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2007年9月29日土曜日

樹海から宇宙へ




 まだ最終の結果発表が残っていますが、バトルキャンペーン「ネメシスの冠」も盛況の内に終了しました。
 今度は40kのイベント「アポカリプス」も控えている様で、9.30(日)の「練馬ミニチュアゲームの会」でも40kをメインで行う事になっているので、そろそろ私も宇宙に上がる準備を始める事にしました。
 私はウォーハンマー40kでは今までティラニッドをメインで使ってきましたが、今回はスペースマリーンでやってみようと思っています。
 Sマリーンには様々なチャプター(戦団)が存在し、細かなスペシャルルールで差別化が図られています。
 私が選んだチャプターは「レイヴンガード」と呼ばれる物で、コデックスではスペシャルキャラクター「ケイヴァーン・シュライク」と共に紹介されており、チャプターの特徴としては本来ファストアタック枠に分類されているアサルトスカッドをエリート枠でも編入出来る代わりに、ビークルの編入に大きな制限が掛かると言う物です。
 機動力のあるアサルトスカッドを多く編入出来る事と、ケイヴァーン・シュライクの猛烈な破壊力が魅力です。
 今まで1500ptsで2戦ほど行いましたが、今度の練馬では2000ptsを持っていくつもりなので、戦力を増強する事にします。
 今回はシュライク専用の護衛ユニット「シュライク・ウィング」を増強する事にします。
 シュライク・ウィングは全員がジャンプパックと両手にライトニングクローを装備し、「ターミネイターたる栄誉」を持つ間違いなくレイヴンガードの最精鋭部隊で、1モデル/51ptsと言う非常に高コストのユニットでも有ります。
 その為今までは7人で使っていましたが、フルメンバーの9人まで使えるように2人の補充隊員をペイントしました。
 シュライクウィングは、隊長のケイヴァーンがMkⅥのヘルメットを被っているので、隊員も全員MkⅥにしています。
 それから両手のライトニングクローはターミネイターアサルトスカッドのクローを頂いています。(9人分揃えるには2箱分が必要になります)
 レイヴンガードのカラースキームは、全身黒のパワーアーマーの右肩に赤い縁取りと言う非常にシンプルな物です。
 手を抜こうと思えば黒ベースにちょっと手を加えるだけで良いのですが、あまりにも単調になるので、ベースとしてChaos Black5:Codex Gray5で作ったグレーを使っています。(写真最上段)
 これを黒サフの上に最暗部を残すようにペイントし、エッジをCodex Grayでタッチアップします。
 それから縁取りが右肩だけだと非常に地味なので、左肩にも縁取りをしています。
 最初は白にしようと思っていたのですが、なんだかしつこい感じがしたので、少しだけトーンを落としてFortress Grayにしています。
 クローの部分はSnot GreenからSkull Whiteに上げながら「ライトニング」模様を書き込んで見ました。
 それからクローへのパワーケーブルは4色に塗り分けてみました。
 簡単なはずのマリーンのペイントが一気に面倒になりますが、完成時の見栄えには大きく影響するようです。(写真中、下段)
 こんな感じで「宇宙の戦士」を増強していこうかと思います。

2007年9月25日火曜日

9.24森の深奥(ファイナル2日目)







