製作中の2000年版ダンバインです。
今回も細かい工作ですが、まず定点写真↓
後ろ側の工作ばかりなので、変化は無いと思います。
最初はコンバーターです。
コンバーター本体は良いのですが、側面に付くエアインテークを兼ねるバルジの形状を変更しました。
以前は、MG2000年9月号の画稿から、バルジは側面に付いていると思っていましたが、先日ふとMG2001年2月号で再度「Aura Battler RenovationⅡ」特集のページに宮武氏デザインのインセクトドラゴンの画稿にうつるダンバインの後方からの画稿にはコンバーター上面に張り出したバルジが確認できます。
前からずっと見ていた画稿なのにとんだ見落としでした。
結局9月号の谷明氏の作例で間違いないようです。
そんなわけで側面に付いていたバルジを一時剥して、半分ほど天面にかかるように再接着して何となくパテを盛り付けてみた所、意外と形が違っており、結局削りなおしてまた盛り直しという形で、形がだいぶ変わりました。↓
このバルジについては、側面と天面に掛かっており、その関係でこのバルジにも緩やかながら側面、天面に分かれており、頂部にゆるいエッジを付けると自然な感じになりました。
このバルジに改めてインテークを彫り込みます。
つづいて脚部後面です。
ダンバインの脚部にはフィンの様なディテールが有るのは周知のとおりですが、どうもいろいろな画稿を見るうちに、正面から見た時に一部チラリとのぞくような形が正しいように思えてきました。
そこで、脚部後面に山を付けることにしました。↓
つまりここにもゆるいエッジが付くわけです。
脹脛からのラインでもあるので、これの方が自然なようです。
最近の工作から感じたのですが、ダンバインというメカは三次曲面で作られたメカだと思っていましたが、複雑な面がいっぱい隠れているメカなんだと思うようになりました。
2 件のコメント:
こんばんわ!こちら更新されていたのに気付いてませんでした!しまった!
バルジ、私も側面だとばかり思っていたら、そんなところについているのですね。
脚部のフィン型のディテール、線描きだけでも格好良さが伝わってきます。
本当にいろんな曲面が隠れていて、2000年版、カッコイイ!
次も期待してます!!
当時スタジオぬえのメカは、アニメーターから線が多くて書きにくいと言われていたそうで、それに対して宮武氏は「線が多いんじゃなくて面が多いんだ」と反論されていたようですが、ダンバインはまさに線が少ないが面が多いメカの典型のようですね。
宮武氏も「放送当時形を把握していたのは湖川さんだけだったと思う」とインタビューで言っていました。
アニメーター泣かせのメカであることは間違いなさそうですが…
こうして模型として作っていると奥が深くて面白いデザインですね。
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