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2014年10月13日月曜日

ダンバイン2000年版 第6回 細部の調整、コンバーターの続き

 製作中のダンバインですが、あんまり変わってません。↓
 前回がこれ↓
ですから殆ど違いが判らないですねぇ~
 毎日デザイン画稿を見ながら盛り削りを繰り返していますが、それ故に大きな違いが現れない状態です。

 取り合えず前回右腕のみいじった前腕のロール軸を左腕にも施しました。↓
ロール軸付近にパテを盛っているのは、ロールすることを想定していない為に断面が真円ではないのでロールするとお互いに段差が生じてしまうので、これを均すための物です。

 それと同時に肩のカバー部分のピンクの突起(以前1/72を作った時には肩を接続するクランプではないかと推測しました)パーツを捨てて、ひとまずエポキシパテで埋めています。
 1/72の時にも外装の表面についているのではなくて、カバーを突き抜けて内部フレームと直接つながっているのではないかと推測しましたが、このキットの場合まさしくそう言った表現で、肩カバーに半ば埋まり込むような造形になっていて、僕としてはお気に入りなのですが、2000年型の場合、この突起がアニメ版5個に対して9個~10個程度と増えており、それに伴って突起一つ一つが小さいようです。
 それに加えてキットの突起パーツは脚付け根もそうですが、軟質樹脂になっており、塗装や加工を受け付けません。
 その上面倒な事に、この軟質パーツは内部フレームと肩カバーを繋ぐ機能もあります。
 結局0.5mmプラ板を切った貼ったして元のパーツ同様に肩を固定できるようにし、突起の収まるはずだった肩の穴はエポキシパテで埋めました。

 背中側は首の後ろのコンバーター取付口を整形し、中央の開口を超音波カッターで切り出しました。↓
超音波カッターを買ってから3年ほどになりますが、こういったエポキシ樹脂やレジンを切削するのには最適です。(プラモデルの主要材料であるスチロール樹脂の場合は刃の振動で生じた熱に負けて溶けてしまいます。手際よくやればそれでもなかなか使えます)4万超ですが、中々良い買い物でした。
 背中はこの他に、マジックで下書きしてあるオーラウィング(画稿には「プリュウム」の記述あり)取付口を作る予定です。
 ただ、この2000年版は他のオーラバトラーの4枚羽に対して倍になる8枚もの羽が取りつくデザインになっています。

 すこし下がってふくらはぎは、練ったパテが余るたびに少しずつ盛っていました。↓
  ふくらはぎのデザインは地味ですが、他で作られたり描かれてきたどのダンバインとも違うフォルムになっています。
 キットではこの部分はオーラ噴射口の様な解釈で、軟質樹脂でディテールが作られていたので、この部分のパーツは丸ごと使わず、重量バランス取りも兼ねてエポキシパテを詰め込みつつ、画稿に近づけています。

 最後は前回早く接続したいと書いたコンバーターの工作です。↓

 実際先週は殆どやっていたのはコンバーターのやすり掛けでした。
 前回の状態から右側にもプラ板を貼りつけ、後部はノズルの底板を作るように鋸で切り込みを入れて、そこに0.3mmプラ板を差し込んで接着しました。
 薄い板ですが、こうやって箱を形成すると強度が飛躍的に向上します。
 その後外側はやすり掛け、内側にはエポキシパテでギャップを均してからやすり掛けをしましたが、あまりエポキシパテを使っていないのにもかかわらず、かなり重くなりました。
 まだ、バランスを崩すほどではないと思いますが、接続したときに尻もちをつかないように重量増は最小限に抑えていきたいところです。
 また、右側のみ側面にラグビーボールを半切りにしたようなバルジを着けました。
 このパーツはアニメ版では何だかよくわかりませんでしたが、2000年版ではこの前部が開口されて、エアインテークとなっています。
 このオーラバトラーの推進装置には諸説有りますが、宮武氏はオーラ力による噴射推進であっても、前方から大量の空気を取り込む必要が有ると解釈したようです。
 これについては僕も同意見です。
 また、写真ではもう少し上に下書き線が有りますが、これはモデルグラフィックス掲載時に谷明氏が製作したスクラッチ作品では、エアインテークがこの位置についていたためです。
 作例のインテークはかなり格好いいのですが、僕の画稿からの読み取りではインテークはあくまで側面版についているので、結局先人の作例に「引っ張られる」よりも自分なりの解釈を形にする方が模型の作り方として楽しいと思い、途中まで盛ったパテを盛りなおした跡です。

 今週はこんな感じです。
 次こそはコンバーターを接続したいです。

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