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2012年10月21日日曜日

懐コンFAINAL オーラバトラー ズワァース 第1回

 お久しぶりです。
 何となく気が乗らないまま更新がストップしていましたが、10ヶ月も経っていました。
 ミニチュアゲームも続けていますし、今度の指輪のスローン・オブ・スカル(40kのキャンペーンと被ってるというのは天さんのブログで知りましたが・・・GWJ、相変わらずですね)にも参加する気満々ですが、復帰1回目のお題はプラモです。
 ゲーム用のミニチュア以外は80年代のロボットアニメのキット(というかオーラバトラー)ばかり作っている僕ですが、以前から気になっている模型コンペがあります。
 懐コンというコンペで、タイトルからもわかるとおりちょっと懐かしいプラモデルを作ろうと言うコンペです。
 いつか参加しようと思っていたら、今回最終回と言う事で、慌てて参加することにしました。
 で、何を出品するかと言うと、現在ゲドを製作途中なのですが、コンペに出品する作品としてはゲドはあんまり地味なので、別のアイテムで挑戦する事にしました。
 と言うわけで白羽の矢が立ったのは↓

 聖戦士ダンバインのストーリー後半に活躍するライバルキャラクター、黒騎士が操るオーラバトラー ズワァースです。
 いかにもボスキャラらしい雰囲気と貫禄を持つオーラバトラーで、オーラバトラーの中ではかなり人気の高い機種で、番組終了後もガレージキット等でたびたび立体化されています。
 また、後にHGABシリーズでリニューアルキットも発売されました。
 そんなズワァースですが、黒騎士が乗るのは31話「黒騎士の前兆」から35話「灼熱のゴラオン」までと、意外と短い登場期間です。
 さて、キットのボックスアートはこのシリーズを数多く手掛けている巨匠 開田裕治氏によるもので、上空にジェット機が飛ぶ雪原(イメージは35話のロシアでしょうか?)で、黒一色のズワァースを良く引き立たせている傑作です。
 そしてキット本体はお馴染みの通りです。↓
 どことは言えないが全体が「コレジャナイ」感じ、ダンバインキットのスタンダードな出来です。
 ただし部分毎に見ていくと、必ずしも悪くない感じです。
 特にシリーズ全体に太目の傾向が目立つボディは、ズワァースに限っては全く問題がないレベルです。
 おかしいのは頭部がボディに埋まりすぎている事、腕が妙に細い事(元のデザインもこの傾向が有りますが)、脛、特にふくらはぎのラインが全体的に何か違う事、と言う具合で、まぁやっぱり全体的なんですが…
 こんな所を修正しつつ可動ギミックを盛り込んで行こうと思います。
 で、とりあえず頭の位置を調整するとこんな感じです。↓
 相変わらずな部分は相変わらずですが、印象はかなり良くなった感じがします。
 そして、作業はこれを一旦バラして各パーツの形状を変更していきます。
 今の所こんな感じ↓
 前述の脛ブロックのラインを修正するべくエポキシパテ(今回はタミヤエポキシパテ速硬化タイプ)を盛り付けました。
 そしてボディ↓
 ここは前述では形状に問題なしですが、関節を増設する為、腰部分で切り離して腰にボールジョイント(以下BJ)の受け、足の軸になるΦ2㎜の真鍮線を仕込んでいます。
 この際BJと軸は位置が干渉するので、ゲドで行ったのと同じく、干渉部分をΩ型に曲げて迂回路を作り、位置決めした後エポキシパテで固めました。
 今回はこんな感じです。
 締め切りは来年の春ですが、モチベーションが高いうちに製作を進めるつもりです。

2012年1月19日木曜日

ゲド 第2回 とりあえず組立完了

製作中のオーラバトラー・ゲドですが、1日にアップした後各所の未組立パーツを組み上げました。
 先ずは定点写真↓

 前回間に合わなかった左腕と背中の4枚の翅をつけています。
 各部の詳細ですが、先ずは背中です。↓ 
 翅の接続法は前作のダンバインと同じく、背中にボールジョイント受けを4個取り付けています。
ディテールが設定画とは違ってしまいますが、翅の角度を自由に変えられるので、機能優先という事でこの形にしています。

 それからオーラコンバーターも少しいじりました。↓
 他の写真も見ていただけると判るかもしれませんが、コンバーターを付け根近くで折り込むように角度をつけて再接着しました。
 設定画を見てもこの方が正しいし格好良いです。
 また、それと共に中央の平板部分で2㎜ほど幅つめしました。
 それからコンバーターの両サイドはダンバインと違ってエッジが入っていますが、設定画を見る限り僕の読み取りではこのエッジは入らないので、軽量化も兼ねて、超音波カッターにて絞り込むように側板を切り飛ばし、0.5㎜プラ板を微妙な曲線に強引になじませながら接着しています。
 側面にはまだディテールがつきますが、それは次回。

 それから左腕、基本は右腕と同じです。↓
 前回書き忘れましたが、手首にはボールジョイント受けの1㎜プラ板を挟み込む際に、スペーサーをかまして手首が内側に巻き込むような角度をつけました。
  設定画には、この方が近いようです。

 それからゲドの数少ないチャームポイント(と、僕は思っています)の脛です。↓
キットの脛はダンバインをややのっぺりした感じのデザインでしたが、抑揚の付け所がダンバインと似たラインをとりながら微妙に違っています。
 脛の先端に峰を付けたり、ふくらはぎのピークを低い位置にするべくエポキシパテを盛ったり削ったりしています。
 とりあえず写真が妥協点といった感じです。

