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2010年6月17日木曜日

ダンバイン1/72 第8回 翅の取付

製作中の1/72ダンバインですが、前回書いたとおり背中の4枚翅の取り付けが出来ました。
先ずはいつもの定点写真。↓
 翅その物はキットのパーツを使っています。
実は最初は新たに削りだそうかと思っていました。
というのは、ダンバインといえば昆虫のような4枚の翅が全てのオーラバトラーに共通した特徴ですが、DVDを見続けていて今更ながら気が付きました。
本来昆虫の翅は4枚がそれぞれ高速度で複雑な軌道を描いて羽ばたく事によりヘリコプターがホバリングをするように揚力を得るのですが、劇中のオーラバトラーは一切羽ばたいていません。(実はOVAリーンの翼では羽ばたきで飛行しています。)
オーラバトラーはコンバーターから噴射されるオーラ力で推進力を得、4枚の翅は舵を切ったりする役目を負うようです。
という事は実はこの翅は虫翅ではなく、積極的に揚力を得る翼断面を持つ「翼」ではないかと思ったのです。(劇中では虫翅の翅脈は描かれていませんし…)
という訳で1.7㎜透明プラ板で再現しようと思っていたのですが、よくよく考えるうちに(虫のような翅を持つロボット)というのがオーラバトラーの大前提ではないのか?と思いなおし、結局の所元のキットのパーツを使う事に落ち着きました。(楽だし)
もしもビルバインを作る機会が有ったらその時は翼断面形状にトライしてみようと思います。

さて、うんちくはさておき実際の作業ですが、キットのままだと翼を孔雀のように扇状に展開するようになっていますが、これだと推進方向に対して平面を向ける事になり、整流どころかただの空気抵抗になってしまうので、ここはボールジョイントでエッジを前面に向けられるようにします。
途中写真はこんな感じ。↓
 上側の翅がジョイントを接着した物、今はABSジョイントでもクリアーの物が発売されていて、こういったパーツにも無理なくジョイントを仕込むことが出来ます。
下側の翅は仕込む直前の物で、本来ヒンジになる穴の一方を切り欠いて、前述のジョイントを瞬間接着剤で接着します。
この際角度をつけてオフセットして取り付けることで、展開状態と収納状態を上手く両立させる事が出来ます。
でもってこちらが展開状態。↓
 エッジが前方に向いているのが解るでしょうか?
背中からだとこんな感じ。↓
 ボールジョイント受けが少々うるさいです。
軸受けを使わない為にボディに直接穴を開けて軸受けにしようかと思いましたが、翅の角度を確保する為にはどうしてもジョイントを外に出さないと不可能でした。
本物のオーラバトラー(有ればですが)でもこういった処理をしないとまともに飛べないはずなので、それらしくパーツの周りの仕上げでごまかそうとは思いますが、最悪背中を見ようとする人には目潰しをかけるしかないかもしれません。
そして前述の通り翅をたたむ事も出来ます。↓
 これで仕込みたいギミックは全て仕込んだので、今後は整形+仕上げに専念するつもりです。

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