引き続きダンバインの製作です。
前回は左脚と骨盤ブロックを組みましたが、今度は上半身と頭部を追加しました。↓
上半身も下半身と同じくややボリューム過多で、劇中やデザイン画稿に比べて特に肩幅が広くなっています。
その為ちょっと短絡的な手段ですが、両肩を鋸で切り落として1㎜プラ板で蓋をしています。
短絡的な手法ですが短絡的に格好よくなったので良しとします。
また、腰と上半身とは市販のABS製ボールジョイントで繫いでいます。
ジョイントの受けとしては同じく市販のABS製の軸受けパーツが有り、精度よく接続するのに便利なのですが、このキットのサイズではこれを取り付けるのも中々困難で、ごく一部を除いてアルテコSSP-HG(瞬間接着パテ)でパーツ内を充填し、これにピンバイスで直接軸受けの穴を開口するという少々野蛮な方法をとっています。
瞬間接着パテは、簡単に言うと瞬間接着剤を繫ぎに樹脂の粉末を固めるという物で、瞬間接着剤が基礎になっているので、硬化時間が短くプラへの食いつきが強いのが特徴です。
反面1度に多めに練ると強烈な刺激臭がして、タマネギよろしく涙が出てきます。
たぶんタマネギと違って本当に体に有毒なガスが発生していると思うので(なんせシアン化合物ですから…)ちょっと注意が必要です。
また、空気中の水分との化学反応で硬化する物質なので、分量が多いと発熱、発泡、発煙したりします。(実は調子に乗って盛り付けたために、一回白煙が上がりました)
とネガティブな事を書き連ねましたが、効果が早く切削が比較的簡単なので、時間の無いサラリーマンには都合の良い材料です。
こんな感じで軸受けを作るのですが、前述の通り「エイヤー」で穴を穿つので芯を外す事も多く、難しい箇所ではパテを埋めて穴を開けて、もう一度パテを埋めて…といったことを2~3回ほど繰り返しました。
掘っては埋めてを繰り返す事から今後この方法を「シベリア式」と名付けます。(人によっては「女囚さそり式」の方が通りが良いかも知れません)
そんな具合でボディの工作を進めています。
そして中々形を掴むのが難しい頭部ですが、実は劇中のイメージや、様々な画稿によってそれぞれ形が異なっている物が多く、過去に作られたダンバインの模型が殆ど別の顔をしている原因でもあるようです。
今回は元のデザイン画とキットの箱絵を基準にして製作することにします。
で、具体的には
・エラからアゴにかけてと「口」の左右幅の削りこみ
・眼の角度変更(やや前向きになるよう作り直す)
・鼻先のひさしの延長
・後頭部の上下幅の削りこみ
といった工作を行います。
現在下の写真の状態で、後は眼の工作が残っています。↓
腕を作るとかなり出来たような気分を味わえそうですが、元々関節部が露出したデザインなので、今後はその処理をどうするか思案のしどころです。
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