このブログを検索

2010年7月3日土曜日

ダンバイン1/72 第12回 頭部、腕部、脚部

先週の日曜日以来のダンバイン製作状況です。
とりあえず定点写真。↓
 工作内容が細部になったのであまり目立った変化は有りませんが、順を追って紹介していきます。
先ず目立つ所では頭部の改修です。↓
 頭部については5月28日の日記で基本的な改修を終えたつもりでしてが、更に顎の幅を削り込んで、よりシャープなイメージにしました。
削りこみのお陰で顎はプラの厚みを削りきってしまいましたが、ボールジョイントを仕込む際にパテを充填してあったので穴は開かずに済んでいます。
それから額にプラ板にてダブルシェブロンを追加しました。
このパーツはたしか設定資料では、レーダーとして紹介されていますが、宮武氏が描いたクリンナップ前のデザイン画稿では、額のほかに腰ブロックの前面と、左右の脚の前面にもこのダブルシェブロンが見受けられます。
このパーツはが全て左右を分割するパネルラインを跨ぐように配置されている事から、僕は第2次大戦中の戦闘機のエンジンカウル等に見られるファスナーではないかと想像しています。
この先周りをスジ彫り指定校と思っています。
それから細かいですが、頭部アンテナの支柱にパテでうねりを追加しました。

次は両上腕のバルジ。↓
 このバルジは設定画稿にはあるのですが、キットでは省略されていた部分で、上腕二等筋をイメージさせます。
オーラバトラーの腕の構造は人間の腕と良く似ているので、おそらくこの部分もオーラマルスが収縮する際に集中的に膨らむ部分なのだと思います。
パテを盛って再現すると可動範囲をせばめる事になるので、一旦鉛筆でアタリをとってリューターとカッターで彫りこんで再現しました。
そして同じく腕部ですが、5月30日の日記で前腕にロール軸を仕込んだわけですが、どうも隙間から2㎜軸が見えるのが気になったので、これまた雌側を一旦彫りこんで雄側にリング(今回はABS3㎜軸受けを切って使用)を接着して隙間が有っても細い軸が見えないようにしました。↓
 まだ拳の彫りこみ等が残っていますが、腕部はあらかた完成です。

そして今日の最後は足首の裏側のピンクのパーツに当たる部分です。
このパーツは6月20日の日記に載せた説明書でもチラッとしか見えない部分です。(何せ後ろ側なので…)
僕自身このパーツは長い事何かのフィンか整流板か何かだと思っていて、2000年頃に発売されたHGABやMGダンバインではこのパーツの奥にオーラジェットの噴射口が有って、その整流板といった処理がなされていました。
今回僕も相しようかと思っていたのですが、良く良く考えるとダンバインの場合オーラコンバーターと股間の下に有る噴射口では、はっきりとベクタードノズルのような表現がされているので、たかだか脚の後のノズルの作画だけを省略するとは思えません。
また、劇中ダンバインを製作したショット・ウェポンが続いて製作したビランビーやレプラカーンにはこのパーツが有りません。
ダンバインは宮武一貴氏、ビランビーとレプラカーンは出渕裕氏のデザインです。
デザイナーが変わっている為、ダンバインと他の2機では見た目の印象が大きく違いますが、パネルラインの位置やパーツの構成が意外と似通っています。
オーラマシンの設定でも、実験的なダンバインで得たデータを基に初のオーラ増幅器内蔵型であるビランビーが開発され、ビランビーを火器を中心に強化したのがレプラカーンとなっており、僕個人ではこの3機を「ダンバインタイプ」と分類しています。
ダンバインは前回の日記でも書いたとおりキマイラグの頭部をそのまま使うなど、割と有り物で造った部分があるので、もしかしたら脚部の外装に強獣の外皮を比較的少ない加工で流用した物の、この部分だけ、内部機構を収めきれずにはみ出してしまい、対処療法的にカバーをしたのではないかと考えました。
実際続く2機の場合は足首がくびれておらず、おそらく丸ごとカバーできるであろう形状になっています。
では、はみ出したパーツは何かという事ですが、多分アキレス腱のようなワイヤーではないかと思います。
そこでこの部分は板状ではなく、パイプ状のカバーが露出している感じにします。↓
 とりあえず速硬化型エポキシパテで、それらしい形にしました。
完全硬化を待ってもう少し削り込みたいと思います。

そろそろ工作初期からうっちゃっている足の爪に手を入れたいと思います。

0 件のコメント: