1月に製作の日記を書いた1/72ダンバインですが、ようやく完成しました。
さて、前回の最期に宮武画稿版のダンバインの特徴であるフォールションの様な片刃剣を作りましたが、その鞘を作りました。
製作法はと正攻法にプラ板を貼り合わせて、組み立て後に肉厚ギリギリまで削り込んでいます
元がヘッドへヴィな剣なので、どうしても鞘が野暮ったい感じになりますね。
一応抜き差しも可能です。
鞘の装備位置はアニメ版と違い腰になります。
装備してみるとちょっと野暮ったいですね。
このへんはアニメと同じコンバーター脇の方が良いようです。
実際後年にモデルグラフィックス2000年9月号に宮武一貴先生が描き下ろしたリニューアル画稿(ダンバイン2000と呼んでいます)ではコンバーター脇になっています。
それから背部のオーラウィング僕は宮武先生に従って「プリュウム」と呼んでいます
このプリュウムはアニメ版でも宮武版でも4枚ですが、昨年ワンフェスで宮武先生とお話しする機会が有り、その際に「最近オーラバトラーはすべて6枚から8枚で描いている」と仰っていたので、今回6枚翅で作る事にしました。
但しこれだと強度が足りない様なので、翅の前縁部分にもう一枚プラ板を重ねて力骨としています。
首は前回すでに作ってあったのですが、どうも表情が硬いので1軸追加する事にしました。
最初はなるべく設定身長に合わせようと思ったのですが、この工作で少し背が伸びました。
脛の形状はダンバイン2000の時にかなり形状を絞り込んだので、それを更に突き詰める事にします。
ダンバインはかなり線を省略していますが、僕の見解ではこんな感じで稜線が走っている物と考えています。
形状を直して本体に取り付けるとこんな感じ
実は最初の三面図にはキットの方が近かったりするんですが、こっちの方が少したくましい感じになります。
そしてダンバインの脚部には脹脛の下にフィンの様なディテールが有りますが、僕はこれをアキレス腱の様なワイヤーのケーシングだと解釈して少し厚みを持たせた形状で作っています
ここまで来るとあともう少しです。
機体各所のデュアルシェブロンやバルジと言った物を付け足していきます。
この状態ではすでにサフ吹きに入っています。
そしてようやく塗装です。
前にダンバインを作った時はすみれ色にアクリル絵の具のリキテックスを使いましたが、今回はガンダムカラーのライトブルー、パープル、白を混色し、仕上げにブルーとパープルのパールカラーを吹き付けています。
またキャノピーはシルバーにクリヤーグリーンを吹き付けました。
ちょっと前作のダンバインを意識してほぼ同じアングルで写真を撮ってみました
前作は特に設定身長にも拘らずに作ったので頭身が高くスマートな感じです。
パンツの部分は前回中央で幅を詰めたのに対し、今回は足がパンツにめり込むような配置にしており、この辺りが一番印象が違うようです。
また、去年製作したダーナ・オシーとも比較の写真を撮ってみました。
設定ではダンバイン6.9mに対してダーナ・オシー7.6mと少しダーナが大きめなので、そんなに悪くない対比になっていると思います。
今回は昨年末からなのでかなり製作期間がかかりましたが、間に寄り道が有ったので、単純な工作時間は前作より短いと思います。
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