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2007年8月11日土曜日

8.11大結(神保町HC)大合戦

 今日は「ネメシスの冠」で、森林地帯が広がる大結に樹海の戦士の版図を拡げるべく、神保町HCで行われた大合戦に足を運びました。
 開店時間に合わせて来店し、暫くすると少しづつプレイヤーが集まってきました。

 今日は4階のバトルアリーナでもプレイが楽しめると言う事でしたが、とりあえず1階の店舗でブレトニアプレイヤーのKさんと1000ptsでプレイしました。
 こちらは、スペルシンガーがジェネラルを務め、オルターノーブルを迎え入れた編成で、ワイルドライダー、グレィドガード等を私なりにギリギリのバランスで組み込んだ編成です。
 ゲームの方は初期配置の段階でKさんのダムゼルが単独配置になっています。
 7版になって「生命の魔法大系」の呪文の殆どがターゲットへの視界を必要とする様になったので、以前の様にランスフォーメーションの奥にしまっておくのも難しいようです。
 こちらはそこへつけ込み、1ターン目の呪文は「解呪の巻物」を全部使ってしまい、その次のターンでオルターノーブルで林に隠れるダムゼルの傍に近づき、「滅びの雹」を使ってダムゼルを射撃で仕留める事に成功しました。
 その後2つのランスフォーメーションに突撃するチャンスに恵まれ、ワイルドライダーとオルターノーブルが突撃して1つ目のエラントとジェネラルを討ち取りましたが、追撃で接近戦に入ったアーミースタンダード合流のレルムには返り討ちに遭ってしまいました。
 旗は取られましたが、何とかワイルドライダーが逃げ切れたのが救いです。
 しかし、この追撃で近距離射撃をする為に前進していたグレィドガード達の目前にレルムが側面を晒す形になった為、異例では有りますが隊列ボーナスを殺す為に、オルターノーブルやドライアド達と共に突撃を敢行しました。
 今度は相手のセーブの出目が悪かった事も有って、レルムを戦意喪失に追い込み、追撃で捕まえる事が出来ました。
 オルターノーブルの使い勝手の良さを再確認しました。
 その追撃でグレィドガードがぺザントボゥマンに突撃して、これも追撃、補足して勝利を得ました。

 1度目の対戦を終えて、今度は4階のバトルアリーナに上がって対戦相手を探しました。
 今度はエンパイアプレイヤーのMさんとの1000ptsバトルです。
 こちらの編成は先程の物と同じです。
 Mさんの編成は連射ハンドガンを装備したアウトライダー14人のユニットが入っており、またその他も全てハンドガンナーやクロスボゥマンといった射撃ユニットで編成されています。
 また「焔の魔法大系」を操るウィザードも2人編入されています。
 ただしこちらも何故かウィザードが2人共単独行動しています。
 ウィザードの動きに合わせてガンナーの射撃が出来なくなる事を嫌っての事かと思います。
 Mさんが先攻でしたが、マジックは巻物を全て使ってシャットアウトし、その裏にグレィドライダーとノーブルの「滅びの雹」で2人のウィザードを討ち取りました。
 その後、厳しい銃撃を林のカバーを利用しながらかいくぐって、何とかワイルドライダーでアウトライダーに突撃を決めて討ち取りました。
 そうして他のユニットも少しづつ討ち取り、6ターン終了時で勝利を得ました。

 3戦目は、開店時から来ていたリザードマンを操る少年プレイヤー(12歳だそうです)と500ptsバトルです。
 こちらの編成はブランチレイスをジェネラルとしてドライアド、グレィドガード、ワイルドライダーで、これまたギリギリのバランスで編成してみました。
 敵側は情景モデル配置時に塀で自陣を囲って要塞化していたので、ライダーとドライアドで、両翼から後に回り込む様に移動していきました。
 ようやく敵を突撃レンジにとらえて突撃を仕掛けたところ、相手は「逃走」を選択したのですが、逃走経路の関係で、2ユニット共盤外に出てしまいました。
 通常ならここで負け勢になってしまうのですが、彼はあきらめずに残された戦力で次なる一手をひねり出そうと思考していました。
 ゲームとしては私の勝ちになりましたが、若年ながら最後まで勝負を投げない真摯なファイティングスタイルに感動しました。
 主力ユニットがやられてしまうとゲームを投げてしまう人も時々見かけますが、彼のようなプレイヤーがもっと増えると良いなと思いました。
 遠くない内に強敵として私の前に立ちはだかるのではないか?と期待せずに居られません。

