製作中の2000年型ダンバインです。
まずは定点写真↓
思ったより元のプラの色が隠れてきたので驚いています。
先週は作業があまり進まなかったので(やっていなかったというより進展しなかった感じです)日記の更新をしませんでしたが、やっとオーラコンバーターの取付が出来ました。
画稿が少ない2000年型ダンバインですが、コンバーターの取付口については割とクローズアップされたスケッチがあります。
人間でいえば肩甲骨のあたりに取付用の穴が開いていて、そこに「オーラコンバーター取付ハブ」とメモ書きされたサツマイモの様な形のパーツが描かれています。
ハブというと自動車の車輪の取付基部などがそう呼ばれていますね。
そしてこのハブがコンバーターに取りつくのですが、コンバーター側のディテールはあまりはっきり描かれていません。
まぁ、大体想像はつくのですが…
今回このハブにコンバーター開閉の為の関節を仕込む訳で、ある程度加工精度にうるさくないボールジョイントを使う事にしました。↓
画稿に比べてハブが大きいのですが、小さいボールジョイントだと保持力が明らかに足りないので、ここは目をつぶることにしました。
当初ポリ製(正確にはポリエチレンのようです)で考えていましたが、塗装が効かなかったり可動範囲が厳しかったりで、結局ABS製を使う事になりました
ABSはボール受けに切れ込みが入っていて可動範囲を広く確保することが出来るのですが、その分受け側が割れやすいという大きなデメリットです。
このためボール部分は一度嵌めたら外さないようにして、受け側にエポパテを盛り付けてハブらしい形にしてみました。
実はポリのボールジョイントでも1度作ったのですが、保持力や見た目に問題が有ったので没にしました。(この辺が時間がかかった理由でもあります)
本体との取付は、胴体取付口にφ5㎜の穴をあけ、コトブキヤ製のポリキャップをエポキシ接着剤にて埋め込みました。
これも一度目は左右の高さが合わずに左側だけ掘りなおしています。
取り付けてみるとかなり大きいですね。
かなりらしくなってきました。↓
コンバーター自体にかなり手を加えたので、かなり重くなっていますが何とか自立できます。
元々オーラコンバーターは騎士のマントをメカニック的にデザインしたものだそうですが、そのイメージがアニメ版よりも強く出ています。
また、地味ですが、腕にも手を加えています。
まず肩のカバーはエポパテで一回り大型化しています。
ただ先端部も形がだいぶ異なるので、まだまだ手を加える必要が有ります。
腕自体は画稿に倣って上腕をマッチョにボリュームアップするとともに、前腕部は手首のボール受けの後ろで切断して4mmほど延長しました。↓
かなり伸ばしたのですが、画稿のイメージにはこっちの方が忠実なようです。
やっぱり意図的に人型を外してデザインしてますね。
かなり形が出来てきましたが、まだ三つ目の大きな関門である8枚の翅が残っています。
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2014年10月26日日曜日
2014年10月13日月曜日
ダンバイン2000年版 第6回 細部の調整、コンバーターの続き
製作中のダンバインですが、あんまり変わってません。↓
毎日デザイン画稿を見ながら盛り削りを繰り返していますが、それ故に大きな違いが現れない状態です。
取り合えず前回右腕のみいじった前腕のロール軸を左腕にも施しました。↓
ロール軸付近にパテを盛っているのは、ロールすることを想定していない為に断面が真円ではないのでロールするとお互いに段差が生じてしまうので、これを均すための物です。
それと同時に肩のカバー部分のピンクの突起(以前1/72を作った時には肩を接続するクランプではないかと推測しました)パーツを捨てて、ひとまずエポキシパテで埋めています。
1/72の時にも外装の表面についているのではなくて、カバーを突き抜けて内部フレームと直接つながっているのではないかと推測しましたが、このキットの場合まさしくそう言った表現で、肩カバーに半ば埋まり込むような造形になっていて、僕としてはお気に入りなのですが、2000年型の場合、この突起がアニメ版5個に対して9個~10個程度と増えており、それに伴って突起一つ一つが小さいようです。