 昨日はいよいよ「ネメシスの冠」の最終日となり、森の深奥(HC神保町ファイナル2日目)に出撃してきました。
 会場はファイナル初日を上回る人出となっており、初見の人や、お馴染みの顔が続々と会場にやってきました。
 今回も初日と同様エントリーシートを書いてバトルアリーナのスタッフにマッチメイクをして頂きました。
 1戦目は来場した樹海の同胞motoiさんとウッドエルフ×2のタッグを組んで、ドワーフ+エンパイア連合と2100ptsバトルとなりました。(写真2、3段目)
 今回ファイナル2日目は、特別シナリオが用意されており、戦場に配意されたマーカーを戦闘終了時まで確保すると、通常の武勲マークに加えて1d6点の武勲を得ると言うスペシャルルールが加えられました。
 敵方はウォーマシン、隊列歩兵、キャバルリーが混在し、状況によっては完封されかねない編成です。
 序盤は戦場中央のクロスファイアポイントを避けて、主に左翼側を担当するmotoiさんのドライアド達がウォーマシン群に迫りつつ右翼ではこちらのワイルドライダーが側面に廻り込むべく機動をしますが、スカウト配置されたドワーフレンジャーに行進移動を妨害されて思うように動けずに苦戦します。
 この状況を打開してくれたのはあまりあてにしていなかったグレィドライダーです。
 側面を晒したレンジャーを撃破して、その余勢を駆って林の中に陣取っていたドワーフキャノンにも突撃を仕掛けて討ち取ることに成功しました。
 そして生き残ったワイルドライダーがソードマンに突撃を仕掛けましたが追い返されてしまいました。
 ゲーム終了前に再集結出来たのが救いです。
 一方左翼側では射撃ユニットを何とか凌いで終盤にナイトに対してmotoiさんのワイルドライダーとドライアドで突撃を仕掛けて追い返す事に成功しました。
 その間に戦場中央に進軍してきたドワーフウォリアーに中央のマーカーを抑えられ、都合2つのマーカーが敵に渡り、残りの1つはナイトをし止める為に動いた結果確保できる範囲から外れてしまいましたが、試合事態は勝利を得ました。
 非常に難しい展開だった上に2人で打ち合わせをしながらのゲームだった為に長時間のゲームになってしまいました。
 相手のプレイヤーを待たせてしまってちょっと申し訳ない事をしました。
 タッグ戦ではいつもこの辺りが難しいと感じています。
 1試合目が終わってみると、周りに意外と多くのウッドエルフプレイヤーが来場している事に気が付きました。
 久しぶりにお会いしたTさんもウッドエルフを持参して来られていたので、お願いしてTさんの持参した樹海の戦士「ゼイラス隊長」と私の「楽園の騎士ヴェイラリオス」とで記念写真を撮らせて頂きました。(写真4段目)
 それから次の対戦をしようと思っていましたが、4時をまわっていたので、もう1試合は低ポイントで行こうと思っていましたが、マッチメイクの結果8.11の大結で対戦したMさんのエンパイアと1対1で対戦する事になりました。
 スタッフに残り時間を聞くと7時頃まで大丈夫との事だったので、思い切って2100ptsの対戦を申し込んだ所快く応じてくれました。
 そこで、機会が有ったら使おうと思い密かに持参していた”樹海の王君”オリオンを出陣させる事にしました。
 それに対してMさんは”最高主席魔術師”バルタザール・ゲルトが相手です。
 敵陣にはゲルト以外にも3人の魔術師がおり、数多くの銃砲が立ち並んでおり、中でも12人のアウトライダーが威圧感たっぷりです。
 この猛烈な魔法と銃火を掻い潜れるかどうかが勝負の分かれ道になりそうです。(写真5、6段目)
 幸い多くの武器はロングボゥでアウトレンジ出来るので、ガンナーを有る程度減らしつつ、射撃が集中しにくい場所を狙って敵陣に接近していきます。
 右翼側に展開してきたピストラーが厄介そうで、ワイルドライダーで無理に接近すると廻りあいながら射撃を喰らってジリ貧になる事が予想されたので、思い切って引いて構えて1回フルパワーの射撃を敢えて受ける事にしました。
 結局最初の射撃と迎え撃て射撃でピストラーに突撃出来たのはスタンダードベアラー1人だけとなってしまいましたが、ワイルドライダーの戦闘能力で何とか2ターンかけて殲滅に成功しました。
 痛い出費ですが、放っておく訳にもいかないユニットなので仕方がないでしょう。
 左翼側では林等を使用しながらドライアドやウォーダンサー、ウォーホークライダーを接近させますが、マジックや射撃に阻まれてなかなか接近できません。
 といいつつもMさんのマジックの出目が悪かったお陰で終盤に何とか3人のウォーダンサーが敵陣に到達し、バトルウィザード、ハンドガンナー、ロケットバッテリー等を撃破しました。
 戦場中央では、なんとか敵の大量のパワーダイスを減らすべく、グレィドライダーとドライアドでバトルウィザードが合流するソードマンに合流を仕掛けました。
 当然戦闘結果で勝つことは出来ませんでしたが、その前に何とかウィザードを討ち取ることに成功しました。
 そればかりか追撃したソードマンが廃墟の影でキャノンから隠れていたオリオンの前に側面を晒します。
 また、マジックの効果範囲に収めるべく進出してきたゲルトもオリオンの出撃コース上に現れます。
 そこで遂にオリオンの突撃のチャンスが廻ってきました。
 オリオンがソードマンに突撃を宣言したところで、ソードマンが恐慌状態になり、そのデタッチメントは「祝祭の大角笛」の効果でパニックを起こしました。(「祝祭の大角笛」でパニックを起こしたのは初めてです)
 ここで遂にゲルトを視界に収めたのでゲルトに突撃を宣言し、ゲルトは「逃走」を選択します。
 そして逃走するゲルトを撃つべく「野生の七人」(ヴェイラリオス率いるワイルドライダー)を逃走ルートに移動させます。
 次のターンゲルトは再集結に成功しましたが「野生の七人」で突撃し、討ち取ることに成功しました。
 そして最終ターンに戦場中央のマーカーを取るべく進出してきたアウトライダーの側面からオリオンが「鷹の鉤爪」を射こんで、パニックを起こさせる事に成功し、勝利を収めました。
 終わってみると双方殆ど兵が残っていない激戦で、最終回に相応しいバトルで2ヶ月に渡った「ネメシスの冠」を締めくくる事が出来ました。
 それからこちらが1つだけマーカーを確保する事に成功し、ダイス目は「2」で追加で2点の武勲マークを得ました。
 試合後Mさんにお願いしてオリオンとゲルトで記念撮影をさせてもらいました。(写真最下段)
 手ごたえのあるバトルをし、久しぶりの戦友とも再会し、充実した1日でした。
今日の戦果
2001pts+勝利2回 9点×2(大合戦)×2回=36点
マーカー2点
計38点
出陣マーク2回×2(大合戦)=4点
計4点
スノット累計
武勲マーク269点
出陣マーク39点
となりました。
皆さんはどうでしたか?
 前回のバトルレポートでウッドエルフは3位につけていたので、最終結果まで3位をキープ出来れば良いなと思っています。
 この2ヶ月の間休日の度に戦場に足を運び、まるで「ハンマー猿」の様に戦い続けました。
 充実した2ヶ月を過ごせたと思います。
 この2ヶ月間一緒に戦った皆さんもお疲れ様でした。

2007年9月23日日曜日

9.23森の深奥(ファイナル1日目)