 3戦を終えて暫く対戦相手を探していましたが、同じく大合戦にやってきていた「練馬ミニチュアゲームの会」のチームメイト、あっきいさんのO&Gと対戦する事になりました。
 残り時間が少なかったので500ptsで行いました。
 ゲームとしては久しぶりのグリーンスキンとの戦いで、ウルフライダーの能力を見くびってしまい、ワイルドライダーが射撃でかなり打ち減らされてしまい、またグレィドガードも目の前に置いた建物に取り付く事に気を取られて、何ターンかは持ちこたえましたが、結局スクイッグハーダーの餌食になってしまいました。
 残存兵力でオークボゥイに突撃を仕掛けましたが、最終ターンで全員が戦意喪失して全滅負けとなってしまいました。
 4戦目はミスも多かったのですが、ライバルとの戦いは少ポイントながらなかなか手応えが有りました。
 大結での戦果は本日出陣していた基さん(今回東京地方の味方は彼だけの様です)の活躍も有って、ウッドエルフが3位まで浮上しました。
1位と2位のドワーフとO&Gはダントツなので、これ以上の結果は難しいみたいです。

今日の戦果
武勲マーク
1000pts勝利×2 5×2×2(大合戦)=20
500pts勝利 2×2(大合戦)=4
500pts敗北 1×2(大合戦)=2
計 26点
出陣マーク
4回×2(大合戦)=8
計 8点

スノット累計
武勲マーク 49
出陣マーク 8(タラベック境はカウントされないそうです)
となりました。
 皆さんはどうでしたか?

2007年8月10日金曜日

夕闇の対決(第2試合5~6ターン)





**5ターン目

 戦場に舞い戻ったイヴェリオンとナルスは、ドワーフ達が「恨みを投げる物」と呼ぶ投石機に飛び掛った。

 イヴェリオンとナルスの1体となった攻撃は凄まじかったが、投石機の操員達は大石弓の操員達と同様、何かに憑かれたかの如くに頑強な抵抗を示した。

 そして両者の間で何合か刃が交えられる内に操員の斧がイヴェリオンに手傷を負わせた。

 「舐めた真似をしやがってぇ!!」

 激昂したイヴェリオンはその操員を己の両手剣でたちまち切り伏せてしまった。

 その一方、先程アルドールが逃げ去った大砲陣地には、大鷲とオゥリイェル(ワイルドライダー)の乗り手達が新手として殺到していた。

 どれもこれも塹壕越しの攻撃になってしまう為なかなか手傷を与えられず、膠着状態に陥っていった。

 その頃オリオンを追って林をさまよっていたソルグリム公は、遂にオリオンを見つけて叫んだ。

 「”樹海の王君”オリオンよ!かかって来い!わしと立ち会え!!」

***

このターンで今まで猛威を振るっていたウォーマシンを一気に片付けようと突撃しましたが、「決然のルーン」の影響で、通常なら戦意喪失に追い込んで追撃→新たな敵に突撃と言う動きが出来ないのが難点です。

 それでもこちらの期待値で見ればグラジスロアーは突撃一発でいけると思っていましたが、こちらの出目も今ひとつで、結局5ターン裏にイヴェリオンが1ダメージを受けてしまいました。

**6ターン目

 「応さ!ぬしこそ覚悟召されい!!」

 夕暮れ迫る林の中に現れたソルグリムの叫びに”樹海の王君”オリオンは槍を握り締めて突撃の構えを取った。

 「お止めください!あんまり無謀です!!」

 オリオンの傍に居たヴェルーダは主君にそう呼びかけた。

 「知っておる。今は放っておけ。」

 オリオンは彼女にそう返事をするとソルグリムに突撃して行った。

 オリオンは凄まじい勢いと精妙な技でソルグリム公に襲い掛かったが、その攻撃は公の鎧が持つルーンの力の前に止められてしまい、逆に怒りに燃えたソルグリムの「グリムニルの斧」の攻撃にあって、切り伏せられてしまった。