それに加えてキットの突起パーツは脚付け根もそうですが、軟質樹脂になっており、塗装や加工を受け付けません。
その上面倒な事に、この軟質パーツは内部フレームと肩カバーを繋ぐ機能もあります。
結局0.5mmプラ板を切った貼ったして元のパーツ同様に肩を固定できるようにし、突起の収まるはずだった肩の穴はエポキシパテで埋めました。
背中側は首の後ろのコンバーター取付口を整形し、中央の開口を超音波カッターで切り出しました。↓
超音波カッターを買ってから3年ほどになりますが、こういったエポキシ樹脂やレジンを切削するのには最適です。(プラモデルの主要材料であるスチロール樹脂の場合は刃の振動で生じた熱に負けて溶けてしまいます。手際よくやればそれでもなかなか使えます)4万超ですが、中々良い買い物でした。
背中はこの他に、マジックで下書きしてあるオーラウィング(画稿には「プリュウム」の記述あり)取付口を作る予定です。
ただ、この2000年版は他のオーラバトラーの4枚羽に対して倍になる8枚もの羽が取りつくデザインになっています。
すこし下がってふくらはぎは、練ったパテが余るたびに少しずつ盛っていました。↓
ふくらはぎのデザインは地味ですが、他で作られたり描かれてきたどのダンバインとも違うフォルムになっています。
キットではこの部分はオーラ噴射口の様な解釈で、軟質樹脂でディテールが作られていたので、この部分のパーツは丸ごと使わず、重量バランス取りも兼ねてエポキシパテを詰め込みつつ、画稿に近づけています。
最後は前回早く接続したいと書いたコンバーターの工作です。↓
実際先週は殆どやっていたのはコンバーターのやすり掛けでした。
前回の状態から右側にもプラ板を貼りつけ、後部はノズルの底板を作るように鋸で切り込みを入れて、そこに0.3mmプラ板を差し込んで接着しました。
薄い板ですが、こうやって箱を形成すると強度が飛躍的に向上します。
その後外側はやすり掛け、内側にはエポキシパテでギャップを均してからやすり掛けをしましたが、あまりエポキシパテを使っていないのにもかかわらず、かなり重くなりました。
まだ、バランスを崩すほどではないと思いますが、接続したときに尻もちをつかないように重量増は最小限に抑えていきたいところです。
また、右側のみ側面にラグビーボールを半切りにしたようなバルジを着けました。
このパーツはアニメ版では何だかよくわかりませんでしたが、2000年版ではこの前部が開口されて、エアインテークとなっています。
このオーラバトラーの推進装置には諸説有りますが、宮武氏はオーラ力による噴射推進であっても、前方から大量の空気を取り込む必要が有ると解釈したようです。
これについては僕も同意見です。
また、写真ではもう少し上に下書き線が有りますが、これはモデルグラフィックス掲載時に谷明氏が製作したスクラッチ作品では、エアインテークがこの位置についていたためです。
作例のインテークはかなり格好いいのですが、僕の画稿からの読み取りではインテークはあくまで側面版についているので、結局先人の作例に「引っ張られる」よりも自分なりの解釈を形にする方が模型の作り方として楽しいと思い、途中まで盛ったパテを盛りなおした跡です。
今週はこんな感じです。
次こそはコンバーターを接続したいです。
前回がこれ↓
ですから殆ど違いが判らないですねぇ~毎日デザイン画稿を見ながら盛り削りを繰り返していますが、それ故に大きな違いが現れない状態です。
取り合えず前回右腕のみいじった前腕のロール軸を左腕にも施しました。↓
ロール軸付近にパテを盛っているのは、ロールすることを想定していない為に断面が真円ではないのでロールするとお互いに段差が生じてしまうので、これを均すための物です。
それと同時に肩のカバー部分のピンクの突起(以前1/72を作った時には肩を接続するクランプではないかと推測しました)パーツを捨てて、ひとまずエポキシパテで埋めています。