 あと、やや蛇足ですが唯一の武器であるオーラソード。↓
 持ち手はエポキシパテ(高密度タイプ)の削りだし、ソードの刀身はキットの物にペーパーを当てています。
 デザイン画とは似なくなるのですが、この方が僕が納得行きます。

 最後に箱絵のポーズを取らせて見ました。↓
これからは各ブロックの形状を煮詰めていくつもりです。

2012年1月1日日曜日

ゲド1/72 第1回 オーラバトラー ゲド 製作開始

9月を最後に更新がストップしていました。
自分の無精を仕事のせいにしちゃいけないとは思いますが、正直仕事が忙しくて更新の暇(というよりは気力)が有りませんでした。
9月からこっち書く事が無い訳ではないのですが、今更書く気にもならないので直近の事を書きます。

という訳で再開第1回目はプラモデル製作の記事にします。

現在記事をアップしたまま完成してないキットがイデオンとアキレスの2つが有りますが、自分の製作意欲を優先してひとまずこの2つはぶっちぎる事にして、完成させたダンバインに続いてオーラバトラーのゲドを製作する事にしました。

ゲドは「聖戦士ダンバイン」の劇中では「アの国」の国王フラオン・エルフの城に配備されていたオーラバトラーで、敵のボスキャラで「アの国」の地方領主であるドレイク・ルフトから大量に買い上げた物です。
その後ドレイクがフラオンに対して造反した際には整備不良から碌に動かず、また動ける機体もドレイク側の新型オーラバトラーの前になすすべなく撃墜されると言った具合で、劇中それらしい活躍は皆無です。
なぜそんな期待をチョイスしたかというと、この機体が世界で最初に造られたオーラバトラーだからです。(ダンバインはその直後に製作されたという設定で、両者はよく似た特徴を持っています。)
前作のダンバインの経験をフィードバックする意味でも適当だと思います。
という訳で、設定に沿って作って行くのが面白そうだと思った次第です。
キットは本放送(1983年)当時に金型が製作されたもので、以前に作ったダンバインと違ってラインナップ末期に発売されたものです。
箱絵はダンバインと同じく開田裕治氏によるものです。↓

開田氏はキャラ物(というかロボットや怪獣)に芝居をつけたドラマチックな絵を描くのが得意で、このゲドの箱絵も林道を通る敵を迎え撃つべく剣を構えた気合いの入ったポーズで描かれています。(劇中ではヤラレメカも良い所でポーズを決める余裕さえないのですが…)
そうしてこのキットを接着剤の点付けで仮組みしてみました。↓(前から)
(背面)↓


このシリーズは元々の3次曲面主体のデザインのせいも有って全般的にあまり出来が良くないのですが、このゲドはラインナップ末期だった事も有って、前作のダンバインに比べると箱絵とのギャップが少ないようです。
ダンバインと並べてみると結構身長が低いですね。
前にダンバインを作った時に関節の位置をいじったりした為に身長が伸びているみたいです。
そして現在時点はこんな感じになりました。↓
前作ダンバインはここまで来るのに1ヶ月くらいかかった気がしますが、今回は経験値も有ってここまで10日くらいです。

各部を説明するのに当たって、先ずは各ブロックの分割状況を示します。↓
ブロックの数自体はそれ程増えていませんが、各ブロックは別売りのABS製ボールジョイントで接続しています。

ちょっと複雑なのが、骨盤というか腰のブロック↓
両脚の軸としてはΦ2㎜の真鍮線を使っていますが、腰の関節としてボールジョイント(以下BJ)を仕込んでいます。
このままだと真鍮線とBJの軸がお互い干渉するので、以下のような細工をしています。↓
横からだとちょっと見えますが、真鍮軸の方をV字型に曲げる事によってBJ軸との干渉を避けています。

それからもう一つ工夫したのが肩関節で、ダンバインの時には上腕付け根にBJを仕込んでそれを鉄アレイ上のパーツを作って胴体側に仕込んだBJに接続し、その周りに肩パットが被さるようにしていました。
これだと関節がへたるとこの肩パットがずり下がりやすくなるのと、劇中の湖川友謙氏の作画では肩が大きく張り出して描かれており、それを表現する為にも今回は接続を変えてみました。↓
BJ軸を肩パットそのものに接続する方法です。
胴体側は横方向にBJ軸を出し、腕側は上面から下にBJ軸を出しています。
肩パットに見える白い帯は、BJ軸保持の為に仕込んだ1㎜厚プラ板です。

そして膝関節は、脛の裏側がちょっと曲がりにくいデザインなので脛、腿の両側にBJを仕込む2重方式にしました。↓
普通は2重式の場合は通常ボール側を2重にしますが、関節が露出してしまう構造なので受け側のパーツを連結して2重関節としています。

最後は背部のオーラコンバーターの接続ですが、やはりBJを仕込みますが、ダンバインとはちょっと方式を変えています。↓
とまあ、現状はこんな所です。

現状でとりあえず自立します。
オーラバトラーのキットは大きなコンバーターのお陰で重心が後よりになって後にこけやすくなるのですが、ボディ側にはBJの受けを兼ねてタミヤの高密度型エポキシパテを詰め込み、コンバーターは極力軽く作った結果、コンバーターを展開しても後ろに倒れなくなっています。
まだ左腕が残っていますが、とりあえず箱絵のポーズを取らせて見ました。↓
まだ左腕が残っているので、1月中くらいには粗方ケリをつけたいなぁと思ってます。

それから、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。