 その頃戦場ではイヴェリオンやオゥリイェルの乗り手達の戦いで、ドワーフが誇った砲陣地はことごとく殲滅されていた。

 今や夕闇に覆われんとするエスファンの野を見渡して”黄金龍”ナルスの背上でイヴェリオンは叫んだ。

 「俺の勝ちだ!オリオンは負けたが俺は勝った!俺こそが最強のアスライだ!!」

 翌日”老将”エルヴァリオンは、いまだ傷の癒えぬオリオンを見舞った。

 「昨日は真に大変で御座いましたな。しかし解せぬのはソルグリム公に何故仕掛けたかで御座いますが・・・アスライの流儀とはいささか違いますな。」

 それに応えてオリオンは言った。

 「ソルグリム公はあのとおりの御仁だからな。兵を打ち減らされて自分が何もしなかったでは面目が立つまいよ。あのままでは恐らく同盟も怪しくなるという物だ。」

 「御慧眼で御座いました。アリエル様が陛下にお頼みになった事にようやっと合点が参りました。」

 そういってエルヴァリオンは深々と頭を下げた。

***

 このターンでは続いていたキャノンの接近戦で遂にマスターエンジニアを討ち取る事に成功して、キャノンを全滅に追い込むことが出来ました。

 またフレイムキャノンもワイルドライダー1の攻撃で全滅に追い込んで全てのウォーマシンを破壊する事が出来ました。

 王様同士の戦闘がないと寂しいと思って、オリオンでソルグリム公に突撃しましたが、思ったとおり全く歯が立ちませんでした。

 余波を食らってヴェルーダがパニック判定に失敗したのが痛かったです。

 結果は

 スノット 2035 辛勝 

      王様が一騎打ちを申し込んだ 名声点10+5=15

 天    1294 敗北

      王様が相手王様の一騎打ちを受けた

      王様の一騎打ちの申し出を部下が受けた

      王様同士の一騎打ちで倒した 名声点5+4+3+2=14

 と言うことで名声点では殆ど引き分けでした。

 また、今回の戦闘結果は「ネメシスの冠」にも反映させました。(タラベック境)2001ポイント以上勝利=武勲マーク9点

 累計武勲マーク23点

 となりました。

2007年8月8日水曜日

血の祝祭(第2試合3~4ターン)






