備なので今回はスピア装備で作ることにし、兜の飾りはかなり派手ですが前からやってみようと思っていたデザインなので今回作ってみることにしました。

 本体はグレィドガードのパーツを組み合わせて基本形を作ります。

 足場になるドラゴンの背は平らではないので乗り手の足もそれに合わせて調整する必要が有るので今回は片足の角度を変更し、延長しています。

 それからスピアですが、最初はグレィドライダーの物を流用しようと思っていましたがドラゴンの体に比べて少々貧弱な感じなので、スタンダードベアラーのバナーポールを使い、槍の穂先はドラゴンのキットに入っていたランスの穂先を加工して接着し、グレィドガードのバナーヘッドパーツについている旗状の部分を切り取って、ポールと穂先の接着部分に添え木を当てるように接着します。

 これによって飾り付けをすると共に接着部の強度を上げる事が出来ます。

 ついでに小角の角度を調節して高密度パテを盛り付けました。(写真5~6段目)

 入り組んでいて中々面倒ですが後でペーパーを当てて仕上げるつもりです。

 引き続き製作を続けていきます。

12.16(日)練馬ミニチュアゲームの会(ダイダリオン再び出撃)







 昨日の日曜日は大泉で行われた我等が「練馬ミニチュアゲームの会」http://sentui.com/NerimaMini/の定例会に行ってきました。

 今回はウォーハンマーファンタジーバトル(以下FB)メインと言う事で、はしもと会長とSinさんは40kのバトルキャンペーン「黙示録」のファイナルに参加するべく神保町にいっていましたが、会場には私のほかに、あっきいさんとドイツ人プレイヤーのクリスさん、それからアメリカ人プレイヤーのリックさんが来て、丁度4人2卓で遊べる顔ぶれになりました。

 ダイスロールによるマッチメイクの結果、

 1stテーブル オーク&ゴブリン2000(あっきいさん)vsホード・オブ・ケイオス(ディーモニック・レギオン)2000(クリスさん)(写真最上段)

 2ndテーブル スケイヴン2500(リックさん)vsウッドエルフ2500(スノット)

 というマッチメイクになりました。

 久しぶりのFBの相手が強敵のスケイヴンで苦戦が予想されますが、今回軍団を束ねるのは夏に池袋で「BLACK BEARD BANDITS」の天さんhttp://black.ap.teacup.com/higeoyaji/率いるドワーフと死闘を演じた「剣士ダイダリオン」(ウッドエルフ・ハイボーン)です。(以前の活躍はこちら→http://snothim.blogspot.com/2007/08/817hc.html

 ただし今回は秋カラーのフォレストドラゴン「赤い翼のウルヴァーリン」を駆っての出撃です。(写真2段目)

 今回は林を少し多めに配置出来たので、丘の上のジェザイルやラットリングガンに隠れるように初期配置をして試合開始です。(写真3段目)

 最初にスカウトやグレィドライダー等の射撃ユニットで3つのラットリングガンを狙撃して機動を自由にしようと目論んでいましたが、出目が悪く2つを討ちもらして逆に反撃を受けて序盤で射撃ユニットの大部分が壊滅してしまいました。

 幸いこちらから見て左翼側は射撃が薄いのでツリーマンと「とねりこのドゥルワウス」(ブランチレイス)、「野生の七人」(7騎のワイルドライダー)で林を利用しながら接近していきます。

 マジックフェイズではかなり圧倒されて、1ターンに1ユニット討ち取られていく感じでしたが、今回はリックさんも出目が振るわず、スクリーミングベルもあまり良い音が出なかったので、出目によってはもっと被害が拡大していてもおかしくない状況でした。

 一方こちらは連続してかけた「森の歌」(アセル・ロゥレンの魔法体系1番)が利いて、戦場左翼の森が大移動して防壁として役立ってくれました。(写真4段目)

 こんな感じでバトルを進めている内に1stテーブルでは2戦目が始まっています。(写真5段目)

 一時は射撃で全滅したグレィドライダーの為にダイダリオンがパニックして戦場端近くまで逃走して、かなりの劣勢を強いられましたが、後半になって左翼のプレーグセンサーベアラーに上手くツリーマンをぶつけて(正確にはぶつけられたのですが)勝利し、ワイルドライダーがプレーグモンクに正面から突撃して、ツリーマンとドゥルワウス達が間に合うまで何とか持ちこたえた為、左側から一気に敵戦線を崩す事に成功しました。

 そして追撃の勢いを駆って中央部に進撃していく内に復帰したダイダリオンがようやく戦場中央部に到達し、意を決してジェザイルの前に躍り出てラットリングガンとポイゾンウィンドグロバディアーにブレスアタックを浴びせるものの犠牲者は1人、しかしながらダイダリオンのロングボゥでラットリングガンだけは討ち取ります。