 今日は予定通りHC神保町で行われた「ネメシスの冠」ファイナル(1日目)に出撃してきました。
 会場は午後からと思っていましたが、GWJのHPで確認した所AM11:00からの会場と言うことなので慌てて支度をして神保町に向いました。(お陰で今回はカメラを忘れてしまいました)
 会場に着くと、今回はバトルアリーナ側がマッチメイクをしてくれるという事でエントリーシートにアーミー名やポイントを書き込みます。
 今回は”楽園の騎士”ヴェイラリオスと”楽園の騎士団”としました。
 そうしてマッチメイクをして貰った訳ですが、1試合目は先日タッグを組んで戦ったドワーフプレイヤーのEさんと550点バトルを行いました。
 Eさんの編成はオルガンキャノンとクォレラーを据えた射撃が強力な編成で、ちゃんと敵に辿り着けるかどうかが勝負の分かれ目になりそうです。
 ジェネラルのドゥルワウス(ブランチレイス(オリジナルキャラクター))が率いるドライアド、ワイルドライダー、グレイトイーグルらが林に隠れながら敵に接近しますが、わずかなチャンスにオルガンキャノンの射撃が決まり、早くもワイルドライダーが全滅してしまいました。
 しかしながら、その間にドライアドとイーグルがオルガンに取り付いて撃破し、その余勢を駆って敵ウォリアーの死角に回り込みます。
 そしてウォリアーを避けつつクォレラーを撃破して、最終的に辛勝を得ました。

 続いて間髪を入れずに2試合目は、再びEさんとタッグを組んで今度はヴァンパイアカウントのタッグと1100ptsバトルを行いました。
 Eさんとは以前にタッグを組んだ事が有るので同様のコンビネーションで行こうと思いましたが、今回のEさんはウォリアーを入れない射撃中心の編成なので、こちらはグレィドガードをやめてドライアドとして、射撃はEさんにお任せする事にしました。
 林を都合の良い場所に配置出来たので、これを利用してドワーフ達の援護射撃を受けつつドライアドとワイルドライダーを進軍させて行きました。
 敵軍で足の速いユニットはダイアウルフのみだったので比較的楽に自軍ユニットを展開させる事が出来ました。
 そうして中盤には敵の3人のウィザードの内2人を討ち取り、タッグの片方には灰燼テストを強いて最終的に勝利を得ました。

 そして休憩を取らずに3試合目です。
 今度はドワーフプレイヤーのNさんとタッグで、オウガ&VC連合との2100ptsマッチです。
 Nさんの編成はスペシャル枠の強力な接近戦ユニットを中心にした編成でしたが、足の速さが違うとコンビネーションを取るのが困難なので、我儘を言ってスレイヤーの代わりにオルガンキャノンを編入して貰いました。
 こちらはエントリーシートに書いたものの出陣せずにいた”楽園の騎士”ヴェイラリオス(ワイルドライダーノーブル(オリジナルキャラクター))が「野生の七人」(ワイルドライダー)を伴っての出撃です。
 序盤にこちらから見て左翼から6人ものブルとブッチャーを従えたブルーザーが全速で接近して来たので、僅差で勝てると踏んでヴェイラリオス率いる「野生の七人」で突撃を仕掛けました。
 僅差で勝つつもりでしたが、出目が振るわず引き分けとなってしまい、その上こちらは3人ものライダーを失ってジリ貧になるかと思いましたが、続く敵側ターンの接近戦では逆にこちらの出目が走り、勝利→追撃→全滅と、都合良く事が進み、左翼の展開が一気に楽になります。
 やや中央よりの戦場ではオルガンが猛威を奮いアイアンガットを射撃で一掃してしまいます。
 また中央を進んで接近してきたスピリットホストをサンダラーが隊列を形成して受け止め、背後から出現したゴウガーをこれも隊列を作ったクォレラーが受け止めます。
 右翼ではバットスゥオームを自由にさせると苦戦しそうだったので、思い切ってグレィドライダーで突撃を仕掛けました。
 一進一退の攻防でしたが、左翼の「野生の七人」(今や4人ですが)がネクリアークヴァンパイアが率いるゾンビーユニットに突撃を仕掛けてヴァンパイアを討ち取り、灰燼テストを強いて勝利を得ました。

 試合を終えて、抽選会となりました。
 今までの出陣ポイント分だけ抽選用紙を抽選箱に入れて、その中から抽選をする事になりました。
 なんと1番目に私のくじが当たり、額装したアーミーブックの表紙イラストを頂きました。(写真)
 解散後、来場していた「練馬ミニチュアゲームの会」のあっきいさんと近くのレストランでハンバーグを頂きながらゲーム談義をして帰りました。

今日の戦果
武勲マーク
501pts+勝利1回 5×2(大合戦)=10
1001pts+勝利1回 7×2(大合戦)=14
2001pts+勝利1回 9×2(大合戦)=18
計42点
出陣マーク
3回×2(大合戦)=6
計6点
スノット累計
武勲マーク
231点
出陣マーク
35点
となりました。
皆さんはどうでしたか?

2007年9月21日金曜日

ドライアド完成

 今日は昨日作りかけだったドライアドに手を加えました。
 昨日の段階で本体はほぼ終わっていたので、目を入れてベースデコレートをして完成です。
 目は黄色にしようと思い、最初はbadmoon Yellowで塗りましたが、ハイライトをきつめに入れた所為で色味が被ってしまい、黄色と言うより白っぽくなってしまったので、もう少し赤みのある黄色を使おうと思いGolden Yellowにしてみました。
 この際オレンジでも良かったかもしれません。
 ベースの方はドラゴンでやった時と同様で苔から落ち葉の順番で乗せていきました。(9.03の日記参照)
 そんな形で比較的短時間に8人のドライアドが完成しました。
 「ネメシスの冠」のファイナルに持参します。

