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2014年11月9日日曜日

ダンバイン2000年版 第9回 拳の新造

  製作中のダンバインです。
  まずは定点写真↓
またしても間違いさがし状態ですが、今回は左右の拳を作り直しており、それによってこの定点写真も微妙にポーズの取り方が変わっています。
 前回までは元のキットに付属したアサフレックスと呼ばれるやや軟質な素材による手首を使っていますが(武器を持たせるのにこの弾力が有利だったようです)当時のトレンドなのか指関節に節が無く、また腕に比べるとやや小さめで女性的な感じさえ受けるパーツでした。
 しかも宮武氏の画稿には甲側だけですが詳細な画稿がおこされています。
 また、後で述べますが既存のパーツはソードの握り方に癖があって定点写真の元にしている旧アニメ版の立ちポーズを再現するのに不向きな形状でしたので、ぜひとも手は作り直そうと思っていたところです。
 作り方の基本は以前に作ったダンバインズワァースと同様にエポキシパテのブロックを作り、そこからの削り出しです。
 まずは左拳↓
前述のようにタミヤエポキシパテ速硬化型のブロックを使っていますが、手首関節としてコトブキヤのABSボールジョイントの大サイズのボール側を芯にしてパテを盛っています。↓

偶然ですが、このサイズのボール(ポリの方はサイズが合いませんでした)がキットのボール受けにドンピシャのサイズでした。
 大まかにブロックを作り、画稿と自分の左手を見ながら削り込みました。
 おそらく完全効果を待って削ればさほど問題が無いのですが、せっかちなのと、少しでも柔らかいうちに削り込もうと欲を出したせいで、幾度か角が欠けてしまったので、その都度瞬着で破片を接着しながら作業を進めました。
 まだまだ荒削りですが基本の形は出せました。

 そしてもう一方の右拳↓

こちらはオーラソードを持たせる必要が有りますが、持たせると同時に鞘に収めることも考えているので、ソードを着脱できるように工夫しました。
 まず左と同じようにブロックを作りますが、その際ソードを芯にして握り込むように盛り付けます。
 その後指の部分で切離して(こういう時には超音波カッターが活躍します。ただしソードを一緒に切らないように注意しました)ソードを取り出し、指に真鍮線でピンを作って再接続出来るようにしましたが、ピンでソードを保持する構造では支えきれないようだったので、結局親指部分を削り取って同じくコトブキヤのABSボールジョイントの最小サイズのボール受けを掌側に、ボール自体にエポパテを盛り付けてそのまま親指とし、ソードの保持をサポートすることにしました。
 下はその分解状態↓
手首関節は左と同様のボールです。
 小指から人差し指までの4本指は一体で切り取りましたが、保持するためにどの関節で切り離すのか悩んだ為に、切っては接着を2度ほど繰り返しましたが、結局拳頭の部分が一番継ぎ目を隠しやすく、ピンを仕込むにもある程度の大きさが有り、接合面がギザギザになるのでパーツ同士もずれにくいという状況から、根元での接続になりました。
 下に写っているのはキットの既存パーツで、御覧のように角度をつけてソードを握っているので、ソードを使ったポージングにはなかなか良いのですが、前述のように設定画のポーズをとらせるのには不向きです。
 そして新造パーツに剣を握らせるとこんな感じ↓
 こちらは直角に近い角度でソードを握るので、設定画のように右手を低く構えて、手首の返しでソードを立てるポーズが可能になりました。
 元キットの手首の角度も悪くないので、時間が有ったらもう1バージョン作りたいです。

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