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2011年4月17日日曜日

イデオン 脚部他

製作中のイデオンですが、前回から作業が進んだので更新します。
先ずは定点写真から↓
現状はこんな具合です。
前回書いたとおり、脚部を中心に手を入れましたが、その前に腕部にもかなり手を加えました。
文章だけで説明しても非常にわかりにくいので、写真にすると↓
こんな感じで関節を仕込んでいます。
袖部分には前回書いたとおり、テーパーを補強する為に0.5㎜プラ板を貼って削り込みました。
また、上腕やショルダータワーを横切る白い線は関節パーツを保持する為の1㎜プラ板です。
僕が古いキャラクター物のキットを改造する時に参考にしている書籍に大日本絵画の岡プロの「モナカキット」ガンプラ改造講座という物が有りまして、その文中ではパーツの形状を決めてから関節ギミックを仕込むように書かれていますが、僕の場合は小さいキットを選んでいる所為も有りますが、関節部分が全体に及ぼす影響を無視できないので、大体同時進行で進めています。
肩の部分には、ダンバインの時と同様にダブルボールジョイントで、僅かながら肩の位置も動かせるようにしました。↓
また、ショルダータワーは、元のギミックではボディと直接薄い板に付いた回転軸でつながり、そこから上腕につながるという独特の関節機構を持っていましたが、今回は前述の通り肩と上腕を接続したので、ショルダータワーは上腕の頂部で市販のABS製2重関節パーツで繋ぎました。
本当は隠したいのですが、この角柱状の腕では十分な曲がり角を確保できないので、やむなく肩外側に露出としました。
黒い成型色なので今は結構目立ちますが、後で本体と同色にすればさほど目立たなくなると思っています。
そして肘の方ですが、こっちはもう一回り大きな2重関節を仕込んでいます。(ただし曲がり角確保の為、加工あり)↓
前腕外側が白いのは、湖川氏の設定画稿にある微妙なアールを再現する為に0.5㎜プラ板を貼って削り込んだ為です。
ショルダータワー可動のお陰でここまで腕を上げられますが、ちょっと不恰好です。
また、上腕肘近くの白は、元々の関節可動の為の欠き込みをプラ板で埋めたものです。
元のキットと同様に欠き込みを作れば曲がり角を確保するのは楽ですが、このままだと曲がり方向が前方だけになってしまうので、この2重関節の上腕側接続軸でロールさせることにしました。
こうすると肘関節の曲がり角はせいぜい90度くらいになります。↓
このお陰で腕を胸の前にもってくることが出来ます。
このポーズは第14話「撃破・ドク戦法」で使い、以後度々使うミサイル一斉発射のポーズを取るのに欠かせないので、どうしても組み込みたいギミックでした。
とまあ腕に関しては大体こんな感じです。

続いて脚部ですが、股関節はボールジョイント、膝には2重関節、足首にはダブルボールジョイント、といった感じで関節を仕込み↓
このくらいまで脚を曲げられるようになりました。
脚の側面が白いのは、これも湖川氏の画稿にあるアールを再現する為です。
太腿は前1㎜、外側0.5㎜、脛は外側、後ろ側共に1㎜分プラ板を貼って削り込んでいます。
また、脛については、前後、左右両方向に、末端で1㎜分クサビ状に幅増ししました。
関節については、これだけ脚を上げられないと第15話「イデオン奪回作戦」でバッフ・クランの重機動メカ、ジグ・マックを一撃で粉砕したキックを再現できないので、これも是非とも再現したいポイントでした。
しかしながら、足を上げた際に後ろから見ると↓
腰の内部が露出してしまいます。
これについては、装甲を分割して尻に残すか、内部にカバーをつけるかしようと思っています。
膝についてはこんな感じ↓
膝の関節については先程書いたとおり、市販の2重関節を仕込んでいますが、パーツの大きさがちょうど良く、あまり違和感なく仕込めました。
靴の部分は関節を仕込んだだけで、まだ形状には突っ込んでいません。
これから突き詰めていくつもりです。

それから蛇足の感もありますが、前回かなりいじった頭部ですが、中にボールジョイントを仕込んで接続しました。↓
頸はプラ板の積層、基部もキットをいじったら穴が開いてしまったので、大きく切り欠いて1.5㎜プラ板を貼りこんでいます。

こんな感じで左半分のギミックが大体出来てきました。
次は手首を作るか、右半分を作るか、その両方かになりそうです。

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