2007年9月20日木曜日

精霊の補充


 「ネメシスの冠」も大詰めとなり、仕事の予定も定まって9.23と24のファイナルにも2日とも参加出来る事になりました。
 そんな訳でファイナルに向けてミニチュアを整備していたのですが、グレィドライダーとドライアドがこの2ヶ月間の戦いであちこちに運搬してケースからの出し入れを繰り返した結果かなり破損してしまいました。
 そこでちまちまと補修をしている訳ですが、ドライアドについては編成によっては(ドライシャを使う場合等)更に人数が必要になって来るので、今回は新たにペイントする事にしました。
 実は以前にベースコートとグランドワークを済ませた物をストックしていたのでこれを塗ることにします。
 今までの物は茶色系統の色にしていたので、今回は緑系統でまとめる事にしました。
 こうすればドライアド同士が隣接してもどのモデルがどっちのユニットかで混乱する事も防げるでしょう。(意外と良くあるシチュエーションです)
 暗めでくすんだ色をベースにしたかったので、ベースはシタデルカラーではなくタミヤアクリルのXF-11暗緑色にXF-1フラットブラックを少量混ぜた物をウェットブラシの要領で黒サフの上に塗りたくってその上にXF-65フィールドグレイ→Rotting Fleshをドライブラシしてみました。(写真上段)
 ドライブラシでけりをつけるつもりでしたが、今ひとつメリハリが付かなかったので、更にRotting Flesh及びSkull Whiteを面相筆でタッチアップして、やや大袈裟なコントラストをつけてみました。(写真下段)
 これで目を塗ってベースデコレートを済ませれば完成です。
 やはりドライアドは他のミニチュアに比べるとペイントが簡単です。

2007年9月18日火曜日

ドラゴンを作ってみよう 12日目(アラハン+完成)




  今回はいよいよ双子の妹のアラハンをペイントしました。
 塗り方は姉のナエストラと殆ど同じですが、設定に従い色味を変えています。
 肌色はナエストラと全く同じでDark Flesh~Breached Boneでペイントしていますが、髪の毛は設定に沿って黒にしています。
 ここはストレートにChaos Black→Codex Grayとしました。
 身に纏っている鎧や葉っぱ状の装飾は、ナエストラを金色系統で仕上げたのでこちらは銀色でまとめる事にし、これも割とストレートにChaos Black→Boltgun Metal→Chainmail→Mithril Silverにしました。
 衣服の方は、姉と同じく緑系統なのですが、ナエストラがGoblin Greenを基調にしていたのでアラハンの方はこれを使わず、Snot Green→Scorpion Green→Bilious Green→Bilious Green+Skull Whiteとし、明るさもナエストラの服に比べて明るめにしており、ハイライト部分はかなり白くしています。
 武器も姉の白っぽい物に対して黒系統でまとめ、槍の飾りは姉のオレンジに対して青系統にしました。
 Regal Blue→Ultramarine Blue→Ice Blueとし、ちょっと赤みが掛かる様にしてみました。
 7月から製作を始めた「黄昏の姉妹」ですが、妹のアラハンを塗りあげてようやく完成です。
 実質の作業日数は2週間足らずなのですが、間に色々道草を食っていた為に結局2ヶ月以上の期間が掛かってしまいました。
 完成したからには使ってみたいところですが、ルール上3000pts以上でないと使いにくいスペシャルキャラクターなので、「ネメシスの冠」が終わったら使ってみようかな?と思っています。
 この記事をみてドラゴンを製作するプレイヤーが現れてくると良いなぁと思っています。

2007年9月17日月曜日

9.17タラベック境(鉛駒卓遊会)




 今日は「ネメシスの冠」でタラベック境の「大合戦」(鉛駒卓遊会)に出撃してきました。
 会場に到着して暫らくすると、usiさんhttp://yaplog.jp/usi1040/が到着したので、早速usiさんのダークエルフと2100ptsバトルを行いました。
 今回は両者共にドラゴンを持ち込んでの対戦です。
 先手を取る事が出来たので、ボルトスロアーに見えないように林を利用して接近しますが、接敵するまでにボルトや魔法で少しづつダメージを受けてしまいました。
 それでもボルトに突撃し、その勢いでスピアマンに正面から突撃を仕掛けました。
 フルランクの歩兵に勝つためには最低6点のダメージを取る必要が有るのですが、今回は幸いイヴェリオン(ドラゴン騎乗のハイボーン(オリジナルキャラクター))の持つ「死の小妖精」の出目が振るって合計で9ダメージを稼ぎ出して、合流していたソーサラー諸共全滅させる事が出来ました。
 何時もならばこの段階で次の敵を探して飛ぶのですが、他のユニットがダメージを追いながらも戦果を上げる事が出来たので、下手に動いて残ったボルトスロアーに撃たれないように身を隠して暫らく様子を見る事にしました。
 そうしている間にスピアマンを撃破したワイルドライダーがボルトに到達し、敵のドラゴンに取り付いていたドライアドは敵ハイボーンを討ち取る事に成功し、(usiさんのセーヴィングの出目がかなり悪かったのですが・・・)イヴェリオンが大きな動きをする事無く勝利を得る事が出来ました。
 試合後usiさんと「これからのエルフプレイヤーは1人1ドラゴンだよね。」と意見を確かめ合いました。
 2試合目は後から到着したアメリカ人プレイヤーBさんのホード・オブ・ケイオス(スラーネッシュ)と2100ptsバトルです。
 序盤にマローダーに合流するソーサラーの呪文でウォーホークライダーにダメージを伴う「狂乱」を付けられてしまいましたが、こちらのターンに逆にそのソーサラーに突撃し、「狂乱」の効果を利用してソーサラーを討ち取りました。(出目がかなり走りました)
 先週と違って今日はかなりで目が良い様です。
 続いてイヴェリオンが別のマローダーに突撃しましたが、1試合目と違って出目が振るわず逆に追い返されてしまいました。
 逃走中にケイオスとロールの突撃をかわしたりしましたが、幸い大事に至る前に再集結に成功しました。(写真最下段)
 その間に厄介だった2体のフィーンド・オブ・スラーネッシュ(スラーネッシュのスポーン)をそれぞれドライアドで撃破する事に成功し、かなり機動が楽になりました。
 その後ワイルドライダーやドライアドの活躍でハウンドや、マローダーを討ち取り、勝利を得る事が出来ました。
 今回ドラゴンはあまり目立った接近戦をしていませんが、相手の機動を制限するのにはかなり役立ちました。
 とはいえドラゴンの使い方にはまだ研究の余地が多そうです。
 その後、会場に来ていた天さんhttp://black.ap.teacup.com/higeoyaji/と敷島さん夫妻と一緒に居酒屋で食事をして帰りました。
今日の戦果
武勲マーク2001pts+勝利2回 9×2(大合戦)×2=36
計36点
スノット累計武勲マーク 189点
出陣マーク 29点
となりました。皆さんはどうでしたか?

