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2007年12月18日火曜日
ドラゴンを作ってみようⅡ6日目 頭部、尻尾
記事がようやく実作業に追いついてきましたが、今回は頭部の続きと尻尾の工作です。
角や尻尾は最上段にある画像のイメージです。
角の部分は楕円形の断面とし、飛行時にデルタ翼機のカナード翼の様な役目を負います。
反対側の尻尾はひれの部分の膜が他の部分のひれに比べて大きめに張られていて、こちらは方向舵の様な役目を負うというものです。
これが航空力学上理に叶っているとは思いませんが、意識しているかどうかで微妙に影響が出てくるのでこういったでっち上げの薀蓄は頭の中に置く様にしています。
このイメージを反映する為、頭部の大角は側面にパテを盛って、真円の断面から楕円形に変更し、尻尾のほうはひれの間にグリーンスタッフを盛り付けてひれの面積を広げます。
実際に作業を行ったのが写真2~4段目の物です。
角の作業と平行して顔のディテールもいじっていきます。
顔のモデルは12.14の日記http://snothim.blogspot.com/2007/12/3.htmlで掲載したティラノサウルスです。
この部分はグリーンスタッフをスパチュラにて造形していきます。
スパチュラの使い方は文章で表現するのは困難ですが、グリーンスタッフを使う場合は切りつける様な使い方よりは押し付ける様に使うのが適していると思います。(これもケース・バイ・ケースですが…)
自分も自己流で少しづつ使い方を覚えていきましたが、何処かに良い教科書等が有ると良いなぁと思って書店に行ったときに時々美術書を見ますが、スパチュラの動かし方については中々明確な記述があるものには出会っていません。
とにかくそんな感じで顔を形作りましたが、角の部分はまだこれから紙やすり等で平滑に仕上げる必要が有ります。
尻尾の写真が灰色なのは、グリーンスタッフを盛った後に表面に溶きパテを塗った為です。
こうすると表面が梨地になるのと全体が灰色になる為、凹凸の状況が判りやすいという利点が有ります。
こうして表面のアラを見つけて処理し、また溶きパテを塗ってチェックするという工程を繰り返します。
こんな感じで作業を進めるので、ここの工程では少しスピードが落ちますが、最後の仕上がりに大きく影響するので手を抜かずにやっていこうと思います。
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