**3ターン目
 「イヴェリオンの奴、他人の苦労も知らずに好きな事を言ってくれる!」
 戦場中央から手信号を送るイヴェリオンに悪態をついて大鷹に乗ったセスィラ(ウインドライダーの血族)の戦士達は、手傷を負いながらも遂に敵の大石弓に取り付いた。
 ドワーフの職工達が作り上げた精巧なハンドガンを装備した銃兵隊の銃撃をかいくぐり、ここに到達する間、既に1人の乗り手が脱落していた。
 「手間ぁかけさせやがって、殺っつけてやるぜ!」
 そう息巻いたセスィラの戦士達だが、ドワーフの兵はまるで大石弓に縄で括り付けられたかの様に頑強に抵抗を続けた。
 一方集中砲火を何とか切り抜けたイヴェリオンは、先程彼と”黄金龍”ナルスに砲弾を撃ち込んだ連装砲陣地に襲い掛かった。
 「今の砲撃で俺を落とさなかった事を後悔しろ!!」
 イヴェリオンとナルスは怒りに燃えた天魔となって砲兵達をあっという間に蹴散らし、その勢いを駆って傍でワイルドライダー達と戦っていたドワーフの一団の中に踊りこむと、これも蹂躙してしまった。
 イヴェリオンの怒りは収まらず、敗走するドワーフ達を追いかけて戦場の外れに出てしまった。
 そしてその頃、斥候隊を追いかけて林に踏み込んだ”恨みを背負いし者”ソルグリム公は、木々の間を通して、進軍する”樹海の王君”オリオンの姿を見つけた。
 ソルグリム公は親衛隊を下がらせると、彼の玉座を担ぐ「玉座の守」を伴って更に林の奥に踏み込んで行った。
 彼の足で俊足を誇るオリオンを追跡するつもりなのか・・・
***
 3ターン目になってウォーホークライダーとドライアドがようやくボルトスロアー1と2に突撃できました。
 特にボルトスロアー1には飛行ユニットへのヒットに+1修正が入る厄介なルーンが刻まれている為、一先ず射撃を止める事が出来るのでほっとしました。
 戦闘結果では僅差で勝ったのですが、これも「戦意喪失しない」ルーンが刻まれていたので、この形で膠着状態になってしまいました。
 イヴェリオンはオルガンキャノンとウォリアーに玉突き突撃を成功させて両方とも討ち取る事が出来ました。
 この追撃で、ワイルドライダー1とイヴェリオンが場外に出てしまいましたが、続く3ターン裏で敵の射撃のターゲットになる事が無いので、理想に近い形で接近戦を終えることが出来たと言えるでしょう。
 そしてイヴェリオンの変わりに今度はツリーマンがキャノンのターゲットになりましたが、こちらはダメージのダイスが1d6で出目1と、また天さんの出目の悪さに救われました。
**4ターン
 「よし、狩の始まりだ。」
 ”樹海の王君”オリオンは、敵を見定めると遂に「血の祝祭」の始まりを告げる大角笛を吹き鳴らした。
 普通の兵ならば恐怖に震え上がると言うその角笛の音をすぐ近くで聞いたソルグリム公は、震え上がるどころか来るオリオンとの戦いに身構えて必殺の斧を握りなおしたのだが、オリオンは彼の横をすり抜けて鬱蒼とした林の中を疾走すると、今しがたソルグリム公が後に残した親衛隊に突っ込んでいった。
 「逃げるかオリオン!わしと立ち会え!!」
 公の叫び声が林の中に響いた。
 一方林の反対側に出た”鹿の蹄”のアルドールは、先程から轟音を響かせていた大砲に襲い掛かっていた。
 周囲に巡らされている塹壕を一跳びに跳び越えたアルドールは、砲陣を守備する技師長らしいドワーフを見つけると「御免!」と短く叫んで斬りつけた。
 彼は手傷を負った様子だったが、傷の痛みにもひるまずに斧で斬り返して来た。
 幾合かアルドールの剣と技師長の斧が打ち合わせられたが、互いに手傷を負わせる事は出来なかった。
 (埒が開かん。一先ず引こう。)
 そう思ったアルドールは踵を返すと一度砲陣から走り去った。
 そしてその頃戦場の外れまで飛び出してしまったイヴェリオンは、ようやく我に返った。
 「あぁ、またやっちまったぜ。ナルスよ、戻るぞ。」
 ナルスは大きく羽ばたくと意外な素早さでその体を反転させると、今度はドワーフ達の投石器を目がけて飛んでいった。
***
 4ターン目になってオリオンにも突撃のチャンスが巡って来ました。
 十分に(傷)を残したソルグリムと当たっても負けは目に見えているので、ワイルドライダー1とのコンビネーションでロングベアードに突撃を仕掛けることにしました。
 思ったほどダメージを与える事が出来ませんでしたが、「兵力」勝ち+恐怖で、敵を敗走させて全滅に追い込むことが出来ました。
 また、戦場に戻ったイヴェリオンは、グラジスロアーの至近の位置につけました。
 この位置ならばグラジスロアーからは近すぎてターゲットに出来ず、丘に隠れている為に他のウォーマシンからも隠れる事になり、非常に良い位置につけたと思います。
 それから先程のウォーホークライダーは、ボルトのクルーを倒しきれない内に、サンダラーに突撃されてしまいましたが、この戦闘で何とかボルトを全滅に追い込むことが出来ました。
 地味な戦いですが、全軍への影響を考えると、なかなかのファインプレーでした。

2007年8月7日火曜日

秘密の回廊を抜ける(第2試合1~2ターン)