2007年9月14日金曜日

樹海の戦士その13 グレイトイーグル

 久しぶりの「樹海の戦士」です。
 第13回目はレア枠の飛行モンスター、グレイトイーグルを紹介します。
 グレイトイーグルはレア枠で1羽編入する事が出来る飛行ユニットで、「飛行可能」のスペシャルルールが当てはまるモンスターです。
 能力値はなかなか高めで、(接)5は大抵の敵に対して3+でヒットロールを成功させる事が出来ます。
 ただし(攻)は4ですが(回)はあくまでも2となっているので、敵の一線級のユニットに対して戦果を上げるのは難しいでしょう。
 やはり主な任務は、敵のウォーマシンを撃破したり「行進移動」の妨害を行うのが適任だと思います。
 ウォーマシンに取り付く為には単独で的中深く進入する必要が有りますが、(気)が8と高いので恐怖やパニックの影響をそれ程気にせず単独行動させることが出来ます。
 また、単体のユニットなので、自身が戦死するまで射撃によるパニックが発生しないのも利点です。(やや消極的ですが)
 そして重要なのは「兵力」が3有る事で、3人のクルーが動かすウォーマシンが多いので、接近戦に入った段階で戦闘結果ボーナスがタイでスタート出来ます。
 グレイトイーグルの(敏)は4なので、エルフ以外のクルーならばこう着状態になっても先手をとって攻撃出来ます。
 またクルーのアーマーセーブは高くても6+なので(攻)4でセーブをキャンセルさせる事も出来ます。
 そんな訳で対ウォーマシンには最適の戦力だと思います。
 特にドラゴンを使用する場合には、必須に近いユニットだと思います。

 もう一つ重要な点は、ポイントコストです。
 ウッドエルフはどのユニットもコストが高く、例えばドライアドなら最低人数で編成しても96ptsのコストが必要です。(12pts×8人=96)
 これに対してグレイトイーグルは1体50ptsで編入できるので、ユニット単位ではウッドエルフアーミーにおいて最も低コストのユニットと言うことが出来ます。
 これによって、囮や足止め等の「捨て戦力」として使う事が容易になります。
 高ポイントのユニットでも出来なくは無いのですが、犠牲にするポイントは少しでも抑えたいところです。
 と言う訳で、痒いところに手が届く使い易いユニットなのですが、難点はレア枠である事でしょう。
 2000pts未満ではレア枠は1つしかないので、最高でも1体しか入りませんし、編成によってはツリーマンやウェイウォッチャーと言ったユニットともバッティングしてしまいます。
 私は枠が許す限りはなるべく編入するようにしています。

***
 ミニチュアについてですが、写真の物は2体共5版(日本語版)の頃から使っているモデルです。
 奥のモデルの足元でスノットリングがファイティングポーズをとっている事が解るでしょうか?

2007年9月13日木曜日

ドラゴンを作ってみよう 11日目(ナエストラ)



 今回はようやく乗り手の双子のペイントです。
 まずは双子の姉(?)のナエストラです。
 塗り方はまぁ普通の塗り方です。
 ベースを白として肌色はDarkFlesh→Tanned Flesh→Dwarf Flesh→Elf Flesh→Breached Boneです。
 設定上髪は白なので、breached Boneをベースにして、Desert Yellowを流し込み、ハイライトにSkull Whiteとしました。
 髪が白いので、後で塗るアラハンとコントラストを出す為に服の方は、Dark Angels Green→Snot Green→Goblin Green→Breached Boneと言った具合で、やや暗めのグリーンを使う事にしました。
 それから鎧の部分(ルール上は鎧を着ていない様ですが)は金色でまとめました。(アラハンは銀色にするつもりです)
 最後に武器ですが、弓と槍の柄(槍もルール上は持っていないそうです)は何となく茶色にしていましたが、アラハンとの対比を考えて明るい色にしてみました。(Graveyard Earth→kommand Khaki)
 槍の飾りは色味をつける為にオレンジ色にしました。
 次回は妹のアラハンを塗るつもりです。

2007年9月10日月曜日

9.09種無し連山(さいたまミニチュアデイズ+バトルホリデイ浦和)


