当初は「練馬ミニチュアゲームの会」のはしもと会長も同行する予定だったのですが、生憎仕事の都合がつかないと言う事だったのでいつもどおり一人の旅行となりました。
朝8時過ぎに出発して世田谷から東名道に乗り、厚木で小田原厚木道路小田原まで行ってから国道135号でのんびり車を走らせましたが、昼頃には最初の目的地熱川に到着しました。
先ず最初は熱川バナナワニ園です。↓(写真は分園で、植物園、ワニ園、分園の3つで構成されています。)
最初に出迎えてくれるのはレッサーパンダです。↓
ガイドブックでは8頭ということでしたが、現在では繁殖が進んだようでもっと多くのレッサーパンダが住んでいるようです。
上の写真の個体は活発に動き回っていましたが、本来彼らが活発なのは朝夕の時間帯だそうで多くの個体はバテているかのように木の上で眠っていました。↓
実は5年程前にも一度来た事が有るのですが、その時は季節も秋だったのでワニ達もじっとしていたので、今回は気温も高いのでワニも活発に動いているかと思っていましたが↓
と言った具合でじっとしているのは気温や季節とは関係ないようです。
まあお陰で落ち着いて写真を撮る事が出来ました。
それからこれは世界のワニが揃っているこの園でもとりわけ珍しいワニで、↓
体表に苔がついているので黒く見えますが、確かに白いワニでした。
それからこの園のもう一つの目玉はバナナと言うより熱帯植物です。
この土地に湧く温泉を利用して非常に大規模な温室が山間の土地に沿って幾つも作られています。
先ずは園の名前にもなっているバナナ↓
そして素晴らしいのがハス植物専門の7号温室↓
また花のがくの部分も棘で覆われています。↓
美しさと毒々しさが同居する強い特徴を持つ植物です。
見学を終えて休憩しつつ園の屋上から海を臨みました。↓(写真は分園)
それから道すがらの蕎麦屋でてんぷらざる蕎麦で腹ごしらえして、宿を取ってある河津町に向かいます。
「かめ族館」のある伊豆アンディランドは水曜は休館なので行けませんが、まだ時間が有るので近くに有る河津七滝(「かわづななだる」と発音するそうです)を観てきました。
ここは川端康成さんの小説「伊豆の踊り子」の舞台になっているそうで(恥ずかしながら原作を読んでいないので、本を買うか吉永小百合さん主演の映画でも観て復習しようかと思っています)遊歩道には石像が立っていました。↓
ここから先の遊歩道は舗装がされてはいる物の、かなり険しくなってきます。
そしてしばらく進んだところに有るのがこの「蛇滝」です。↓
実は下った方にもう2つ「出合滝」「大滝」と言うのが有るそうですが、恥ずかしながらへばってしまってこの2つは観損ねてしまいました。
また訪れる理由にしようかと思っています。
ところで上の滝の写真を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、このあたりの岩はひびの割れ方に決まったパターンが有り、鉛筆を束ねたような不思議な岩肌を見せています。↓
滝だけでなく、非常に不思議な景色を拝む事が出来ました。
さて、すっかりへばってしまった私はそこらに有る手すりに寄りかかろうとしていた所でしたが、手すりについていた木の葉だと思っていたものが手を置く寸前に小さな茶色い蟷螂だと言う事に気がつきました。↓
へたりながらも宿について翌朝、今回の主目的の「伊豆アンディランド」に行きました。↓
カメといえばのろまなイメージが有りますが、前日のワニに比べると以外に活発で
スッポン↓
特にスッポン類は水中生活に適応している様で、非常に活発でした。
そんな中でようやくじっとしているナイルスッポンを見つけて写真を撮りました↓
また、甲羅も他のカメと違って柔らかい皮膚で覆われているのが解ります。
ちなみに噛み付いたら雷が鳴るまで離さないと言われるスッポンですが、水につけてやると離して逃げていくのだそうです。
そのほかにも珍しいカメが居り、マタマタと言う奇妙な頭を持つカメ↓
大映の「ガメラ」のイメージソースになったとも言われて居り、大きく逞しいアゴや手足の爪や、やや長めの尻尾などから確かにガメラを彷彿とさせます。
それからもう一つの売りはやはりゾウガメです。↓
それからこの施設のちょっと変わったところは裏手が海に面しているところで、表示にしたがって小道を歩いていくと木々や竹やぶの間を通り↓
この時間は引き潮で、足元には所々に海藻がへばりついていました。
満潮時には海がここまで来るようです。
足元を注意深く見ながら歩いていくと小さなカニがいました。↓
しばらくカニと戯れてから(別に泣き濡れてはいませんが)帰途に着きました。
今回は短い旅行でしたが、なかなか濃い内容の旅行を楽しめました。
3 件のコメント:
こんばんは。
なかなかおもしろい旅行だったんですね。
やる気のないレッサーパンダカワユスです。
一億円のグレーターの方には頑張ってほしいところですね。
あとアルビノの生き物ってとてもエキゾチックな印象を受けます。
ペイント、情景モデルともにリザードマン使いはぜひですね。
旅行のレポートを読んでいて、スノットさんの観察眼がさすがだなと思います。
僕もキャンプとかには行きますが、「コケの質感」や「下草の生え方」等、意識して見たり、写真に残しておかないといざ必要なときになかなか思い出せないものです。
そんなこともあってグーグルの画像検索はとても助かるんですけどね。
実物を観察することに優る資料はないなと改めて思いました。
ういす、スノットどん旅行お疲れ様でした。
生き物てんこもりでうらやましい旅行です。
ワニよりもカメよりも、ちっちぇえカマキリが、自分的にかなりツボっす。
今回ご一緒できず残念でしたが、次の機会には是非ともよろしくです。
>TAKIさん
レッサーパンダは動き回っているよりも寝ていた方が可愛いかも知れないね。
よくミニチュアの写真の背景に写真を使うのでこういう所に出かけると撮り溜めしてますが、やっぱり本物を直に見た時に気がついた事や感じる印象は大事ですね。
>はしもと会長
1泊2日で慌しかったのですが、逆に密度が濃くて良かったようです。
トカゲも居たんだけどこちらはカメラに収めるのは無理でした。
次の機会があったらまた声を掛けます。
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