**1ターン目
 オリオンの大角笛が進軍開始の合図を告げると、樹海の戦士達は一斉に歩き、走り、飛び立った。
 しかし”黄金龍”ナルスを駆るイヴェリオンは林の中をゆっくりと進んでいた。
 ナルスが林の中程に差し掛かると、イヴェリオンは懐から紐に括られた1つの宝石を取り出し、それを左目を瞑り、右目のみで覗き込みながらナルスに言った。
 「良いかナルス、目を閉じて俺の指図どおりに歩を進めろ。慌てて駆ける必要は無い。」
 そうしてイヴェリオンはナルスを慎重に誘導して言った。
 アセル・ロゥレンを出発する時に女王アリエルに頼み込んで押し頂いてきた「隠し道の月光石」だった。
 これを預ける時にアリエルは彼にこう言った。
 「林に足を踏み入れたら、月光石を通して見る物にだけ従うのじゃ。己が目を当てにしてはならぬぞえ。そしてそこで見たものを決して他人に話してはならぬ。」
 事実月光石を通して見る世界は、日頃イヴェリオンが目にする世界とは全く違っていた。
 「他人に話すなと言われても、こんな景色は話し様が無いな。」
 そう呟きながらイヴェリオンが歩を進めると、月光石の景色が突如普段の景色に戻った。
 そして木立の隙間を通して見えるものは突然のドラゴンの出現に驚くドワーフ達の砲陣地であった。
 ドワーフの砲兵達は慌ててナルスに砲火を浴びせたが、慌てて手元が狂った所為か、その砲撃は巨大なナルスの体をそれてしまった。
 「ハハハハ、小人共が慌てふためいておる。今日は良い狩日和となりそうだぜ。」
 一方他の戦線でもアセル・ロゥレンの兵達に対して猛烈な砲撃が浴びせられたのだが、ツリーマンにかすり傷を負わせた意外は、殆ど被害を与える事が無かった。
 「連中、昨晩深酒が過ぎたようだな。」
 こう言ったのは”鹿の蹄”のアルドールと共に敵陣へ疾走していた”樹海の王君”オリオンだった。
***
 序盤から今回の秘密兵器(ロスターは公開していますが)「隠し道の月光石」を持ったイヴェリオンが自軍側から敵陣側の林に瞬間移動しました。
 元々はアンヴィル対策で使ってみたのですが、普通のウォーマシンにも有効なようです。
 肝は続く敵側ターンで射撃に耐える事なのですが、幸い(天さんにとっては不幸にも)ウォーマシンの出目がすこぶる悪かった為、1ターン裏までほぼ無傷で大幅に敵陣に接近する事が出来ました。
**2ターン目
 敵の苛烈な射撃をかわしたイヴェリオンとナルスは、咆哮を上げて遂に間近に陣を張る「フレイムキャノン」と呼ばれる火炎砲に向かって突撃仕掛けると、ドワーフの射手達は恐れをなして逃げ出してしまった。
 しかし勢いに乗ったはずのイヴェリオンは舌打ちをした。
 ナルスがソルグリム公率いる親衛隊に横腹を晒している事に気が付いたのだ。
 「このままではまずい」と思ったイヴェリオンは、近くに隠れる斥候隊に叫んだ。
 「森の東に並ぶ砲を黙らせろ!オリオンが狙われているぞ!」
 イヴェリオンの声を聞いて森から踊り出た斥候隊は、巨大な玉座に鎮座するソルグリム公を担ぎ上げた親衛隊と鉢合わせになってしまった。
 親衛隊はこの突如現れた斥候隊を見逃す事も無く、彼らに襲い掛かった。
 森から駆け出した勢いに乗ったままの斥候隊は、あっという間にソルグリム達に討ち取られてしまった。
 「普段は役に立たん奴らだが、俺の盾になるくらいの仕事は出来るようだな」
 討ち取られる斥候隊を横目で見ながら、イヴェリオンは呟いた。
 しかしそのイヴェリオンにはドワーフの総力を挙げた射撃が集中した。
 ナルスのわき腹には大石弓の大矢が突き刺さり、イヴェリオンの体も別の大矢が突き抜けたが、その傷は矢が突き抜けると、彼の魔法の鎧の力を持って、すぐさま塞がってしまった。
 傷は即座に癒えた物の、イヴェリオンはその激痛にうめきこう叫んだ。
 「小人風情がこの俺に傷をつけやがったな! 鷹乗り共は何をもたもたしていやがる!さっさとあの大石弓を黙らせろ!!」
***
 2ターン目早々にフレイムキャノンを屠って、「猛進」を利用して敵の裏に抜けるつもりだったのですが、フレイムキャノンは「戦闘準備」を選択したにも拘らず「恐慌」判定に失敗して逃げ出し、マシンで足止めを食ってしまいました。
 このままではソルグリム公に捕まる為、スカウトを前に出して突撃を妨害することにしました。
 スカウトは「逃走」で逃げ切るつもりでしたが、逃走距離が伸びずにつかまってしまいました。
 まあイヴェリオンを殺られてしまうよりは、はるかに良いでしょう。
 そしてマスターエンジニア合流のキャノンに狙われて非常に危険でしたが、またも天さんの出目に救われてミリ単位で砲弾をかわす事が出来ました。
 至近射撃では距離の読みよりもダイスの出目の影響が大きい様ですね。

