ちょっと遅れましたが、「ズィルヴァニア」終盤に活躍したドラゴン騎乗ハイボーンの製作状況を紹介したいと思います。
製作の動機は前にも述べましたが、特にホビーセンターの様なイベントにおいて荷物の大きさの関係からドラゴンを導入する機会が少なくなってしまう為です。
去年の「ネメシス~」の時にはそもそもHCで2000ptsバトルをするチャンスが少なく、あまり問題を感じていなかったのですが、今回の「トゥル・サーナの影」「ズィルヴァニア」においてはレポートにも有るとおり、かなり頻繁に2000ptsバトルを行っています。
「ドラゴンズクラブ」などと僭称している手前も有るので、持ち運びが容易なドラゴンを作る決意をした次第です。
そんな訳で製作ですが、使用するミニチュアは現在販売されているハイエルフロード/ドラゴン騎乗です。↓ そしてポータブル化の目標として、普段使用している155㎜×120㎜×70㎜のケースに完全に収納できるようにする事にします。↓
当然ながら完全に組み立ててしまうと箱には収まらないので、ゲームを始める際に組み立てる事にして、何処までを接着して良いのか、或いは何処を切断しなくてはならないのかを確認する為に、セロテープでパーツを仮組して確認しました。↓
幸い新たにパーツを切断する必要は無さそうですが、頭部と尻尾、そして両翼は分離する必要が有ります。
翼の部分は元々すり合わせがきつめなので接着しなければ容易に取り外しが出来ます。
しかしながら頭と尻尾はそういう訳にも行かず、容易に取り外しする為のギミックが必要です。
方法としてはポリキャップを仕込む方法も考えましたが、割とスリムなミニチュアなのでポリキャップが入るスペースを作るのは難しそうです。
それとなるべく簡単な作業に留めたかったので、日本刀のように目釘で固定する方法にしました。
先ずは頭部ですが、後で目釘を通せる様にタミヤ3㎜プラ角棒を仕込みます。↓
Φ1㎜の真鍮線を目釘にするつもりなのでフレームになる角棒には最低でも3㎜程度の太さが必要です。
先ずは頭部と受けになる首にこの角棒が入るスペースをカッターナイフを使って切り広げます。
そして角棒を頭部側に接着します。↓
これに穴を開けますが、角棒の芯を外すと不味いので最初に角棒のど真ん中にピンバイスでΦ1㎜の穴を開けます。
そして受け側の首に左右それぞれ角棒をあてて芯が通るように穴を開けます。
角棒をガイドにすれば芯がずれないように穴を開けられます。
パーツの摺り合わせが出来たものが下の写真です。↓
今度は尻尾側です。↓
こちらは首側と違ってパーツのダボが非常に大きいので、角棒を仕込まずに穴を開けるだけでしっかりと目釘を通す事が出来ました。↓(横から)
↓(上から)
そして乗り手ですが、当初はウッドエルフロード/騎乗のミニチュアが使えると踏んでいたのですが、いざ合わせて見ると背中のパーツが鞍と干渉して上手く座れない事が判りました。
そこでグレィドライダーの下半身を使ってみますが、脚の開きが足りずにこれも上手くはまりません。
結局下半身を左右に分割し、真鍮線を橋渡しにして両足の開きを大きくして対応する事になりました。↓
後はこれに武装を施します。
槍はグレィドライダーの槍は巨大なドラゴンの鞍上からではリーチが足りないので、スタンダードベアラーのバナーポールの先端にソードの刃を取り付けて大振りなスピアにしました。
その他頭部はいつもは派手目の兜を作っていますが、今回は運搬の利便性もさることながら、たまには地味目のロードも良いかと思い、スカウトのフード付きヘッドを使ってみました。
こんなところで大まかな工作は完了です。
次回はペイントをしていきます。↓
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