 昨日の日曜日は「ネメシスの冠」でウッドエルフの版図を広げるべく種無し連山(さいたまミニチュアデイズ+バトルホリデイ浦和合同イベント)に出撃してきました。
 今日の第1試合はV1ALさんの操るエンパイアと2015ptsバトルです。(写真上段)
 今回はフルランクのナイトとスチームタンクが陣取っています。
 序盤に”隠し道の月光石”を使ってドラゴンを敵ウォーマシンの近くに出現させてウォーマシンとウィザードを討ち取れたのですが、その直後にもう一つのキャノンに射程ギリギリの射撃でドラゴンに乗るハイボーンが討ち取られてしまいました。
 そしてこちらのワイルドライダーの突撃はナイトに5㎜届かずそこにタンクに突撃を受けて全滅といった具合にズルズルと負けていきました。
 結局スペルシンガーとスカウトだけが残ったところで投了しました。
 いろいろな物が裏目に回ってしまい、やる気が失せる程の負けっぷりでした。
 昼食をはさんで対戦相手を探していた所、敷島さんと灰色猫さんが750+750=1500ptsのドワーフ連合で応じてくれました。
 今回は種無し連山のスペシャルルール「ミュータント」「肉食樹木」が存在する戦場です。
 「ミュータント」は戦場にある「おぞましき廃墟」に潜む10人のミュータント(能力はゴール)が4ターン頭にダイスロールの高い方に味方に付くという物。
 「肉食樹木」は特定の林の周囲16㎝で移動を終えたユニットが(敏)テストに失敗すると1ダメージを受けるという物です。
 今回こちらはワイルドライダーを中核につまみ食い的に色んなユニットを入れた編成に対し、連合側はハンマラーを中核にしながらもサンダラーやクォーレラーを多く編入した射撃編成でした。
 サンダラーには射程で勝っているのでグレィドガードで少しづつ削りながら、接近戦ユニットが接近する展開です。
 幸いツリーマン以外は(敏)が高いので、ノーブル率いるワイルドライダーは敢えて「肉食樹木」の林を抜けて敵陣に接近しましたが、ハンマラーとにらみ合いになってしまいました。
 その間にツリーマンとドライアド、オルターヒーローが接近していきました。
 9人のドライアドは何度かオルガンガンの射撃を受けて3人まで数を減らしていきましたが、ようやくクォーレラーに突撃する所で5発の「迎え撃て」がヒット値6+で3発ヒットし、それが全てダメージにつながり全滅していきました。
 「やれやれ、またか」と思いゲンナリしかかりましたが、他のユニットは敵に到達して射撃ユニットを撃破していく事に成功して勝利を収める事が出来ました。
 今回はダイス目に翻弄され、ゲーム中にしょっちゅう呪いの言葉を吐きましたが、ゲンナリせずに付き合っていただいたV1ALさん、敷島さん、灰色猫さんどうもありがとう御座いました。
今日の戦果
武勲マーク
1001pts+勝利1回 5×2(大合戦=10
2001pts+敗北1回 4×2(大合戦)=8
計18点
出陣マーク2回 2×2=4
計4点
スノット累計
武勲マーク 153点
出陣マーク 29点
となりました。
皆さんはどうでしたか?

2007年9月6日木曜日

王君の樹海にて(四人の王エンディング)

 ロゥレンの森は、オールドワールドの中でも気候が穏やかであったが、この樹林も雪に覆われて今やロゥレンの森は冬の装いとなっていた。

 そして冬至を迎えた王君の樹林では大きな焚き火が焚かれ、”樹海の王君”オリオンの入滅の儀式が執り行われようとしていた。
 ”楽園の騎士”ヴェイラリオスは、主君オリオンと女王アリエルに伴ってこの焚き火を囲む輪に加わっていた。
 オリオンはあの強力な生命力を失い、ヴェイラリオスや他のオゥリイェルの戦士達の支えを受けて、ようやく歩を進める有様だった。
 ヴェイラリオスはオリオンに話しかけた。
 「オリオンよ、今年は何故だか嬉しそうに見えますぞ。」
 オリオンは息も絶え絶えの態であったが、何故か満足そうな笑みを浮かべていた。
 「おう、今年はよく戦った。最もお前には苦労をかけた様だがな・・・」
 「全く苦労致しました。それにしてもあの意地っ張りの王様達と来たら飽きれたものでしたな。」
 ヴェイラリオスはオリオンにそう返した。

 エスファンで行われた試合の後、帝国皇帝カールフランツが演習の勝者となったのだが、カールフランツは敢えて連合の指揮権を握る事を良しとしなかった。
 今度は他の王達も指揮権を主張せずに、結局四つの軍は個々の連携をもって混沌の軍勢と当たる事となった。
 「なんでわざわざ6回も試合をしなければ結束する事が出来んのだろうな?」
 会議に出席していたヴェイラリオスは、隣りに座ったヴェルーダにそんな耳打ちをしたものだった。
 そうして改めて組まれた連合軍は北へ向った訳だが、四王連合軍は、結局混沌の軍勢を進軍のはるか手前で蹴散らしたのだった。
 「今にしてみれば、エスファンの試合に比べたら混沌の軍勢との戦いは肩慣らしのようなもので御座いましたな。」
 ヴェイラリオスは思い出しながらそう言った。
 するとオリオンは改めてニヤリと笑うと楽園の騎士にこう言った。
 「そう、それよ。6回も試合をして各々が友軍を理解しあったからこそ巨大な敵を打ち負かす事が出来たのだ。試合をせぬまま北に向えば王の何人かは命を落としていたかも知れんな。」

 それを聞いてヴェイラリオスはハッとしたのだった。
 そしてオリオンはヴェイラリオスに再び笑いかけると、最後の力を振り絞り燃え盛る炎の中に我が身を投じた。
 オリオンを焼きつつ更に大きく燃え上がる炎を見ながらヴェイラリオスは女王アリエルに問うた。
 「グィネヴィアが陛下を尋ねた時に、陛下はオリオンが自ら出向く様私にお命じになりましたな。こうした結末を迎えることを予見しておられたのですな?」
 女王アリエルはヴェイラリオスの問いにうなずいてこう言った。
 「結局わらわの考えを誰よりも深く知る者は、我が君オリオンなのじゃ。」
 そうして炎を見つめるアリエルの頬に涙がつたった。
 オリオンの死と再生は毎年の事だが、普段涙を見せる事の無い女王アリエルは毎年この時だけは涙を流すのだった。
 やがて空も白み始める頃、オリオンを焼いた焚き火は灰となった。

***

 そんな訳で4人が集まって行ったこの企画も遂にエンディングを迎えました。
 強力なスペシャルキャラクターを相手にしての戦いはなかなか厳しい物でしたが、それだけに面白いゲームを楽しむ事が出来ましたので、今回この企画をご覧になった方も是非やってみて欲しいと思います。
 それから今回戦ってくれた、天さん、ZONOさん、Sinさん、どうもありがとう御座いました。