 続くターンはピンチかと思っていましたがグロバディアーが恐慌テストに失敗し、ジェザイルの銃撃に持ちこたえた事で何とか窮地を脱しました。

 そして「野生の七人」(最早3人ですが)、ドゥルワウスとダイダリオンで中央のスクリーミングベルに突撃を決めて一気に勝負を決めることが出来ました。

 今回はプレーグセンサー、プレーグモンクを討ち取ってジェザイルやワープライトニングに耐え抜いたりと、ツリーマンが大活躍でした。(写真最下段、バックのVサインはリックさんの手です)

 その後はみんなで近くのファミレスに行き、新ハイエルフの対策を話しながら食事を取りました。

 ちょっと忙しい土日でしたが、充実した週末となりました。

2007年12月16日日曜日

12.15(土)カラオケファイターと忘年会

 昨日の土曜日は上野で行われた「東東京キャッチボール連盟」http://yaplog.jp/e-tokyo/のノグチさんが幹事を務める第8回カラオケファイターズに行ってきました。
 前回の第7回は都合が合わず欠席していたので気合を入れての出撃です。
 今回は凡そ3.5時間で曲目は
 1.港町ブルース(森進一)
 2.ザ・チャンバラ(塚田三喜夫「まんが水戸黄門」op)
 3.行くぞ!ゴーダム(水木一郎、ヤングフレッシュ「ゴワッパー5ゴーダム」op)
 4.喝采(ちあきなおみ)
 5.テッカマンの歌(水木一郎「宇宙の騎士テッカマン」op)
 6.悲しい歌(和田アキ子)
 7.元祖天才バカボンの春(こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会)
 8.GO!GO!トリトン(ヒデ夕樹、杉並児童合唱団「海のトリトン」op)
 9.たたかえ!キャシャーン(ささきいさお「新造人間キャシャーン」op)
 10.駆けろ!スパイダーマン(ヒデ夕樹「スパイダーマン」op)
 といった具合です。
 1番の港町ブルースは、ご当地ソングで攻めてみようと思った挙句安直に北海道から九州までを網羅した歌を探した結果です。
 その他は前回に比べてアニソン率が高いです。
 いつもはこの後2次会となるのですが、今回はここでカラオケファイター達と別れて池袋に移動してTRPG仲間との忘年会に参加しました。
 今回は見事に日程がバッティングしてしまいましたが、結局両方参加という事で贅沢なスケジュールとしました。
 こちらは食事をした後2次会は恒例となっているカラオケです。
 ただしこちらは時間的な都合もあって約1.5時間となり、今度の曲目は
 1.港町ブルース(森進一)
 2.笑って許して(和田アキ子)
 3.ぷりんでおじゃる(小西寛子、渕崎ゆり子、岩坪理江「おじゃる丸」ed)
 もう一曲歌った気がしますが大体こんな感じです。
 1番はせっかく覚えた歌なので、もう一回歌ってみようと思って入れました。
 3番のぷりんでおじゃるは1年に1度歌うか歌わないかというレパートリーですが私的には取って置きの隠し必殺技です。
 こんな感じで時間となりました。
 次回はまたレパートリーを増やしてみたいと思います。


PS 忘れていた曲を思い出しました。
2.5.タイガー&ドラゴン(クレイジーケンバンド)でした。

2007年12月15日土曜日

ドラゴンを作ってみようⅡ4日目 支柱+前脚







 ドラゴン製作4日目となる今回は前脚の工作を行います。
 当初前脚はキットのパーツを使おうと思っていましたが、思っていた以上にキットの前脚が短いのでエスキースで描いたバランスにならないと感じたので(画像最上段)、前脚も思い切って自作することにしました。
 それに便乗して前半身に支柱を入れます。
 キットは遺跡に後ろ足をかけて全体を支えていますが、改造を施して重量が増している為前にも支えが必要なようです。
 支柱は樹を装う事にし、芯として2㎜アルミ線を遺跡パーツからドラゴン前半身に通してそこに木部用パテで樹を形作ります。(写真2~3段目)
 このアルミ線は前脚の一部を兼ねるので、それを考慮して角度を調整する必要が有ります。
 支柱を作ったら今度は前脚を作ります。
 銅線で骨組みを作りキットの手首(足首?)を接続するつもりでしたが、やっぱりパーツが小さく猫の手の様なバランスになってしまったので、結局手首も自作する事にしました。
 詰めはキットのランナーを削りだしてからピンバイスで穴を開けて銅線に接続します。(写真4段目)
 これをキットの手首の爪を切り落とし、同じくピンバイスで穴を開けて先程の爪をさして表情を付けます。(写真5~6段目)
 この為銅線は長めに切り出しておくのがキモです。
 今回の作業を終えて全体を移したのが最下段の写真です。
 ついでに頭に銅線で延長した大角を付けました。
 次回も製作を進めていきます。