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2008年6月4日水曜日

アーケィオン卿完成

 月曜日から塗り始めたアーケィオン卿ですが、ちょっと時間が有ったのでだらだらと手を動かしていたら完成してしまいました。↓ 



 前回は地面とドルガールのペイントまで済ませていたので今回は先ず鞍の下に敷いている毛皮を仕上げてからアーケィオン卿本体のペイントを行います。
 毛皮部分については基本的にアーミーブック「ホード・オブ・ケイオス」のカラーセクション(P68)にあるガイドを参考にして、Chaos Black→Scorched Brown→Snakebite Leazorとドライブラシをかけて、最後はガイドにあるVomit BrownではなくKommand Khakiにしてみました。
 これは肩に羽織っている毛皮もほぼ同様ですが、明度を上げる為に更にBreached Bone→Skull Whiteまで上げています。
 ここから本体ですが、まず「モルカルの鎧」のカラーは装飾部分に金色を使うつもりだったので、金色を黄色に見立てて補色関係にある紫色に振ってみる事にしました。
 という訳で黒の下地の上にMidnight Blueをベースとして塗ります。
 この色は元々赤みを帯びているので、これだけでかなり紫っぽくなります。
 更にエッジ部分にLiche Purple→Warlock Purpleでハイライトを入れると、暗さを保ちながら何処と無く紫色の鎧になってくれました。
 後は各所の装身具ですが、「支配の帝冠」(兜)の額に輝く「シーリアンの眼」は予知能力を与えるという事なので、ケイオスで予知を司るならばティーンチだろうと思い、青でまとめて見ました。↓
 今回は宝石塗りではなく、自ら光を発しているようにドルガールの眼と同様のグラデーションの付け方をしています。(作業としては宝石塗りよりも簡単です)

 それから猛烈な破壊力を発揮する魔剣「王族殺し」は他の部分との色の取り合わせから、緑系統で塗ることにしました。
 塗っているうちに気が付いたのですが、刀身に彫刻された奇妙な炎のような紋様はどうも髑髏を模しているらしい事に気が付きました。↓
 恐らくは剣に封じ込められた悪魔「ウズーフゥル」の顔を表現しているのでしょう。
 と言った所で大体完成ですが、マントに五極の印象(八本矢の紋章の中に、コーン、ティーンチ、ナーグル、スラーネッシュの紋章を取り込んだもので、翻訳されていないサプリメントStorm of ChaosのP10にこの紋章を掲げたアーミースタンダードベアラーが掲載されています)を描き込んではどうかとかつさんからアドバイスを頂いたのでチャレンジしてみました。↓
 いざチャレンジしてみましたが、はためくマントの上には渾沌の八本矢を描き込むだけで精一杯でした。
 アーミースタンダードを作る機会が有ったらもう一度チャレンジしてみたいと思います。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

佐藤ですー。
ついにアーケオン完成、おめでとうございます。
いつもながら美しいペイントに感心するのですが、今回思ったのは、
ケイオスのキャラクターで黒や赤など暗い色を多用しているにもかかわらず、全体が沈んだ感じにならずに、輝きを持っているなあということです。
剣のグリーン、瞳のオレンジ、マントなどのハイライトがミニチュア全体を明るくさせずにアクセントになっているように感じました。
とても参考になりましたですー。

スノット さんのコメント...

>佐藤さん
 有難うございます。
 結局ペイントは手先の技術よりも配色に掛かるウェイトが一番大きいように思っています。
 配色にはいつも気を使っているので、そこに言及していただけると嬉しいですね。

ZONO さんのコメント...

アーケィオン卿完成おめでとうございマッスルです!

ホントにスノットさんのペイントは参考になります。

スノットさんのブログを拝見させていただいて、色々とパク・・・オマージュさせていただいております。

今回は特に、剣の配色が気になります。。。すごくキュンときてしまいましたw

気持ち悪がらないでくださいねw

スノット さんのコメント...

>ZONOさん
 有難うございます。
 私もZONOさんのブログからパク…インスパイアを受けたりしてますよ。

 「王族殺し」は黒ベースにDarkangels Green→Snot Green→Scorpion Green→Bilious Green→Bilious Green+Skull Whiteで仕上げていますが、顔を形作る部分(両目と口)は意識して刀身よりも2段階くらい明るい色を使ってます。
 当初はもっと明るくしたのですが、何だかライトセイバー(「ジェダイの帰還」のルーク)っぽくなって妙に浮いてしまったので、慌ててトーンを落としました。
 ZONOさんもソードを塗ってもっとキュンキュンしちゃってください。