2007年9月3日月曜日

ドラゴンを作ってみよう 10日目(ベースデコレート)








 ネメシスや王様リーグで作業が長らく中断していましたが、ドラゴンの製作を再会する事にしました。
 今回はリハビリを兼ねてベースデコレートを行いました。
 使用するフロックは、シタデルのscorchedglass、鉄道模型用の粉末状のスポンジ(共に写真最上段)
 ベースのイメージは森の中を想定しているので草は生え難いのですが、アクセントが欲しいのであえて使用します。
 粉末状のスポンジは苔の表現に最適です。
 今回使っている物はややくすんだ緑ですが、実際に樹木に生えている苔はこれよりも鮮やかな色です。(良い色が無いか探しています)
 それから森には季節を問わず落ち葉が落ちているので、これも表現します。
 模型店で見つけてきた物を使いました。(写真2段目)
 左側は着色したおが屑で、落葉してからかなり時間の経ったものを再現します。
 右側の方は少し青みの強いもので、何だか青海苔に似ています。(匂いも心なしか青海苔を彷彿とさせます)
 これは落葉して間もないものに使用します。
 フロックの接着には木工用ボンドを使いますが、一度にはボンドを塗らずにフロックの種類ごとに分けて接着します。
 順番としては、
1.苔
2.草
3.落ち葉(古)
4.落ち葉(新)
と言った順番です。
 苔は主に倒木や石に生えます。(結局石はすべて苔で覆いました)
 草は、水が溜まりやすい窪んだ部分に接着すると自然な感じになると思います。
 一通りフロックを接着したものが3段目と、最下段の写真です。
 これでドラゴン本体は完成です。
 次回からは双子の姉妹のペイントにかかろうと思います。

2007年9月2日日曜日

第3試合5~6ターン目





**5ターン目

 林の中に身を潜めていた斥候隊は、深手を受けてよろめきながらドラゴンを駆る「皇帝」カールフランツを視界におさめた。
 「よし、乾坤一擲、今が好機だ。」
 斥候隊長は、仲間達にそう言うとドラゴン目がけて一斉に矢を放った。
 幾本もの矢がドラゴンに命中し、そのうちの一本が遂に帝国皇帝を捉えると、皇帝はドラゴンの鞍からゆっくりと滑り落ちた。

 その頃林の近くに陣取っていた弓兵達は、オリオンを仕留めた「鋼鉄の亀」に矢を射掛けた。
 一本が鉄板の隙間に吸い込まれると、機関部から湯気が噴出した。
 「あれでどうこう成るとは思えんが、一矢報いるとは正にこの事だな。」
 弓兵達は互いに顔を合わせるとそんな事を口にしたのだ。
***

 スカウトの射撃がカールフランツに止めを刺しました。
 ヒットロール、モンスターの振り分け、ダメージロール、アーマーセーヴィング、ワードセーヴィングと、幾つかの関門が有るのですが、6+や2+と言った強力なストッパーが無かったので、通るときは通ってしまうんだなぁと思いました。
 オリオンがやられて劣勢かと思っていましたが、皇帝を仕留められたので、持ち直した感じです。
 スチームタンクにも6+ダメージロール、1+アーマーセーブを抜けて1ダメージ入りました。
 最もこちらは(傷)が10も有るので焼け石に水です。

**6ターン目

 ”鹿の蹄”のアルドールは、敵を探して戦場の端を歩いていた。
 連戦の為に疲労が出たのか、何時もの俊足はなりを潜めていた。
 それを見逃さなかったのはあの「鋼鉄の亀」の乗員達だった。
 車体正面に据えられた主砲をアルドール目がけて発射した。
 「アルドール!よけろ!!」
 そう言ったのは”楽園の騎士”ヴェイラリオスだった。
 その声に気が付いてヴェイラリオスの方を振り返ったアルドールだったが、次の瞬間「ごうっ!!」という音と共に、彼のすぐ脇を、彼の頭と同じほども有る砲弾が飛びぬけて、アルドールの髪の毛を焼いた。
 「うわっ!危ねぇ!!」
 そこでようやくアルドールは我に帰ったのだった。

***

 アルドールの移動をうっかり忘れていた為に、スチームタンクの射撃の的になってしまいました。
 命中した物の、ダメージロールで1が出た為に、「5死に1生」を得ました。

****

 夕闇が迫るエスファンの野で大の字になって倒れていた”皇帝”カールフランツは、傷を抑えながらよろよろと立ち上がると、意外に近い場所で”樹海の王君”オリオンが、これも大の字になって倒れているのを見つけた。
 カールフランツはよろよろと歩み寄ると、オリオンに声をかけた。
 「オリオン殿、動けるか?手をお貸しいたそうか?」
 その声にオリオンはゆっくりと目を開けると、悪戯っぽい笑みを浮かべながらカールフランツにこう言った。
 「心配御無用。それに貴殿では俺の体を助け起こすのは無理と言うものだ。」
 そしてクルノスの御槍を杖にゆっくり体を起こしたオリオンは、カールフランツと共に戦場を見渡した。
 「俺達が寝ている間に兵達が仕事を終えてしまったらしいな。」
 にやりと笑いながらオリオンがそう言うと、カールフランツも笑い返すのだった。

