9月を最後に更新がストップしていました。
自分の無精を仕事のせいにしちゃいけないとは思いますが、正直仕事が忙しくて更新の暇(というよりは気力)が有りませんでした。
9月からこっち書く事が無い訳ではないのですが、今更書く気にもならないので直近の事を書きます。
という訳で再開第1回目はプラモデル製作の記事にします。
現在記事をアップしたまま完成してないキットがイデオンとアキレスの2つが有りますが、自分の製作意欲を優先してひとまずこの2つはぶっちぎる事にして、完成させたダンバインに続いてオーラバトラーの
ゲドを製作する事にしました。
ゲドは「聖戦士ダンバイン」の劇中では「アの国」の国王フラオン・エルフの城に配備されていたオーラバトラーで、敵のボスキャラで「アの国」の地方領主であるドレイク・ルフトから大量に買い上げた物です。
その後ドレイクがフラオンに対して造反した際には整備不良から碌に動かず、また動ける機体もドレイク側の新型オーラバトラーの前になすすべなく撃墜されると言った具合で、劇中それらしい活躍は皆無です。
なぜそんな期待をチョイスしたかというと、この機体が世界で最初に造られたオーラバトラーだからです。(ダンバインはその直後に製作されたという設定で、両者はよく似た特徴を持っています。)
前作のダンバインの経験をフィードバックする意味でも適当だと思います。
という訳で、設定に沿って作って行くのが面白そうだと思った次第です。
キットは本放送(1983年)当時に金型が製作されたもので、以前に作ったダンバインと違ってラインナップ末期に発売されたものです。
箱絵はダンバインと同じく開田裕治氏によるものです。↓
開田氏はキャラ物(というかロボットや怪獣)に芝居をつけたドラマチックな絵を描くのが得意で、このゲドの箱絵も林道を通る敵を迎え撃つべく剣を構えた気合いの入ったポーズで描かれています。(劇中ではヤラレメカも良い所でポーズを決める余裕さえないのですが…)
そうしてこのキットを接着剤の点付けで仮組みしてみました。↓(前から)
(背面)↓
このシリーズは元々の3次曲面主体のデザインのせいも有って全般的にあまり出来が良くないのですが、このゲドはラインナップ末期だった事も有って、前作のダンバインに比べると箱絵とのギャップが少ないようです。
ダンバインと並べてみると結構身長が低いですね。
前にダンバインを作った時に関節の位置をいじったりした為に身長が伸びているみたいです。
そして現在時点はこんな感じになりました。↓
前作ダンバインはここまで来るのに1ヶ月くらいかかった気がしますが、今回は経験値も有ってここまで10日くらいです。
各部を説明するのに当たって、先ずは各ブロックの分割状況を示します。↓
ブロックの数自体はそれ程増えていませんが、各ブロックは別売りのABS製ボールジョイントで接続しています。
ちょっと複雑なのが、骨盤というか腰のブロック↓
両脚の軸としてはΦ2㎜の真鍮線を使っていますが、腰の関節としてボールジョイント(以下BJ)を仕込んでいます。
このままだと真鍮線とBJの軸がお互い干渉するので、以下のような細工をしています。↓
横からだとちょっと見えますが、真鍮軸の方をV字型に曲げる事によってBJ軸との干渉を避けています。
それからもう一つ工夫したのが肩関節で、ダンバインの時には上腕付け根にBJを仕込んでそれを鉄アレイ上のパーツを作って胴体側に仕込んだBJに接続し、その周りに肩パットが被さるようにしていました。
これだと関節がへたるとこの肩パットがずり下がりやすくなるのと、劇中の湖川友謙氏の作画では肩が大きく張り出して描かれており、それを表現する為にも今回は接続を変えてみました。↓
BJ軸を肩パットそのものに接続する方法です。
胴体側は横方向にBJ軸を出し、腕側は上面から下にBJ軸を出しています。
肩パットに見える白い帯は、BJ軸保持の為に仕込んだ1㎜厚プラ板です。
そして膝関節は、脛の裏側がちょっと曲がりにくいデザインなので脛、腿の両側にBJを仕込む2重方式にしました。↓
普通は2重式の場合は通常ボール側を2重にしますが、関節が露出してしまう構造なので受け側のパーツを連結して2重関節としています。
最後は背部のオーラコンバーターの接続ですが、やはりBJを仕込みますが、ダンバインとはちょっと方式を変えています。↓
とまあ、現状はこんな所です。
現状でとりあえず自立します。
オーラバトラーのキットは大きなコンバーターのお陰で重心が後よりになって後にこけやすくなるのですが、ボディ側にはBJの受けを兼ねてタミヤの高密度型エポキシパテを詰め込み、コンバーターは極力軽く作った結果、コンバーターを展開しても後ろに倒れなくなっています。
まだ左腕が残っていますが、とりあえず箱絵のポーズを取らせて見ました。↓
まだ左腕が残っているので、1月中くらいには粗方ケリをつけたいなぁと思ってます。
それから、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。