先日の日記で解除した商品管理タグですが、今日分解してみました。↓
分解してみると、思っていたよりもパーツが多かったのでちょっと驚きました。
2本のカプセルを内蔵したタグ本体は、最初は鋸で輪切りにしようかと思いましたが、カプセルを割るのが恐かったので、カプセルに影響がなさそうな端っこからニッパーで毟りながら解体しました。
本体の構造自体は分解前に予想していた通り、カプセルを収めたトレーとピンが付いたプレートで
2本のカプセルを拘束して、ピンを引っ張るとプレートがカプセルを潰す構造のようです。
そしてカプセルですが、ガラス製で見たところ継ぎ目がありません。↓
カプセルをよく見てみると、両端の形が微妙に違っています。
どうやら試験管状のカプセルにインクを充填した後入口に熱を加えて塞いでいるようです。
無駄に高い技術を使っているような気もしましたが、キャップを使っていた場合、キャップが緩んだりしてインクが漏れてしまうと商品が台無しになってしまうし、万一客にかかってしまった場合責任問題になりかねないので、こうした構造にしているのではないかと思います。
最も工法が確立していれば、パーツが1個で済む分低コストかもしれません。
それから意外と複雑な構造になっていたのがタグを固定するボタンです。↓
上下2パーツからなるボタン本体のケースを鋸で割ってみるとポリプロピレン製、一体構造の内部ケースが出てきました。
このケースを割ると、プレス成型の外蓋とアルミ挽物らしき中核部がありました。
この中核部には3つの穴が開けられていて、穴にはそれぞれ鋼鉄製のボールが仕込まれています。
写真にある切断したピンの先端部は4箇所のくびれが作ってあり、このくびれ部分とボールが噛み合って差し込んだピンが抜けないようになっています。
以上、結構面白い構造でした。
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