2007年8月6日月曜日

朝霧に隠れて(第2試合セットアップ)



 「それではお頼み申します。」
 空が白み始めた薄闇の中で、ヴェルーダは斥候隊長にそう言った。
 「斥候隊」彼らはそう呼ばれていたが、実際に斥候として敵陣近くに忍び込むのは久しぶりの事だった。
 普段は”歌う者”ヴェルーダの護衛として行動を共にしているのだが、今回オリオンを補佐する副将となった”龍騎将軍”イヴェリオンはこの斥候隊に本来の斥候任務を命じたのだった。
 「ヴェルーダにも、ご武運をお祈り申す。」
 隊長はヴェルーダにそう言い残すと、仲間の斥候達と共に薄闇の中へと消えていった。
 その斥候隊を見送るヴェルーダに、イヴェリオンはこう話しかけた。
 「小人共の上を飛んだ時に多くの火砲や投槍器が目に付いた。あんな物で我々を射殺せると高を括っているのだろう。斥候達が奴らを仕留めるだろう。それに俺にはまだ秘策がある。」
 そう言うと自身有りげにほくそえみ、彼の後ろに控える”黄金龍”ナルスの背に上って更に付け加えた。
 「あんたも俺の戦を見れば俺の見方が変わるだろうぜ。」
 そうして彼はナルスに乗って自陣に位置する林の中へと入っていった。
 「龍騎士が森に隠れるとはどう言う訳だ?大見得を切っておきながら臆病風に吹かれたか?」
 イヴェリオンの背を見ながら”鹿の蹄”のアルドールはヴェルーダに話しかけた。
 「彼は秘策が有ると言っていたわ。アスライ流の戦をドワーフ達に披露するつもりなのでしょう。見せないのもアスライ流ですけれど・・・」
 ヴェルーダはアルドールにそう返すと自らも林の中へと分け入っていった。
 やがて日が昇り、朝霧が晴れると多数の砲台が居並ぶ敵の陣容が露になった。
 「我らが軍勢!これ鎖帷子と例ゆ・・・」
 そして”至高王”ソルグリム公の激がアスライの陣地にまで届いてきた。
 「公が口上を垂れている内にやらせていただくか」
 ”樹海の王君”オリオンはそう呟くと彼にしか吹けない大角笛を1つ、大きく吹き鳴らした。
***
 と言う訳で初期セットアップです。
 今回は戦場の敵陣近くに追加の林をセッティングする事が出来ました。
 元々の林に加えてウッドエルフの追加の林を含めて3つの林情景モデルを戦場に持ち込む事が出来ました。
 前回よりは地の利を生かした闘いが出来そうです。
 敵は多数のウォーマシンを用意しているので、とにかく序盤で大きなダメージを受けない様に主力ユニットは林や丘の影に隠す配置としました。
 スペルジェネレイトは、ヴェルーダのみで、
 アセル・ロゥレンの魔法大系
 1.森の歌
 6.祝祭の先触れ
 となりました。
 天さん側の配置はやはり丘の上にずらりとウォーマシンが並んでいましたが、こちらから見て左側に配置が無いのが意外でした。

2007年8月2日木曜日

樹海の王の決断(第2試合イントロ+ロスター公開)