 そんな訳で試合終了です。

 結果は、
Sinさんの得点
オリオン全滅 575点
グレィドライダー全滅 129点
ドライアド1全滅 108点
ドライアド2全滅 96点
ワイルドライダー1半壊 108.5点
グレィドガード半壊 63点
ツリーマン半壊 142.5点
ジェネラル死亡 100点
計 1322点
スノットの得点
カールフランツ全滅 380点
バトルウィザード全滅 115点
マスターエンジニア全滅 80点
ハンドガンナー1全滅 88点
ハンドガンナー2全滅 80点
ソードマン全滅 145点
デタッチメントハルバーディアー全滅 50点
エンパイアナイト全滅 172点
グレイトソード全滅 230点
グレイトキャノン全滅 100点
ジェネラル死亡 100点
旗2本(グレイトソード、エンパイアナイト) 200点
計 1740点
点差418点で引き分けとなりました。
名声点は
King of Tactic 引き分け7点
King of Brave 0点
計7点でした。
主力同士のぶつかり合いがあまり無い試合でしたが、プレイヤーとしては色々と頭をひねって戦ったので、なかなか面白いゲームでした。
今回の結果は「ネメシスの冠」にも反映させました。(タラベック境)

武勲マーク
2001pts+引き分け1回 4点

スノット累計
武勲マーク 139
出陣マーク 25

となりました。

9.01さけびの高原(HC池袋)



 FBバトルキャンペーン「ネメシスの冠」も後半戦に入ってきました。
 今日(日付的には昨日)は森林地帯の他にも我々樹海の戦士の足跡を刻むべく、「さけびの高原」(HC池袋)に出撃してきました。
 入店すると、「練馬ミニチュアゲームの会」のチームメイトのSinさん(スケイヴン)http://sentui.com:8080/SinWiki/pukiwiki.php
 と、同じくチームメイトのあっきいさん(O&G)、
 それからBLACKBEARDBANDITShttp://black.ap.teacup.com/higeoyaji/の天さんらが既にスタンバイを始めていました。
 大事な友人ですが、一癖も二癖も有る顔ぶれなので、今日は苦戦が予想されます。
 それから続々とプレイヤーが集まってきたのでマッチメイクを行って対戦を行いました。
 最初はSinさんと550ptsで対決です。
 ウッドエルフはスケイヴンに対しては最悪と言える程に相性が悪いのですが、予想通り序盤からマジックと射撃でこちらのユニットがどんどん削られていきました。
 何とか終盤にブランチレイス率いるドライアドが、クランラットに取り付いて戦闘で勝つことが出来たのですが、戦意喪失テストで持ちこたえられてしまいました。
 ここで戦意喪失すると、他のユニットにもパニックテストを強要する事が出来る位置だったので状況をひっくり返せる唯一のチャンスでした。
 そしてこの後敵の射撃を受けて、全ユニットが全滅してしまいました。
 これだけ悪い相性でも勝負に持ち込めただけでも良しとすべきでしょう。
 続いては、ドワーフプレイヤーのEさんとタッグを組んで、ビースト+オウガの連合軍との1050ptsバトルです。
 今までドワーフとのタッグは移動速度等の問題からなかなか上手く行かなかったので、今回はEさんに我儘を言ってロスターを調節してもらいました。
 そして私の方は中央に陣取ったドワーフキャノンをドライアドとドワーフウォリアーでガードして、やがて出現するであろうゴウガーに備え、サンダラーとグレィドガードで敵を撃ち減らしつつワイルドライダーでブルを仕留める作戦にしました。
 結果的に概ね作戦が功を奏して勝利を収める事が出来ました。
 3試合目はドワーフプレイヤーの敷島さんとのタッグで、ダークエルフ+オウガ連合と1050ptsバトルとなりました。
 敷島さんの娘さんもウッドエルフを使っており、他の地域で戦ってくれていると言う事でした。
 探してみると意外に味方が居るのは嬉しいですね。
 また敷島さんの奥さんも今日はオウガを持ち込んで、スカルクラッシャーをプレイして居られました。
 まさに家族ハンマラーですね。
 さて、先程の戦いでドワーフとの連携に手応えを感じたので、さっきとほぼ同じ様な布陣が出来るように敷島さんにお願いして布陣しました。
 今回は、序盤でオウガブルがパニックテストに失敗し、またコールドワン・チャリオットも愚鈍テストを頻繁に失敗してしまい、こちらの思い通りになるかと思いましたが、連射式ボルトスロアーの掃射でワイルドライダーがほぼ無力化してしまい、やや苦しい展開になりましたが、ドワーフウォリアーやドライアドの活躍も有って勝利を収める事が出来ました。
 そして4戦目は同じウッドエルフの基さんと組んで、ドワーフ+オウガ連合との1050pts戦を行いました。
 今回はこちらの高機動戦力でオルガンガンを仕留めて他の戦力を射撃で削って行こうと思っていましたが、上手くオルガンガンに辿り着く事が出来ず、じりじりと戦力を消耗してしまい、またゴウガーとの戦いが意外にてこずり、ブランチレイスもやられてしまいました。
 苦しい戦いでしたが、最終的には引き分けに落ち着きました。
 今日の戦いで、ウッドエルフは「さけびの高原」で2位につける事が出来ました。
 ドワーフはかなりのリードを保っているので逆転は難しそうですが、今回はなかなかの健闘だったかな?と思っています。
 店を出た後はSinさん、あっきいさん、天さんとで、近くの居酒屋で食事を取りつつ一杯やりました。(私は車を運転するのでウーロン茶ですが)
 本当は明日の「大合戦」(中野/神保町)に行きたいのですが、生憎仕事が入っています。
 友軍の方々どうか一つ、よろしくお願いします。
 
今日の戦果
武勲マーク
501pts+敗北1回 1×2(大合戦)=2
1001pts+勝利2回 5×2(大合戦)×2回=20
1001pts+引き分け1回 2×2(大合戦)=4
計26点
出陣マーク4回 4×2=8
計8点
スノット累計
武勲マーク 135
出陣マーク 25
となりました。
皆さんはどうでしたか?