先々週買ったダンバインですが、現在は仮組をばらし、パーツブロックをそれぞれ接着して整形、また組み合わせて再び整形といった作業の繰り返しです。
そんな中でとりあえず一番イメージとのギャップが激しい腰ブロックにとりあえず関節を仕込んでみました。↓
本来ボディは上半身、下半身とも前後貼りあわせの一体のブロックになっています。
とにかくこの下半身部分の横幅が広くなっており、二十数年前の私の目でも物凄い違和感があったのを覚えています。
これを解消すべく、先ずは腰部分に鋸をいれて切り離し、更に中央に鋸を入れて左右に切り離し、切断面を先細りになるよう楔形に削り込んで再接着しました。
それから腿を接続する部分も大幅に削りこんで腰の左右幅を詰めました。
でもって脚部とのコンビネーションを確認したかったので、ちょっと性急でしたがボールジョイントを仕込んでとりあえず組んでみました。
全般的に評価の低いこのキットですが、脚部については劇中のイメージを比較的よく再現していると思います。(私見ですが)
という訳で脚部はあまりいじらず(好みに合わせて手を加えるつもりですが)股関節と膝にジョイントを仕込みました。↓
それから爪の部分です。
これからボールジョイントを仕込むつもりですが、さし当たっては爪のパーツの接着面に1㎜プラ板を挟み込んで大型化しています。↓
当然付け根のサイズが合わなくなるので、逆に付け根部分は削り込んで合わせます。
こうすると断面形状が元よりも四角くなるのですが、無理に丸めないでやや角ばった断面でまとめてみようと思っています。
というのは、2000年9月のモデルグラフィックスでダンバイン特集が組まれた際にデザイナーの宮武一貴氏のインタビューの中で、「怪獣的表現の作例が多いオーラバトラーだが、元々はハイテク機械としてデザインしている」旨の発言が掲載されており、そのときの印象が強かったので、今回それに習ってみようと思います。
爪自体も、怪獣の爪のようなディテールですが、劇中では足の爪で敵オーラバトラーの装甲を引き裂くシーンが度々現れます。
多分爪自体はクロームモリブデンのような鋼鉄だと考えています。
このあたりを取り込んで作業を進めるつもりです。
今回はツタヤで借りてきた宇宙船サジタリウスを観ながら作業を進めています。
この作品は1986~87年にかけて放送されたSFアニメで、イタリアの物理学者アンドレア・ロモリ氏の作による科学マンガですが、日本で作られたアニメーションはキャラクター以外は全く別物の作品になっていて、主人公は中古の貨物船で宇宙を駆け回る中小企業のサラリーマン、トッピーとラナのコンビにちょっと頼りない若い学者のジラフ、宇宙吟遊詩人のシビップの4人です。
シビップ以外の3人は、7人の子供を育てるラナ、新米パパのトッピー、自分より稼ぎの良い婚約者とのギャップに悩むジラフといった具合に三人三様の家族を抱えており、庶民的でもあり、子供向けのアニメにしてはかなり現実的です。(キャラクターはコミカルですが)
各々が現実と理想とのギャップに悩みながら家族を守るために頑張るオジサン達が魅力的に描かれています。
とはいえ40近くになって所帯もない自分を省みると別の意味で身につまされる所ではあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