 ”黄金龍”ナルスの翼はエスファンの野に大きな影を落とした。
 ”龍騎将軍”イヴェリオンは久しぶりにロゥレンの外を飛ぶナルスの背の上で、エスファンに集まった4ヶ国の軍団を見下ろしてナルスにこう言った。
 「見ろナルス、ここから見れば人間やドワーフ共がゴミのようだ。あんな連中に敗れたヴェイラリオスも高が知れようと言う物だぜ。」
 そう言うとイヴェリオンはナルスに低空に入らせるとドワーフ達の陣所の真上を掠めるように飛んだ。
 ドワーフ達はこの行動に色めき立ち、不機嫌に眉間に皺を寄せながら白髭をなでる者、怒りに拳を振り上げる者、中には自慢のハンドガンを持ち出して年長のドワーフに小言を喰らう者も居た。
 「あ奴め、連中を挑発するつもりか。調子に乗るにも程があるわえ。」
 部下と共に行軍していた”老将”エルヴァリオンはそんなイヴェリオンを見ながら苦々しげに呟いた。
 「後で非礼を侘びをしに行かねば・・・入った所でソルグリム陛下が「大いなる怨恨の書」に横線を引いてくれるとは思えぬが・・・」
 彼は早速出来てしまった仕事を思いため息をつくのだった。
 そうしてエスファンの野に集結した増援の将は、”樹海の王君”オリオンに拝謁した。
 「陛下、ご尊顔を拝し恐悦至極に御座りまする。このエルヴァリオン陛下の為に微力を尽くす所存に御座りまする。実は女王陛下よりご伝言を・・・」
 エルヴァリオンはオリオンに御前会議の決定を伝えた。
 「そうか、それは大儀だったな。それにしても”老将”エルヴァリオンに”龍騎将軍”イヴェリオン、それに”白樺”のザイ=モゥグとは随分と大仰じゃないか。」
 これはオリオンの弁だ。
 程なくしてオリオンは再び口を開いた。
 「イヴェリオンよ、此度は貴様が飛べ。」
 王に指名を受けたイヴェリオンはにやりと笑みを浮かべると、オリオンの前に跪き、深々と頭を垂れた。」
 これを見ていたヴェイラリオスは寂しいような、楽になったような変な気持ちがした。
 (やれやれ、今回は見物か?だがエルヴァリオン親父と観戦するのは面倒だなぁ)
 ヴェイラリオスは、何かと言うと説教じみた事を言うエルヴァリオンが苦手だった。
 エルヴァリオンにしてみれば、それだけ彼に目をかけていると言う事なのだが・・・
 「陛下、ヴェイラリオスを外すのはもう一考願いまする。こ奴はまだ戦う力が残って居りまする。」
 老エルフは樹海の王にそう進言したのだが、オリオンの返事は少し意外なものだった。
 「うむ、であればこそそうするのだ。ヴェイラリオスにはアリエルの下へ言ってもらう。彼女が貴様を必要としている。こういった時はそうなのだ。」
 何が「こういった時」なのか周りの者には皆目解りかねたが、これが王と女王の阿吽の呼吸と言うものなのだろうと納得せざるを得なかった。
 ともあれヴェイラリオスはアセル・ロゥレンに向かう為、エスファンを後にした。

***

 今回はソルグリム公率いるドワーフが相手と言う事で、色々と編成に悩みましたが、結局ドラゴンを投入する事にしました。
 前回1敗してしまったので、今回は何とか挽回したい所ですが、果たしてどうでしょうか・・・

ルールの勘違い(小妖精)

 天さんのbloghttp://black.ap.teacup.com/higeoyaji/でもやっていましたが、どうも自分のアーミーのスペシャルルールは欲目で解釈してしまう事が有るようです。
 実はこの間の「練馬ミニチュアゲームの会」で、ウッドエルフアーミーの小妖精のルールについて議論になりました。
 問題になった部分は、アーミーブックp60の「小妖精を連れて回る」の中で、

 「あるアーミーが同じ小妖精を2つ選ぶ事はできない。たとえば、「死の小妖精」をともなっている兵が同じアーミーに2人いることは許されないわけだ。また、1人のキャラクターが連れて回れる小妖精は、1種だけに限られている。例外はツリーマン・エインシェントとブランチレイスで、彼らは所有できる小妖精のポイント制限内であれば(ツリーマン・エインシェントなら100pまで、ブランチレイスなら50pまで)、いくらでも小妖精を選ぶことができる。」

 と有りまして、普通に読んでいれば誰であろうと小妖精が被っていてはいけないのですが、欲目が働いた私の目にはツリーマン・エインシェントとブランチレイスは被っても良いと思っていました。
 改めて読み直すと人に指摘されるまでも無いですね。
 今までそんなにたくさん使っていた訳ではないので、それ程大きな影響は無いつもりですが、逆に今まで使う気が無かった小妖精も使ってみようかな?と思います。