**5ターン目
林の中に身を潜めていた斥候隊は、深手を受けてよろめきながらドラゴンを駆る「皇帝」カールフランツを視界におさめた。
「よし、乾坤一擲、今が好機だ。」
斥候隊長は、仲間達にそう言うとドラゴン目がけて一斉に矢を放った。
幾本もの矢がドラゴンに命中し、そのうちの一本が遂に帝国皇帝を捉えると、皇帝はドラゴンの鞍からゆっくりと滑り落ちた。
その頃林の近くに陣取っていた弓兵達は、オリオンを仕留めた「鋼鉄の亀」に矢を射掛けた。
一本が鉄板の隙間に吸い込まれると、機関部から湯気が噴出した。
「あれでどうこう成るとは思えんが、一矢報いるとは正にこの事だな。」
弓兵達は互いに顔を合わせるとそんな事を口にしたのだ。
***
スカウトの射撃がカールフランツに止めを刺しました。
ヒットロール、モンスターの振り分け、ダメージロール、アーマーセーヴィング、ワードセーヴィングと、幾つかの関門が有るのですが、6+や2+と言った強力なストッパーが無かったので、通るときは通ってしまうんだなぁと思いました。
オリオンがやられて劣勢かと思っていましたが、皇帝を仕留められたので、持ち直した感じです。
スチームタンクにも6+ダメージロール、1+アーマーセーブを抜けて1ダメージ入りました。
最もこちらは(傷)が10も有るので焼け石に水です。
**6ターン目
”鹿の蹄”のアルドールは、敵を探して戦場の端を歩いていた。
連戦の為に疲労が出たのか、何時もの俊足はなりを潜めていた。
それを見逃さなかったのはあの「鋼鉄の亀」の乗員達だった。
車体正面に据えられた主砲をアルドール目がけて発射した。
「アルドール!よけろ!!」
そう言ったのは”楽園の騎士”ヴェイラリオスだった。
その声に気が付いてヴェイラリオスの方を振り返ったアルドールだったが、次の瞬間「ごうっ!!」という音と共に、彼のすぐ脇を、彼の頭と同じほども有る砲弾が飛びぬけて、アルドールの髪の毛を焼いた。
「うわっ!危ねぇ!!」
そこでようやくアルドールは我に帰ったのだった。
***
アルドールの移動をうっかり忘れていた為に、スチームタンクの射撃の的になってしまいました。
命中した物の、ダメージロールで1が出た為に、「5死に1生」を得ました。
****
夕闇が迫るエスファンの野で大の字になって倒れていた”皇帝”カールフランツは、傷を抑えながらよろよろと立ち上がると、意外に近い場所で”樹海の王君”オリオンが、これも大の字になって倒れているのを見つけた。
カールフランツはよろよろと歩み寄ると、オリオンに声をかけた。
「オリオン殿、動けるか?手をお貸しいたそうか?」
その声にオリオンはゆっくりと目を開けると、悪戯っぽい笑みを浮かべながらカールフランツにこう言った。
「心配御無用。それに貴殿では俺の体を助け起こすのは無理と言うものだ。」
そしてクルノスの御槍を杖にゆっくり体を起こしたオリオンは、カールフランツと共に戦場を見渡した。
「俺達が寝ている間に兵達が仕事を終えてしまったらしいな。」
にやりと笑いながらオリオンがそう言うと、カールフランツも笑い返すのだった。
そんな訳で試合終了です。
結果は、
Sinさんの得点
オリオン全滅 575点
グレィドライダー全滅 129点
ドライアド1全滅 108点
ドライアド2全滅 96点
ワイルドライダー1半壊 108.5点
グレィドガード半壊 63点
ツリーマン半壊 142.5点
ジェネラル死亡 100点
計 1322点
スノットの得点
カールフランツ全滅 380点
バトルウィザード全滅 115点
マスターエンジニア全滅 80点
ハンドガンナー1全滅 88点
ハンドガンナー2全滅 80点
ソードマン全滅 145点
デタッチメントハルバーディアー全滅 50点
エンパイアナイト全滅 172点
グレイトソード全滅 230点
グレイトキャノン全滅 100点
ジェネラル死亡 100点
旗2本(グレイトソード、エンパイアナイト) 200点
計 1740点
点差418点で引き分けとなりました。
名声点は
King of Tactic 引き分け7点
King of Brave 0点
計7点でした。
主力同士のぶつかり合いがあまり無い試合でしたが、プレイヤーとしては色々と頭をひねって戦ったので、なかなか面白いゲームでした。
今回の結果は「ネメシスの冠」にも反映させました。(タラベック境)
武勲マーク
2001pts+引き分け1回 4点
スノット累計
武勲マーク 139
出陣マーク 25
となりました。
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