オルケァスが物心ついた頃には”ゴルカお婆”は既に「お婆」だった。
今は亡きオルケァスの父親”石の頭”のモルグクが彼に語ったことには「ワシが餓鬼の自分にはゴルカお婆ぁはもうお婆じゃった。」ということである。
いつしかオルケァスは「きっとその先代の時にもお婆だったのだろう」と思うようになっていた。
モルグクが戦に斃れた時、半オークであるオルケァスは父が率いていた”石の歯”族から追い出される様に離れて放浪したものだが、お婆はそんな彼と共に部族を離れて放浪したのだった。
なぜはぐれ者の俺について回るのかとオルケァスが聞くと「おらぁの占いにはモルグクの跡取りが安息の地にたどり着くと出ておる。」と言うことだそうだ。
オークの流儀で行けばモルグクの跡取りは”石の歯”族の跡目を継いだモルグドであるし、第一グリーンスキン達が「安息の地」等という物を求めているとはとても思えなかったのだが、呪い師としてのお婆の腕前は幾度となくオルケァスを助けてきた。
そんな訳で”石の手”族をまとめ上げた今でも”ゴルカお婆”はオルケァスについてまわっているのだった。
と言う訳で、”石の手”族に加える2人目のヒーロー、オーク・シャーマンの”ゴルカお婆”を完成させました↓
ミニチュアは現在「オーク・シャーマン」として販売されているボックスセットの徒歩モデルの方です。
このモデルは歯が全く無いので(おそらく呪い的な理由で自分で抜いたと言うことだと思います。腰から牙を紐に通してぶら下げています。)この際お婆ちゃんの設定にしてみようと思いました。
私のイメージでは「シャーマンは老婆の仕事」というイメージが有る為でもあります。
と言う訳でグリーンスタッフで乳房をつけてみました。(あまり目立ちませんが)
腕はがっちりしていて女性らしくありませんが、そこはオークなので問題ないかと思っています。
ペイントはあまり変わった事はしていませんが、肌色のハイライトにRotting Fleshを多めにつかってやや年老いた感じを出してみました。
それから前回ペイント途中だったスパイダーライダーもペイントが完了しました。↓
前回緑の肌を塗って置いたので、今回は細かな装備品類です。
これも特に変わった色は使っていませんが、それぞれのライダーの羽飾りに、自分の蜘蛛と同じ色をワンポイントで入れて見ました。
かなりミニチュアが出来てきました。
次回はいよいよオルケァスが苦楽を共にしてきた半オーク達(ブラックオーク)のペイントをしようと思います。
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