1/72の時にも外装の表面についているのではなくて、カバーを突き抜けて内部フレームと直接つながっているのではないかと推測しましたが、このキットの場合まさしくそう言った表現で、肩カバーに半ば埋まり込むような造形になっていて、僕としてはお気に入りなのですが、2000年型の場合、この突起がアニメ版5個に対して9個~10個程度と増えており、それに伴って突起一つ一つが小さいようです。
それに加えてキットの突起パーツは脚付け根もそうですが、軟質樹脂になっており、塗装や加工を受け付けません。
その上面倒な事に、この軟質パーツは内部フレームと肩カバーを繋ぐ機能もあります。
結局0.5mmプラ板を切った貼ったして元のパーツ同様に肩を固定できるようにし、突起の収まるはずだった肩の穴はエポキシパテで埋めました。
背中側は首の後ろのコンバーター取付口を整形し、中央の開口を超音波カッターで切り出しました。↓
超音波カッターを買ってから3年ほどになりますが、こういったエポキシ樹脂やレジンを切削するのには最適です。(プラモデルの主要材料であるスチロール樹脂の場合は刃の振動で生じた熱に負けて溶けてしまいます。手際よくやればそれでもなかなか使えます)4万超ですが、中々良い買い物でした。
背中はこの他に、マジックで下書きしてあるオーラウィング(画稿には「プリュウム」の記述あり)取付口を作る予定です。
ただ、この2000年版は他のオーラバトラーの4枚羽に対して倍になる8枚もの羽が取りつくデザインになっています。
すこし下がってふくらはぎは、練ったパテが余るたびに少しずつ盛っていました。↓
ふくらはぎのデザインは地味ですが、他で作られたり描かれてきたどのダンバインとも違うフォルムになっています。
キットではこの部分はオーラ噴射口の様な解釈で、軟質樹脂でディテールが作られていたので、この部分のパーツは丸ごと使わず、重量バランス取りも兼ねてエポキシパテを詰め込みつつ、画稿に近づけています。
最後は前回早く接続したいと書いたコンバーターの工作です。↓
実際先週は殆どやっていたのはコンバーターのやすり掛けでした。
前回の状態から右側にもプラ板を貼りつけ、後部はノズルの底板を作るように鋸で切り込みを入れて、そこに0.3mmプラ板を差し込んで接着しました。
薄い板ですが、こうやって箱を形成すると強度が飛躍的に向上します。
その後外側はやすり掛け、内側にはエポキシパテでギャップを均してからやすり掛けをしましたが、あまりエポキシパテを使っていないのにもかかわらず、かなり重くなりました。
まだ、バランスを崩すほどではないと思いますが、接続したときに尻もちをつかないように重量増は最小限に抑えていきたいところです。
また、右側のみ側面にラグビーボールを半切りにしたようなバルジを着けました。
このパーツはアニメ版では何だかよくわかりませんでしたが、2000年版ではこの前部が開口されて、エアインテークとなっています。
このオーラバトラーの推進装置には諸説有りますが、宮武氏はオーラ力による噴射推進であっても、前方から大量の空気を取り込む必要が有ると解釈したようです。
これについては僕も同意見です。
また、写真ではもう少し上に下書き線が有りますが、これはモデルグラフィックス掲載時に谷明氏が製作したスクラッチ作品では、エアインテークがこの位置についていたためです。
作例のインテークはかなり格好いいのですが、僕の画稿からの読み取りではインテークはあくまで側面版についているので、結局先人の作例に「引っ張られる」よりも自分なりの解釈を形にする方が模型の作り方として楽しいと思い、途中まで盛ったパテを盛りなおした跡です。
今週はこんな感じです。
次こそはコンバーターを接続したいです。
2014年10月5日日曜日
ダンバイン2000年版 第5回 オーラコンバーター、ボディのエッグシェル構造
製作中のダンバインですが、現在はこんな感じです。↓
ソードを持っていること以外はそんなに変わってませんが、今回大きく変わっているのはまだ取り付けていない背部のオーラコンバーターです。2000年型のコンバーターはディテール面ではアニメ版とあまり変わらないのですが、全体的に末広がりに広くなっており、薄くなっています。
また、大きく違うのが、アニメのコンバーターは上面が底面に比べて幅広になっているのと逆に、2000年型では底面が広くなっていると言う事です。
独特の曲率を持ったパーツでなおかつ左右対称を確保しなくてはならないので、キットを改造することは決めていましたが、方法を悩んでいました。
結局採用した方法は、まず末広がりを再現するため、左右のコンバーターを繋ぐプレート中央で一度切り離してから断面部分で楔上に切飛ばし、その上1.2mmプラ板を楔上に挟み込んでスペーサーとしています。
そして大型化している分全長が足りないので延長しなきゃいけないのですが、後端にプラ板を接着しただけでは強度が保てないので、0.5mmプラ板を表面に張り付けることで全長を伸ばすことにしました。
そしてその際に側面板と上面板を切り詰めて、上下面の幅の違いも表現することにしました。
もちろん底面はプラ板を張り付ける際に広げています。
まだ途中ですがこんな感じ。↓
左側は大体できていますが、右側は上下を貼ったのみです。↓
これはシンメトリーを確保するために、片側のプラ板を貼ったところで反対側のプラ板のサイズを写しこんでカットしているためです。↓
0.5mm板なら曲面でも曲げながら反りを合わせてサイズ合わせができます。
もちろん0.5mmでは厚みが足りないので、形が決まった後で上下面は内側に、側面は外側にもう1枚0.5mmを貼って厚みを確保しています。
厚みについては、全体が広くなった結果、比率として薄くなったのでこのままで良さそうです。
次は地味ですが、以前1/72でやった時と同様に前腕にロール軸を増設しました。
と言っても具体的にはキット内側のフレーム固定用のリブを削っただけです。↓
右は加工前、左は加工後です。
肘側のカバーがフレームに追随するようにプラ板を積層して作ったブロックにフレームが嵌る四角い穴をあけました。↓
見た目は殆ど変りませんが、ダンバインやドレイク方のオーラバトラーは大抵手に並行して射出式ワイヤークローがついている為、この部分がロールしないと手首が動いても表情を付けることができません。
更にダンバインは前腕部分にオーラショットを装備するので僕的には必須の工作だと思っています。
それからあまり進んだように見えないボディですが、前回の物↓
に比べて今回↓
前回に比べて腕の付け根部分をさらに絞りました。
もう殆ど隙間がありません。
腕付け根のリングは元のキットのままですが、これは残しておいた方が機械らしさが演出できると思ったので、このままで行くつもりです。
腰の部分もかなり形状をいじりましたが、もうちょっとのようです。
それからあまり外形には現れないのですが、デザイン画稿に宮武氏による「ほぼ完全なエッグシェル」というト書きがあり、卵状(エッグシェル、というか歪な球形)のボディにコックピットハッチや襷上の外部フレーム(というかロールバー?)がかぶさっていると言う事で、横っ腹の下部と襟部分が露出したエッグシェル部分になります。
当然十数年前からこのメモ書きは見ていますが、このデザイン画を見ながらパテの盛り削りをしているうちにイメージが出来てきました。
前回まではシェル部分は丸っこく、外部フレームは角ばった感じに作っていましたが、どうやら外部フレームもシェルにフィットさせてエッジを聞かせつつも丸っこく収め、シェルとフレームの間には殆ど隙間ができないのが正解のようです。
襟部分も前回まではアニメ版と同様学ランの襟のように薄板を立てたようにしていましたが、シェルの一部であることを意識してフレームに内接するように丸く盛り上げてみました。
正面から見るとこんな感じ↓
なんとなく丸いのがわかるでしょうか?
出来るだけ早くコンバーターを取り付けてみたいです。
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